言葉もない

第１子を出産して５日後に退院したが、帰宅後、その日のうちに頭痛の症状があり、具合が悪くなった。
退院した札幌の病院に連絡をとり、受診できないかと相談したところ、一旦退院したのだからほかで診てもらってほしいと断られた。
休日だったため、市内の救急病院を受診し、薬をもらって自宅に帰り様子をみていたが、状態は悪化、次第に呂律が回らなくなり、痙攣の症状が出たため、救急車を呼んだ。
脳外科に搬送され受診したところ、脳出血の疑い。
瞳孔が開き危篤となり、そのまま５時間に及ぶ緊急手術となった。
しかし、術後も意識は戻らず、翌日未明３６年の短い生涯を閉じた。
あまりに呆気なく突然過ぎる出来事。
父になる喜びに溢れ、家族との明るい将来を思い描いていた彼は、一転して絶望の淵に立たされてしまった。

「妻も本当に頑張ったのですが、頑張りすぎたのでしょうか」
電話の向こうで嗚咽を漏らす彼に、自分にはかける言葉すら見つからなかった。

「Pretender」 PENTATONIX

ライブなのにハーモニーが崩れる部分を微塵もみせない。
圧倒的な実力にただ聴き入ってしまう。

「Pretender」　Official髭男dism（2019） /　PENTATONIX


日本語の発音も素晴らしい。

きみとのらぶすとーりー

かんじょうのないあいむそーりー

細部にまでこだわって歌っているのが分かる。

耳の感度が抜群にいいのだろう。





彼らの曲作りからは、楽曲オリジナルそのものへのリスペクトが伝わってくる。
それが世界中のファンを魅了してやまないのだろう。


Pentatonix - Pretender (Audio)