小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて19年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

頭の回転の早さ

2021-11-08 05:56:33 | 将棋
ビデオ録画していたNHK将棋トーナメントを鑑賞。
渡辺名人対郷田九段、解説が羽生九段という豪華な布陣。
 
角換わりから、先手の郷田九段が一瞬の隙をついて端攻めから手を作る展開。
 
飛車切りから細い攻めを繋げて、見事に一手勝ち。
 
途中▲1一角が妙手。
郷田九段の決断良い踏み込みが印象的だった。
 
そして、羽生九段を交えた対局終了後の感想戦がファンにとっては垂涎モノ。
 
 
三者とも手が見える見える。
検討の進め方が早い早い。
一流プロたちの頭の回転の早さよ。
 
感想戦で郷田九段が指摘したのは、▲3三歩成と金を取ってから▲4五銀と桂馬の効きへただ捨てする筋。
対局を指し進める中で見えたという。
ヒェ~。
角取りを放置して、なおかつ、相手の銀桂のきいている4五へのただ捨てとは。
これでぴったり攻めが繋がるのだから驚き。
△4ニ歩と受けると、▲3三角成から▲3五香の筋で後手玉は捕まっている。
渡辺名人、羽生九段とも瞬時にいくつかの変化を確かめ、すぐに納得していたのがさらに驚き。
こんなスピードで手を読み、局面が見えているのだな。
一流プロは別世界だ。
 
では、これほどの一流棋士たちが舌を巻く藤井聡太三冠とはどれ程なのか。
アマ二、三段レベルの自分ごときからすると、異次元過ぎてもう訳が分かりません。