本日は伊東深水らしき作品の紹介です。「らしき」というのはあくまでも真作とは断定できていない、もしくは断定できないということですのでご了解ください。当方では真作を求める登竜門としての位置付けの作品としています。楽屋 伝伊東深水筆 その9紙本水彩額装 共シール付 浜田台児鑑定シール タトウ+黄袋F20号程度 全体サイズ:横920*縦830 画サイズ:横700*縦610真作ならば伊東深水の作風でこの作品 . . . 本文を読む
明日より帰郷となります。そこで同郷の画家の作品紹介ですが、本日紹介する作品は福田豊四郎では珍しく猿を描いた作品です。渓谷の猿 福田豊四郎筆 昭和13年頃 その163紙本着色額装 タトウ入+黄袋F8号程度 額サイズ:縦643*横555 画サイズ:縦475*横385本作品を描いたのは昭和13年頃と推察していますが、福田豊四郎の初期の頃の作品となります。この頃の作品で状態の良い作品は珍しいと思います。し . . . 本文を読む
*本作品は改装した「リメイク」の原稿が誤って先に投稿されました。一年分に近い原稿の下書きがあるため、未整理のままの投稿してしまうというミスをしてしまいました。「落款の「寫」の字が「日」になっているが、本来は「目」になっているはず・・。」という趣旨の投稿は「リメイク」でも記述しています。このことなどの重複している部分は修正しています。山水図 伝円山応挙筆・皆川淇園賛 その4 絹本水墨軸装 軸先木製 . . . 本文を読む
本ブログにおいては女性を描いた作品をメインに紹介している木下孝則の作品ですが、他に薔薇などの静物描いた作品はひと作品のみで、基本的に女性を描いた作品だけを蒐集しています。先日の思文閣での入札会には薔薇を描いた作品が5万円から入札開始価格設定でしたが、あいにく女性を描いた作品は出品されていませんでした。長椅子のドレスの女性(仮題) 木下孝則画油彩額装 左下サイン 誂:黄袋+タトウF6号 額サイズ:縦 . . . 本文を読む
青磁といってもいろんな産地や製作の時代があって、それを素人が判断するのはむずかしい、というよりほぼ不可能のようです。この度入手したのは飼っているメダカを鑑賞するのによいと思って入手したもので、要は風情があればなんでもよかったのですが・・。ちなみに金魚は横から、メダカは上から鑑賞するのがよいとか・・・??メダカを入れてみたら意外に端の反った部分に隠れてしまいました。徐々に慣れてきて中央部分を泳ぐよう . . . 本文を読む
展示室の2階には入手した木彫の作品を並べて展示しています。左から高村光雲作の「大日如来」、平野富山作の「毘沙門天」、そして本日紹介する作品です。掛けてある絵は伝藤田嗣治の「子猫」・・。どれも怪しげな作品ばかりですね。贋作考 寿老人作 伝平櫛田中作底に銘「百翁中」 共箱高さ290*幅150*奥行130当方には平野富山作の「弁財天」、「毘沙門天」、「恵比寿様」があり、平櫛田中作の「大黒天」、「恵比寿様 . . . 本文を読む
庭に咲いている絶滅危惧種とされるクマガイソウ。そろそろ数多く庭に咲き始めました。基本的に日陰に植生するようです。茶室の前の松の下に多く自生しています。クマガイソウを眺めながら一服は今の時期ならではですね。一輪採ってきて観音様の脇に活けてみました。使用した花瓶はデルフト焼・・。名前に日本故事に由来のある作品に、海外のデルフトは不釣り合いとは思いましたが、なかなか似合うようです。本日紹介する作品は、郷 . . . 本文を読む
最近の異常なほどの暑さに家の庭の花も今年は早い・・・、ピンクの牡丹に続き紫色の牡丹も満開になりました。いつもの年より2週間は早いかな?二本の牡丹の木が満開です。ピンク→紫→白の順に毎年咲きます。オールドノリタケの花瓶に生けてみました。牡丹はすぐにしおれるのですが・・。本日紹介する作品は入手が難しいとされている棟方志功の肉筆作品・・・??? 恐れ多くもかなりの確率で真筆ではないか . . . 本文を読む
温かくなってくると元気なので、我がメダカ・・。今回の冬を無事に乗り切ったようです。品種はいろいろですが、今回の水換えで黒(黒龍)、赤(ヒメダカ)、 幹之 などを選別しておきました。他にも白メダカやらたくさんいますが、ちょっと増えすぎていますので、今年は調整かな・・。さて本日の紹介作品です。廣永窯の茶碗とされるものですが無銘で合箱に収められていた作品であり、家内が選んだ作品です。初期の廣永窯の作であ . . . 本文を読む
木下孝則としては実に官能的な作品というか実に美しい作品です。肢からの肢体の美しさは筆舌に尽くしがたい・・・・。裸婦(その2) 木下孝則画 その27油彩額装 右下サイン 誂:黄袋+タトウ F10号 額サイズ:縦695*横770 画サイズ:縦455*横530木下孝則の裸婦図は例外もあるのだろうが、顔を描いていないものが多い気がします。木下孝則は脚フェチ・・・・??? 脚というより足首より下と . . . 本文を読む
テレワークにて机に向かっていると茶のお稽古から帰宅した家内が階下から大声で「なんか花瓶ない!」と声を張り上げています。何事かと思ったら、義母が育てていた鉢の花を花瓶に生けたいらしい・・。ちょっと大きめの花のようなので手元になく、屋根裏の作品保管場所から一番手前にあった花瓶を持ち出し、その作品に義母が花を活けて応接間に飾りました。*上記写真の衝立の作品は篁牛人、壁に掛けている作品は寺崎廣業の作品です . . . 本文を読む
庭に花が咲き始めました。牡丹は毎年のようにピンクがまず咲き始めます。めしべの見えないという?特徴のある椿・・・。さて本日の作品紹介です。福田豊四郎は52歳の時の昭和36年(1956年)4月よりアジア連帯使節団(団長・谷川徹三)20名の一員として、インド・エジプト・ヨーロッパ・ソ連・中国・ベトナム・北朝鮮を訪問しています。戦後に敦煌を訪れた最初の日本人だったようです。この時の海外渡航の際に描いたスケ . . . 本文を読む
先週末には近場で桜見・・。さて本日は市場にはなかなか見受けられないという?杉本健吉の肉筆画・・。とくに油彩画などは珍しいようです。花生 杉本健吉筆 紙本水彩額装 右下印章 誂タトウ+黄袋 P4号 全体サイズ:縦500*横373 画サイズ:縦333*横210杉本健吉は1962(昭和37年)年の57歳での沖縄(当時はアメリカ占領下)旅行を皮切りに、インド、中近東、南ヨーロッパに初めて海外旅行し、96 . . . 本文を読む
最近展示した平櫛田中にちなむ作品では、義母の干支にちなんでしばらく展示室に飾っていた平野富山作の作品があります。横綱牛 平野富山作 その4共箱本体:幅470*奥行160*高さ315 重さ4485g北向きの窓とはいえ、陽の指す場所に長時間にわたって飾っておくと極彩色の作品は退色するので、展示は頻繁に替えており、今回は修理が終了してきた下記の作品を飾ってみました。義母に依頼していたカバーもまた出来上が . . . 本文を読む
鯛を描いた作品で著名な中村左洲ですが、中には美人画や主に海岸を描いた作品にも秀作があります。夏の海岸 中村左洲筆 絹本水墨淡彩軸装 軸先骨 合箱 全体サイズ:縦1875*横532 画サイズ:縦1132*横355 中村左洲という人は、周囲の好意がなければ画家にはなれなかったかもしれません。幼くして両親をなくし、一家のために働きながら絵筆を捨てないということは、よほど強い想いがあったに違いないですが、 . . . 本文を読む