昨日ブログに投稿した庭に咲いたは花々を花入れに活けてみました。絶滅危惧種のクマガイソウ・・・。雨の中での採取のため濡れているのも情緒がありますね。同じく牡丹・・。帰宅した家内のチェックが入りました。むむ~、なるほどね。さて魑魅魍魎たる作品群の平福百穂の作品ですが、とくに松を描いた作品には工芸品(印刷、もしくは手彩色)も多くありますので要注意です。このたびは筋の良さそうな作品を入手しましたので紹介し . . . 本文を読む
本日紹介する作品で6作品目となる小泉斐(こいずみ あやる)という画家は、江戸時代後期(明和7年3月 1770年4月~嘉永7年7月5日 1854年7月29日)の絵師で、とくに鮎図が有名です。最近まではその評価の基準として鮎が一匹20万円とか・・・。当時から鮎を描くことが有名であったようで、数多くの制作の依頼があったらしく、その画料としてなんらかの基準があったのでしょう。*なんでも鑑定団にても鑑定され . . . 本文を読む
福田豊四郎の初期の作品には数が少ないですが、水墨を主体にして描かれた作品があります。本日紹介する作品はほぼ水墨画と称していいような作品ですね。渓流釣人 福田豊四郎筆 その179紙本水墨淡彩軸装 軸先本象牙 合箱全体サイズ:横450*縦2000 画サイズ:横320*縦1340 福田豊四郎は15歳で画家を志し、17歳で東京の日本画家・川端龍子に師事しています。その2年後には、龍子の勧めで京都に行き土田 . . . 本文を読む
本日は中村岳陵の作品紹介です。*下記は福田豊四郎の作品、古九谷の作品と一緒に展示した時のものです。中村岳陵は日本画の蒐集には欠かせない画家のひとりですね。竹 中村岳陵筆 その13紙本水墨金彩軸装 軸先象牙 共箱二重箱軸装サイズ:縦1350*横620 画サイズ:縦360*横420中村岳陵の画歴は下記のとおりです。*****************************中村岳陵:明治23年3月10日 . . . 本文を読む
本日はお気に入りの作品である福田平八郎の作品紹介です。釣り好きであったとされる福田平八郎は鮎は好きなモチーフだったようです。 お気に入りの作品 遊鮎 伝福田平八郎 昭和40年頃紙本水墨額装 共シール 一部布タトウ額サイズ:縦*横 作品サイズ:縦*横よく知られている着色の作品ではなく、本作品は水墨一色で渓流の鮎を描いた作品です。同構図で着色された作品では下記の作品があるようです。参考作品: . . . 本文を読む
本ブログにときおり登場する奥村厚一の作品の紹介ですが、リメイクの投稿となります。新たな蒐集というよりもここ最近は蒐集した作品の整理がメインとなってきています。蒐集した作品数が4000点になると整理が必要になりますね。リメイク 早春 奥村厚一筆 その9紙本着色額装 軸先象牙 共箱 *中京表装 飯田竹仙堂全体サイズ:縦1440*横661 画サイズ:縦439*横521日本人であれば、いつかどこかで見た風 . . . 本文を読む
掛け軸の人気は本当に廃れたようで、本作品はインターネットオークションにて500円からの出品であり、落札金額も3000円程度という安さです。出品者はもっと高く手放したかったようで落札希望金額はもっと高く、一度は出品を取り消しており2度目の出品でした。このような廉価で貴重な作品が散逸されるのは歯がゆいものがありますね。賛からこの作品は釧雲泉の亡くなった年に描かれたもののようです。文化辛未夏山水図 釧雲 . . . 本文を読む
先週末には息子と家内でプールにて泳いできましたが、金づちの小生はいい運動になりました。一方で息子はクロールと平泳ぎで25Mは確実に泳げるようになったようです。スケートに水泳、スキーと年甲斐もなく再開する羽目になっています。さて本日は絹本に着色された蓮の花と共に得意な「泳げる?鯉」を描いた珍しい黒田稲皐の作品紹介です。本ブログにて黒田稲皐の「その8」となった群鯉の作品ですが、非常に出来の良い作品とな . . . 本文を読む
一瞬、本作品は贋作か?と疑いましたが、しばらく考えた末に真作と判断して入手したものです。入手金額は5万円ほどでした。春山景図 平福百穂筆 大正7年 その140紙本水墨淡彩軸装 軸先骨 誂箱 全体サイズ:縦2290*横690 画サイズ:縦1550*横550 大正期の平福百穂の山水画の特徴が良く出ています。この山水画が昭和期には円熟し、近代南画として確立されていきます。款記には年季が記され、また印章に . . . 本文を読む
遠州流の茶道を習っている家内が購入した作品の紹介(2025年1月)です。この度新たに判明したことを末尾に追記しています。湛圓 小堀宗明筆 その3水墨軸装 茶掛 誂箱 全体サイズ:横310*縦2000 画サイズ:横295*縦1203描いている「湛圓」の出典は不明・・。まだまだファンの多い小堀宗明氏・・、来歴は下記のとおりです。*******************************11世小堀宗 . . . 本文を読む
西郷南洲の書というか、西郷南洲の書く漢詩の内容が好きなこともあり、西郷南洲の書を観てみて、これはなんとなくいいかな?と感じた作品を入手しています。もちろん真贋は分からずじまいですので、ガラクタの数だけが増えていますが・・・。今回も表具の痛んだ状態で何が書いているのかも相変わらず分からずで入手し、入手後にいろいろと調べてみて、ああそういうことかと少し内容が解ってくる次第です。*上記写真は展示室での撮 . . . 本文を読む
福田豊四郎が父と母の結婚を記念して描いた作品。その作品に感動した母方の実家でもう一作、ほぼ同じ図柄のふたつ目の作品を依頼したそうです。本作品はその母方の実家で所蔵していた作品です。
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表具には時として驚くような美しさがあるものです。整理しながら作品を鑑賞してみるとときおり表具に関心してしまうことがあります。晩秋 平福百穂筆 絹本水墨淡彩軸装 軸先水晶 共箱全体サイズ:縦2200*横550 画サイズ:縦1200*横410すでに紹介している作品なので、詳細は省きますが、「晩秋」という絵の題材にふさわしい表具となっています。共箱の誂えとなっています。 改装して不要になった表具材はいろ . . . 本文を読む
本日の作品は説明なしでの投稿記事です。三保富士図 寺崎廣業筆紙本水墨軸装 軸先 合箱二重箱全体サイズ:縦2150*横610 画サイズ:縦*横昭和15年東京美術倶楽部開催「某大家御蔵品入札」売立目録掲載作品 昭和15年東京美術倶楽部開催「某大家御蔵品入札」売立目録掲載作品であり、落札金額「1,050円」は現在の150万円ほど。 . . . 本文を読む
福田豊四郎の戦前の作品には出身地である秋田県小坂町中心の渓谷を題材にした作品が数多くあります。京都での修業時代にも渓谷を描いた作品もあるのでしょうが、基本的ノスタルジア溢れるその作風は郷里を思い描いたものと推察されます。下記の作品は古くから実家にて所蔵していた作品で、母が玄関に長く飾っていました。本人から父に譲られ、さらに母から当方に譲られたものですが、福田豊四郎の原点と言っていい作品でしょう。秋 . . . 本文を読む