・・・卑弥呼の頃は日本には牛馬がいなかったと魏志倭人伝に書いてある、考古学的にも、そのことは正しいらしい。
さすれば、何時頃から日本で馬を飼い始めたかというと、古墳時代中期、百済と国交ができ始めたころが最初らしい。
今の大阪府四条畷市付近から、馬の骨や馬を飼っていた渡来人集落の遺跡が発見されている。
何故、四条畷市かと云うと、古代の上図のように、朝鮮半島から、航路を北九州、瀬戸内海、大阪湾、とやってきて、奈良盆地に入るために、最初に上陸するのが、今の四条畷市付近である。
大阪市は水深の浅い、大きな潟だったので、古代の河内湖の奥の港だったところが四条畷市です。
そして、それから、時代が下って、奈良時代になると、律令制度のもとに、軍用や民生用に、国家として、日本全国に、牧場を作り、牛、馬を飼い出しました。
上図は律令下に於かれた全国の国営牧場の分布図です。
何故か、信州、上野、武蔵の国に牧場は多い。