小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

積丹岳遭難死から考える オタモイ海岸

2013-01-14 19:40:32 | インポート
今日の北海道新聞の記事から。



ホワイトアウトの状況では、頭で考えたとおりにコトを進めることは極めて難しいはずですが、
そんな極限状態にあってもなお雪庇を踏み抜いたことを単純ミスと言えるものなのでしょうか。
さすがに救助隊を責めるのは酷なような気がします。
自己責任と公的救助のバランスをどこで取るべきなのか、あらためて考えさせられました。

ちょっと話は違うのですが、小樽市内にあるオタモイ海岸に思いを巡らせてしまいました。

国定公園にも指定されている名所オタモイ海岸。
切り立った崖につくられた小道を奥に進むと積丹半島の絶景を見渡すことのできる
ポイントがあるのですが、落石の危険があるため現在立入禁止になっています。




海外でよく見かける看板「ENTER AT YOUR OWN RISK!」
自己責任でどうぞ、は日本では通用しません。

奥入瀬渓流事件の判例でも分かるとおり、管理者の賠償責任が問われる可能性が極めて高く
小樽市はバリゲートを設置し立入禁止の措置を取っていますが、観光事業を推進する市にとって、
観光客の回遊性を高める上でもあまりに惜しいポイントです。

安全確保を図ることは、即ち行政コストに跳ね返ります。
国定公園内であり道の治山事業。
安全確保のためにどれだけお金を掛ければいいのか、さらに将来その安全を維持するために
どれだけのお金を掛かるものなのか。
みんなが納得できる額ならいいのでしょうけど・・・。

つまるところ、観光事業と行政コストとのバランスをどこで取るべきかということなのでしょう。




本質を見抜く考え方

2013-01-14 16:01:11 | インポート
図書館で借りた本。

本質を見抜く「考え方」 中西 輝政



正しい「ものの見方、考え方」というのは、できるだけいろいろな立場や視点からものごとに光を当て、曇った眼鏡や色眼鏡、歪んだレンズでものごとを見ないようにすることから始まります。
そのために何が大切かというと、すでにできあがっている他人の考え方に染まらないで、いかに「自分の頭」で考えるかということです。

日本が誇る国際政治学者が初めて明かした、世の中の「真実」に迫る実践的思考法!「ほんとうのこと」を正しく判断するための「ものの見方、考え方」。