聖観音像の標識としてもっとも見分けやすいものは、頭上、頭髪部の正面に化仏(けぶつ)と称する阿弥陀如来の小像を置くことで、この点は千手観音など他の観音像にも共通した特色です。 . . . 本文を読む
えびす講は各家庭内での祭祀の意味も持ち、東日本では家庭内祭祀の意味合いが強くとか。また東日本では商業漁業の神としてのみならず、農業神として崇める傾向が西日本よりも顕著とのこと。 . . . 本文を読む
11月の週末は箱根まで一泊。家内の急な旅館の手配ですが、ちょっと古風な*旅館に泊まりました。木戸孝允、大久保利通、三条実美らの書に囲まれた特別部屋?に泊まりましたが、その旅館の紹介の図録に寺崎廣業の作品が紹介されていました。 . . . 本文を読む
円山四条派の流れをくむ写生体で平福穂庵の魅力一杯の水墨作品。平福穂庵は、明治時代前半の日本画の混乱期に近代日本画の方向性を示した先駆者の一人であり、写生を重んじるその精神は、子の平福百穂に受け継がれていきます。そして、平福穂庵がつけた中央画壇への道筋を足掛かりに、寺崎広業や平福百穂がその才能を開花させたと言えるでしょう。
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伊勢では、左洲といえば鯛の専門画家のようにいわれることがあります。 それは、左洲が漁師でもあったこと、 魚類は円山四条派の重要な写生対象であったこと、 鯛の絵は吉祥画として多くの需要があったことなどが主な理由でしょう。
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「獅子身中の虫」とは身内や自身の中に、思わぬ悪いものが潜んでいたり、裏切り行為のことを表します。これは獅子の身体に寄生する虫により、獅子の命をも脅かされることからきた言葉です。どんなに大きく強いものでも、内部の裏切りや悪いことから身を滅ぼすことにもなりかねないということです。
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