夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

 桜狩 池田焦園筆 その2

2016-04-30 05:22:06 | 掛け軸
「翌年1902年(明治35年)ごろに「桜狩」を発表して画壇デビュー。この頃より同門であった池田輝方と相思相愛の間柄となり、学業を放棄。」という記述があり、池田焦園・輝方の夫妻には特別な意味がある題名かもしれません。男の女の関係にはいろんな彩があるものです。 . . . 本文を読む

美人図 池田輝方筆 その2

2016-04-29 00:05:55 | 掛け軸
池田輝方は師えある鏑木清方の立会いの下、池田(旧姓:榊原)蕉園と婚約するも、自身は直後に別の女性と失踪、さまざまな曲折ののち、蕉園とは明治44年(1911年)に結婚したそうです。 池田輝方と池田焦園は紆余曲折後に結婚していますが、結婚後は仲睦まじく、池田焦園が病気の際は池田輝方は懸命の介護をしたそうです。 . . . 本文を読む

氏素性の解らぬ作品 白化粧彫絵山猫文大皿 伝バーナード・リーチ作(作者不詳) その4

2016-04-27 00:09:56 | 陶磁器
バーナード・リーチは日本のみならず陶磁器の近代史には欠かせない人物であり、その人となりを調べていくといろんなことが解ってきます。作品の好みではなくバーナード・リーチを知らずして近代陶芸を語ることはできないと思います。 . . . 本文を読む

前赤壁之賦 奥原晴湖筆 その3

2016-04-26 00:05:23 | 掛け軸
地の間にあるものには、おのおの主人がある、いやしくも自分のものでないものには、手を出してはならない、ただ江上の清風と、山間の明月とは、その音を自分の耳で聞き、その姿を自分の目で見てよい、自分のものにしても差し支えないし、使ってもなくなることはない、自然が作りだした無尽蔵のものは、誰でも遠慮することはないのだ。 . . . 本文を読む