本日紹介する作品は下記の写真にあるように、表面材を屋久杉で作った棚(残念ながら屋久杉のムクのものではない)に飾った平野敬吉(富山)作の「大黒天尊像」です。二俵上福聚大黒天尊像 平野敬吉(富山)作 その7 像脇「敬吉拝刀」彫銘 像底「大黒天尊像 敬吉謹作」書銘 合箱高さ262*幅205*奥行205今までは「福聚大黒天尊像」として平櫛田中の作ったとされる作品は数点紹介してきましたが、意外にも平野富山が . . . 本文を読む
平櫛田中や平野富山の作品においては大黒様の作品が圧倒的に多く、よく対となっている恵比寿様の作品は非常に少ないようです。恵比寿様とは「恵比寿伊邪那岐命・伊邪那美命の間に生まれた子供「蛭子」(ヒルコ)、もしくは大国主神の息子である「事代主神」(コトシロヌシ)などを祀ったもの」とされ、古くは「大漁追福」の漁業の神であったそうです。時代と共にしだいに福の神として「商売繁盛」や「五穀豊穣」をもたらす神とされ . . . 本文を読む
さすがに猛暑であった今年の夏も盆を過ぎてからは少し涼しくなってきました。残暑は油断ならないものの、秋の虫の音が聞こえてくる季節です。この過ごしやすい季節こそ骨董蒐集の季節です。*下記写真は当方の書斎の出窓の展示作品です。陽の当たる場所に展示できる作品は陶磁器とブロンズの作品ですね。森の王(少女と梟) 円鍔勝三作 1968年頃 その4ブロンズ像 誂ひとみ箱幅133*奥行115*高さ455本日は釧雲泉 . . . 本文を読む
本日紹介する彫刻家の長谷川昴の作品ですが、初めて作品を見たのは叔父の家で作品を拝見したときです。その作品は下記の写真の作品ですが、その作品以外に「施無畏」という作品もありました。「施無畏」という作品は撮影していなかったようで、どのような作品であったのかは記憶が定かでありませんが、見事な作品であったように思います。参考作品解説 水辺 長谷川昴作「古幹洞主 昴」と刻印木彫共箱 高さ320*幅180 . . . 本文を読む
先週末は畑で芋掘り・・・。今年は出来が良く大豊作となりましたが、ともかく暑い・・。当方は掘り出すし、息子は回収・・・。家族一同はバテバテの週末となりました。野菜が高騰するご時世ですが、我が家は自然の産物に恵まれているようです。当然次の日はカレーライス・・。芋の仕分けのために車庫使用のため、乗用車はしばらく野ざらしになります。洗車は当方の担当ですので、また暑い中での作業が増えたようです。さて本日の作 . . . 本文を読む
本ブログで何点かの作品を紹介してきた圓鍔勝三の作品を紹介します。放鳥 圓鍔勝三作 共箱底部幅120*140*高さ510 圓鍔勝三の木彫の作品は意外に入手困難ですね。むろん文化功労者、文化勲章受章の彫刻家ですので、当たり前と言えば当たり前ですが、市場に流通する作品が少ないようです。 鳩を解放す平和への願いを表す作品でしょうか? 広島に生まれたが故か、平和を希求する心と生きることへの愛着が 作品から感 . . . 本文を読む
展示室の2階には入手した木彫の作品を並べて展示しています。左から高村光雲作の「大日如来」、平野富山作の「毘沙門天」、そして本日紹介する作品です。掛けてある絵は伝藤田嗣治の「子猫」・・。どれも怪しげな作品ばかりですね。贋作考 寿老人作 伝平櫛田中作底に銘「百翁中」 共箱高さ290*幅150*奥行130当方には平野富山作の「弁財天」、「毘沙門天」、「恵比寿様」があり、平櫛田中作の「大黒天」、「恵比寿様 . . . 本文を読む
最近展示した平櫛田中にちなむ作品では、義母の干支にちなんでしばらく展示室に飾っていた平野富山作の作品があります。横綱牛 平野富山作 その4共箱本体:幅470*奥行160*高さ315 重さ4485g北向きの窓とはいえ、陽の指す場所に長時間にわたって飾っておくと極彩色の作品は退色するので、展示は頻繁に替えており、今回は修理が終了してきた下記の作品を飾ってみました。義母に依頼していたカバーもまた出来上が . . . 本文を読む
先日大手町のM社の本社ビルに挨拶に訪れてきましたが、訪問した30階の応接階にて展示作品を見せていただきました。コーヒーをいただきながら打ち合わせした室内には中川一政の作品、応接室までの通路にはビュッフェ、山本丘人、平山郁夫らの代表的な作品、さらに普段は入れない展示室を案内していただきルノワール、マネ、ルソー(熱帯)、梅原龍三郎、さらにもう一点(モネかセザンヌか?)あったと思いますが、残念ながら失念 . . . 本文を読む
本日は高村光雲らしき作品・・・?? おそらくは定説?となっている工房作品のようです。*なお完全な本人作と思われる作品はせいぜい50体ほど?のようであり、現状ではたとえ工房作品でも本人作と同様として評価されています。大日如来像 高村光雲刀 昭和8年作 その6木彫 材質白檀 共箱 共箱サイズ:高さ242*幅129*奥行123 作品サイズ:高さ180*幅89*奥行75 材料は白檀のようで、その香りが漂う . . . 本文を読む
盆休暇には、秋田市とその周辺にて水害を受けた親戚や友人宅を仏壇に焼香と共に水害見舞いを兼ねて訪ねて来ましたが、最後には友人であった保戸野窯の故平野庫太郎氏の自宅を訪ねてきました。コロナ禍でしばしご無沙汰しており、懐かしくもあり、家族の方々もご健勝のようでした。訪問して焼香することで、長らく気にかけていた気持ちが少し楽になりました。*平野庫太郎氏の遺作はいつも自宅に飾って愉しんでいます。いつもながら . . . 本文を読む
当方の数少ない彫刻作品の蒐集対象にいつ頃からか圓鍔勝三の作品が入り込んできました。著名な彫刻ゆえ一品ものの作品はなかなか入手できませんが、ブロンズの作品のように手頃な作品を入手しています。森の王(少女と梟) 円鍔勝三作 1968年頃 その4ブロンズ像 誂ひとみ箱幅133*奥行115*高さ455 この作品にある同題の「ふくろう(森の王)」の作品を制作した頃の圓鍔勝三の略歴は下記のとおりです。この頃 . . . 本文を読む
男の隠れ家にあった人形ケーズ、上のガラスの部分は健在なのですが、下の台が欠損していたので、男の隠れ家の補修にともなう工事で、ガラスケースとして復活するために下の台を誂えました。さて何を入れた飾ろうか・・。男の隠れ家に寝室には観音像が飾られています。私の生まれたときにはすでにあったと思われます。母の寝室の飾り棚に飾ったあったままにしています。母が飾った方法そのままにしています。昭和13年の作らしい・ . . . 本文を読む
補修を依頼して一年経ってようやく修理完了した平櫛田中作の「福聚大黒天尊像(その6 中)」が届きました。依頼先は京都の人形店、丁寧な仕事ですが時間がかかる・・・。福聚大黒天尊像 平櫛田中作 昭和42年作 その6(中)昭和42年(1967年) 96歳作 共箱二重箱作品サイズ:高さ180*横幅150*台座最大径176「福聚大黒天尊像 平櫛田中作」の作品は贋作も多いのですが、共箱のない真作もあります。数多 . . . 本文を読む
本日は平野富山の作品紹介です。平野富山本人の作はこれで4作品目となります。昭和33年には平櫛田中作「鏡獅子」の彩色を担当するなど、平櫛田中とのコンビにて彩色木彫を作っていますので、本ブログで紹介された平櫛田中の多くの作品の彩色を平野富山が担当しています。確証はありませんが、下記の作品の彩色は平野富山が担当しているかもしれませんね。気楽坊 伝平櫛田中作 その5共箱高さ445*幅448*奥行240本人 . . . 本文を読む