美人図 伝九条武子筆

教育者・歌人としていられる九条武子が上村松園に絵を習っていたという事実を知っている方は意外に少ないと思います。九条武子はＮＨＫのドラマで改めて有名になった「柳原白蓮」らとともに大正三美人と称せられ、才色兼備で知られる女性です。 . . . 本文を読む

葡萄図-１７ 天龍道人筆 その２８

恵比寿・大黒を描いた柴田是真もまた数度に渉って結婚し、置いてなお元気で晩年に子まで授かったという。元気で長生きに勝る人生はない。 . . . 本文を読む

紅梅図画賛 藤井達吉筆 その１３

「ふるさとにも　はるはきにけり　さにはにも　うぐいす　きなき　たのしきものを」。掛け軸の愉しさが味わえる逸品。 . . . 本文を読む

躑躅 福田豊四郎筆 その４８

「茄子」、「鉄線」、「薔薇」、「蜜柑」、「メロン」、「夏蜜柑」、「さくらんぼ」、「蓮」・・・福田豊四郎の色紙の作品。 . . . 本文を読む

草庵春景 伝正岡子規賛画

正岡子規や夏目漱石の二人は両者とも絵を描きましたが、その現存する作品数は非常に数が少なく、両者の人気や知名度が高いがゆえに贋作が多いようです。本作品も下記の説明のように真作の可能性は低いものですが、木島櫻谷の展覧会出品作を酷評した夏目漱石が正岡子規の絵の作品を評した内容に興味を惹かれ本作品を投稿した次第です。この点をご理解いただいての投稿ですのでご了解ください。 . . . 本文を読む

急灘 木島桜谷筆 その４

よく作業していた男集が「家の山神様が怖い」というのは自分の奥さんのことです。 . . . 本文を読む

寺崎廣業の美人画＆修理完了した花笄

寺崎廣業の美人画は当時から人気が高く、それゆえに贋作も多いとのこと。贋作だろうと判断して、今回の引越しでの処分対象になっていた作品を改めて見てみました。 . . . 本文を読む

銀河釉 茶碗 中尾哲彰作 その６

骨董は自然の産物を人間の手を経てどういう作品になるかで大きくその使用価値が決まるものです。ブランド品とはまったく違う産物ですね。 . . . 本文を読む

茶

相変わらず引越しの片づけで右往左往しているとなにやら茶室の入り口に張り紙が・・。 . . . 本文を読む

初雪 松本一洋筆 その３

京都に生まれた松本一洋は歴史画を得意としており、古典の文学を題材にする歴史風俗画、近代的な大和絵の創造を制作し続け、その高い想像力を用いた美しい作品をこの世に多く残しました。 . . . 本文を読む

源内焼 その７０ 三彩揚羽蝶型小皿五客揃

源内焼の真骨頂の小さな器群のひとつです。蝶の舞う下で菓子皿に使いながらのコーヒーを一杯というのには最適だと思いませんか？ . . . 本文を読む

享和小陽山水図 十時梅崖筆

山水画の中に身を浮かべてのんびりとしたいものです。 . . . 本文を読む

氏素性の解らぬ陶磁器 古染付？ 青花文六寸皿

古染付の真髄はあくまでも「味」・・・。この染付の絵柄は何を描いたかという疑問はまったく関係ないもの・・。きっと○○・・に宝尽くし・・。 . . . 本文を読む

忘れ去られた画家 暮色 川村曼舟筆 その４

「牀前（寝台）月光を看る　疑うらくは是地上の霜かと　頭を挙げて山月を望み　頭を垂れて故郷を思う」（唐　李白　「静夜思」）という漢詩が夕刻の情景ながら思い浮かぶ作品ですね。ちょっと部屋を片付けて、壁に故郷の情景を思い起こすような掛け軸でも掛けてみてはいががでしょう。 掛け軸を見ながら熱々のサツマイモを頬張り故郷を思う。 . . . 本文を読む

蓬莱図 無落款→希齋筆

中国神話等では、背中の甲羅の上に「蓬莱山（ほうらいざん）」と呼ばれる山を背負った巨大な亀の姿をしています。 . . . 本文を読む