夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

雪中訪友図 木下逸雲筆 その4

2017-02-28 00:01:00 | 掛け軸
長崎画壇興隆の基礎を築いた逸雲の自信はたいしたもので、 慶応2年(1866)4月、諸国の名勝を探ろうと京阪・江戸に漫遊した際、江戸から長崎の門人に送った書簡には「長崎の南画、当時日本第一、他に見るべきものなし」と書いている。 . . . 本文を読む

最近の展示

2017-02-19 00:01:00 | その他
休日ということで展示室のスナップ写真です。作品の保存は目に付く場所に積み上げては興ざめするものです。自宅に所狭しと作品を置いてあるのは収集家としてするべきことではありません。作品が死んでしまいます。 . . . 本文を読む

唐美人図 伝長澤芦雪筆 その1

2017-02-03 00:01:00 | 掛け軸
応挙の元、修業中のある冬の朝、芦雪は寒さで張られた氷の中に閉じ込められている魚を見かけます。その帰り道、氷が溶け先の魚が自由に泳いでいる姿に目を奪われます。その話を応挙にしたところ、「苦しい修業時代も段々と氷が溶けるが如く画の自由を得るものである。」と諭されて以来、この印章を生涯使い続けたといわれています。この印を「氷形印」と称する理由は前述のとおりです。一説には前記述は作り話ではという説、芦雪自ら欠いたのではという説もあるようです。 . . . 本文を読む