夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

山水図 狩野養信筆 その3

2013-06-29 06:15:20 | 日本画
一昨日は取引先の銀行の方と投資についての雑談をしました。やはりこれからは定期預金などの預金よりも、日本人は投資というものを覚えていかなくてはならないという話になりました。少額の投資の税制優遇も微々たるものながら、政府の方針も見え隠れしています。円への不安もあり、外貨へのリスク分散など自分で運用を考える時代のようです。 さて。一昨日は同僚と麻雀、昨日は会社に近いところからの元同僚からの麻雀の誘い、久方ぶりに赤坂で麻雀でワイワイガヤガヤ。続くときには続くものです。 さて、本日はまくりの作品です。週末には神田あたりでいい額がないか探して回ろうかと思います。 . . . 本文を読む

錦秋 利倉群青筆

2013-06-28 05:09:56 | 掛け軸
骨董というものに対する日本人の考え方の中で一番問題なのは時間軸が短いということです。代々伝えていくという概念があまりのも淡泊になっています。相続税ということもあるでしょうが、いいものを長くではなく、いいものをお金に変えるという意識が強すぎる点です。 日本人はビジネスにも遊びにもスピードが一番。遅いこと、時間を費やすと言うことは悪とさえ考えるようになっています。 ビジネスにおけるコスト意識が人々の美意識に昇華させるほど日本人の生活は変化したように思います。だから孫子の代まで長持ちするような家具より、備え付けの家具のほうを好むようになっている。家具も家も30,40年持てばいいほどの発想しか浮かばないので物凄い浪費をしているのに気付かない。 消費優先の世の中で、自分というスタンスを生活の中ではしっかり持ち続けないとつまらない人生を過ごすことになります。景気回復には消費優先にどうしてもなります。目先のものばかりに消費が向き、本来大切にすべきものを壊していく、そんな風潮が強すぎます。 蔵というものもなくなり、座敷というものもなくなり、床の間というもののなくなり、掛け軸というもののなくなり、家具というものがなくなり、何を残そうというのでしょうか? スマートフォン? 高級時計? 高級車? . . . 本文を読む

高蒔絵刀掛

2013-06-26 05:08:41 | その他
昨日は浦和で家内と待ち合わせ、久方ぶりに鰻を食べに「満寿家」に行きましたが、改装中であの古い家の小路を通っての離れは無くなっていました。とても残念です。どうしてこうも簡単に古くていいものをなくしてしまうのか私には理解に苦しみます。 . . . 本文を読む

蜜柑 福田豊四郎筆 その19

2013-06-16 06:10:02 | その他
前回投稿しました「夏蜜柑」と近似した作品です。福田豊四郎氏の色紙の作品は非常にいいものがあります。作品が市場にでることが少ない画家ですし、とても品格のある作品で、飽きがきませんので、機会がある方は購入されたらお得かと思います。秋田の骨董店ではときおり作品を見かけることがあります。 . . . 本文を読む