夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

再評価されるべき画家 月天 寺崎廣業筆 その106

2021-09-29 00:01:00 | 掛け軸
元はバラモン教の神でしたが、後に仏教に取り入れられたようです。正しくは月天子で、月天はその略称。月宮天子、名明天子、宝吉祥との異名もあり、月やその光明を神格化した神で、勢至菩薩の変化身ともされます。 . . . 本文を読む

ちょっとした作品 古伊万里 色絵兎唐草文茶碗

2021-09-24 00:01:00 | 陶磁器
古伊万里には抹茶用の茶碗はない、向いていない、というのが一般的な考え方。小生も恐らくそうだろうと思っています。磁器の器は基本的に茶席には向いていませんが、本作品を購入した理由は茶碗というより食器に使えるかなという思いからです。少し小さめのどんぶりとか・・。 古伊万里 色絵兎唐草文茶碗 誂箱 口径126*高さ82*高台径 磁器の器が茶席に向いていないのはその熱伝導率ですね。熱が逃げやすいので . . . 本文を読む

三社祭 杉本健吉筆 その12

2021-09-15 00:01:00 | 日本画
古い御園座の緞帳は3つありますが、その一つには杉本健吉の絵を原画にした「天人奏楽」があります。昭和38年の柿葺落興行の番付には杉本健吉の天女の表紙が付いていました。現在の新たな「御園座」については当方の仕事で関わりましたが、名古屋出身の杉本健吉とは親交があったと推測されますます。ただその詳細は不明であり、後学とさせていただきます。 . . . 本文を読む

お気に入りの作品 再興九谷 宮本屋窯 八郎手雲龍文大皿

2021-09-13 00:01:00 | 陶磁器
本日の作品は赤絵の見事な絵付けに感銘し、入手した作品ですが、どうも「八郎手」というもののようです。「八郎手」は再興九谷に窯である宮本屋窯の作品で、その名の由来は宮本屋窯の画工であった飯田屋八郎右衛門の名にちなんだもののとされています。 . . . 本文を読む