土日連チャンの試合のせいで体がガチガチ。
とりあえず朝ランはするも、30分走ったところで歩いてしまった。
疲れがたまってるのが分かる。
筋肉痛もおそらく今日がピークだろう。
日曜日試合のあと、チームメイトのこーたろうとしゅんと
はじめて駅前ドーミーインのお風呂に行ってきた。
4時前だったせいもあって、3人だけの貸切状態。
サウナもあるのだが、誰もいないせいか温度も高くてグッド
「僕、サウナで負けたことないんっすよ。」
こうたろうが話しだした。
サウナが大好きで、自称「サウナー」だそう。
ん?サウナって勝ち負けあったか?
「もちろんっすよ。サウナは男同士の真剣勝負っすよ。」
とわけのわかんないことをいう。
こうたろういわく、昨年、国体で同じホテルに宿泊していた東京代表チームと戦い、
ラグビーの試合では完敗だったそうだが、サウナでは完勝だったという。
「試合の夜、サウナで仕返ししてやりましたよ。
あいつら、ほんとラグビーは上手くて、正直かなわないなって思いましたけど、
サウナに関しては、ぜんぜんガサかったっすね。
試合のかりをサウナでばっちり返しておきました。
サウナでボコってやりましたよ、ほんと楽勝でしたね。わははは。」
こうたろうによると、サウナの勝負というのは、どれだけ長く入っていられるか、ということらしい。
先に出たほうが負けだというのだ。
勝負を挑んでくるのは、相手の気配で分かるという。
チラチラと視線を感じるのだそうだ。
「僕、必勝法あるんすよ。」
ん?必勝法。
何でも、勝負を挑んでくるヤツは、自分と砂時計とを交互にチラ見してくるのだそうだ。
「まず、そいつがどの砂時計を見てるのかを察知するんすよ。」
へー、入口のところに砂時計あるよな。で、どうすんの?
「相手がみている砂時計が終わりそうになった頃合いを見計らって、おもむろに時計をみたり、
顔や頭をピチャピチャしたりして、急に
ソワソワしはじめるんすよ。」
ほう。
「そして、砂が全部落ちたところで、そのソワソワを
マックスにするんすよ。」
・・・・。
「そしたら、相手はこっちがそろそろだなと油断するんすよ。」
・・・・。
「そろそろ出るな、と相手が油断したところで、、」
うんうん、
「そこで、おもむろに目をつぶって
瞑想し始めるんすよ。
ピタっと微動だにせずに。微動だにしない、これポイントっす。
そしたら、そこで相手はだいたい諦めて出ていくんすよ。
僕の編み出した必勝法ですよ。わははは。」
こうたろうの話は続く。
「サウナならジャパンに入れると思うんスよね、僕。サウナージャパン、かっこいくないっすか?」
・・・・・。
「でも、そんな僕でも、この前まったく歯が立たなかっためちゃめちゃすごいおやじがいたんすよ。
で、そのおやじのことなんすけど・・・・・・」
ふー、あつー。
ごめん、おれ先に出るから。
さすが、サウナー