100歳の頃の作とは思えない出来ですね。
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享和2年(1802年)には江戸に下向し湯島天神の裏門付近に居住しており、文化3年(1806年)には江戸から大窪詩仏と共に越後に出かけた時期ですので、本作品を描いた時期にはまだ江戸に居た頃の作ではないかと推測しています。
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ま~、もともと掛け軸の真贋など価値の下がった現代にはそれほど重要ではない、例えるなら骨董品は一品は一冊の本のようなもの。どれだけの血となり肉となる知識が得られるか、どれだけ愉しめるか肝要。ともかく家内の整理している本棚を連想させる作品です . . . 本文を読む
時には前に所蔵した作品を見直して気に入らないもの、要らないものは屋根裏部屋に区分して蒐集の品のレベルを上げようと試みています。ただ時として「これは意外にいい!」という作品を見直すこともあります。
本日は休日につき気軽な、そんな作品のひとつを紹介します。
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寺崎廣業の作品中で入手が最も難しいのが美人画だと考えています。晩年の多作の時代には美人画はあまり描かず、画名を挙げた契機になった美人画は若い頃に描いた作品が多いようですが、その作品の数は圧倒的に少なく、人気も高いので極めて入手が難しくなっています。本日紹介する作品はそのような美人画の中でも20歳頃に描いた貴重な作品です。
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描いた水墨画の多くを関わった人々にあげていたようなので、氏素性のしっかりした藤井達吉の作品は寄贈した作品以外では市場に出回る作品では意外に少ないようです。ただ本作品は共箱に収められて、なおかつ昭和32年開催の喜寿記念展覧会に出品された「氏素性のしっかりした」珍しい作品です。
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秋に朝霧がこもった山中のひとこま、啄木鳥の音が聞こえてくるような福田豊四郎の初期の傑作だと思います。正直なところこの作品を最初に観た時はすぐには真作と判断できませんでした。理由は落款が珍しいこととこの印章は観たことがないことからでしたが、調べた結果、すぐに真作と断定できました。 . . . 本文を読む