最新の映画で「大名倒産」という映画が公開され話題になっているらしい。
ストーリーは、今まで、普通に暮らしていた若者が、ある時に、急に大名の跡継ぎだったことが分かり大名になるという話で、かつ、その大名には大金の借金があり、倒産寸前で、大名になったが、けちけち生活を送るという筋書きであるらしい。
私はその映画に興味があったわけでなく、新聞にそれに関して「江戸時代のエコ技術」という記事が載っていたのに興味をひかれた。
読んでいると、私が五歳くらいの戦後間もないころには、この絵と同じようなことが毎日の生活に見ていた事を思い出しました。
例えば、1960年代はまだ、家のそばで、路上で、鋳掛屋さんが商売していました。
アルミ製品が高価だったので、例えば、アルミ鍋は穴があいたら、修理して使っていました。
穴のあいた鍋などを修理する商売が鋳掛屋です。
さらに、それ以前の1950年代だと、下肥回収屋さんがいた。
江戸時代は桶を担いでいたらしいが、戦後間もないころは、大都市の近郊の農家が牛車で街中の住宅から、下肥を組んで農業用の肥料にしていた。
私も幼なかったが、牛車に下肥を入れる樽を積んだ様子のかすかな記憶がある。
現在は、日本も低成長の時代に入ってきたので、あの頃のように、ものを大事にする社会を取り戻す必要があるように思います。