さて帰京を前にして一昨日は準備やら目につくところの片付けやらで大わらわ・・・・。家内と息子は午前中に庭の石に櫛を入れました。義父が生存中には担当でしたが、今後は息子の役目になりそうです。家内が3割で残りを息子がやったようです。家も庭も蒐集作品も常に手入れが大切なようです。手入れをしないで、ただ真贋や金銭的な価値を追い求めるところに美は存在しないのでしょう。さて当方では大正期からの特定の数名の美人画 . . . 本文を読む
郷里の画家で舘岡栗山は特筆べき画家のひとりだと思うのですが、郷里ですら正当な評価を受けていないようです。忘れ去られた画家 秋渓谷 舘岡栗山筆 その14紙本着色額装 紙タトウ+黄袋全体サイズ:横737*縦681 画サイズ横541*縦482秋田県馬川村高崎(後の秋田県五城目町高崎)の生まれ、本名は豊治。小学校を卒業後、1911年に秋田師範学校講習科に進学したものの肋膜炎のため1年で中退、以後独学で絵を . . . 本文を読む
帰省に際して東京の自宅にて整理済の作品らを整理・・。かなりの量が男の隠れ家に処分されます。さて年末はいつも慌ただしいものです。クリスマスかと思うと翌日は息子の誕生日です。クリスマスツリーに息子は毎年、サンタさんの手紙をしたためています。神棚棚の準備も毎年の年末行事のひとつですね。今年は展示室のエアコン交換も年末になりました。さて本日紹介する作品は、今年の夏に郷里の馴染みの骨董店で購入した作品ですが . . . 本文を読む
夜間の強風の後の朝、息子と庭の掃除をしてい家内がお茶のお稽古に行くので庭の紅葉の枝を採ってきたらしい。おすそ分けの玄関にあった枝を拾ってきてその辺のあった花入れに挿しておきました。強風の後・・・・、雰囲気が出ているかな??さて本日の作品紹介ですが、寺崎廣業の画力をなめてはいけないと改めて感じさせてくれる作品です。この作品は紺泥に金彩で描かれている、寺崎廣業としては意欲的な作で、非常に珍しい作行きと . . . 本文を読む
展示室の収納庫もそろそろ作品で手一杯となってきています。帰省に際しては資料作成が完了した作品であまり今後入手を検討していない作品は男の隠れ家の収納としています。今回の帰省でもそのような作品を数多く移動することにしました。さて本日の作品紹介です。郷里出身の画家で父母らと交流のあった福田豊四郎の作品を蒐集対象としている当方の入手ルートは様々です。地元の骨董店をメインとしながら、入札会やインターネットオ . . . 本文を読む
郷里の骨董店で見つけて、半年後に購入した作品・・。同郷の画家、寺崎廣業の初期の作か??櫻狩 寺崎廣業筆 明治33年(1900年)頃絹本着色軸装 軸先骨 共箱入全体サイズ:縦2257*横663 画サイズ:縦1262*横509 このような武者絵の作品を「秀斎」と号した頃の初期の寺崎廣業はよく描いています。一般的に寺崎廣業の初期の作品は晩年の多作な時代に比して、丁寧に描かれている作品が多い。「秀齋」時代 . . . 本文を読む
郷里の男の隠れ家は雪を滑らせるための急こう配の大屋根ですので、2階の窓はすべてトップライトとなっています。吹き抜けになっている部分は明るくなります。故郷の山々や星を眺めることのできる天窓になっています。回転するので掃除は楽です。ただし寒冷地仕様はペアガラスとなっており、経年によってはガラス交換が必要なようです。そろそろ築30年以上経過し、ガラスの交換やらメンテが必要となり、今回の年末年始の帰省前に . . . 本文を読む
掛け軸類は徐々に手入れや修復が完了した作品が増えてきました。これらの掛け軸はキチンとした保管が必要となります。さて本日紹介する作品は、高度な版画に魅せられて蒐集を開始した「大日本魚類画集」からです。第1號から第6號まであり、號につき6作品あるので、全部で72種のシーリズものですが、意外に残存数が少ないようで、第1號から第3號までの500部限定、第4號から第6號までの300部限定ですが、市場には第1 . . . 本文を読む
週末は家内と息子でプラレタリュームの組み立て・・。ちょっと難しい組み立てで一度挫折してからの再挑戦のようです。今度はうまく組み立てが完了し、寝る頃にはベッドもカーテン、天井も含めて息子の部屋全面が銀河世界となりました。写真では解りづらいですが、けっこうきれいで、息子はプラレタリュームの電気をつけたまま眠りについたようです。さて本日は本ブログにて幾度か紹介している萬古焼の作品紹介です。萬古焼 その4 . . . 本文を読む
現在、珉平焼を中心とした豆皿が人気らしい。時代のある割には廉価なこと、色彩が豊富にあること、陽刻、陰刻などの紋様が多種多様なことが人気の要因のようです。淡路珉平焼 白釉陽刻花草文図角小皿 五客揃一枚欠損補修有 誂箱辺88~90*高台45角*高さ15淡路珉平焼はテレビなどでも紹介されることが多くなったようです。珉平焼は、現在の兵庫県南淡伊賀野において賀集珉平が文政年間(1818-30)に開窯した陶器 . . . 本文を読む
本日は寺崎廣業が明治40年頃に描いた「帰雁図」の作品の紹介です。当方の所蔵作品に同時期に同じような構図にて描いた作品があり、非常に興味深い作品となっています。秋景帰雁之図 寺崎廣業筆 明治40年(1907年)頃 その120鑑定書添(二松堂)大正7年 絹本水墨淡彩軸装 軸先象牙加工 合箱全体サイズ:縦2220*横545 画サイズ:縦1200*横400 鑑定書に記載された「本郷 二松堂」についての詳 . . . 本文を読む
本日、紹介するのは源内焼の作品ですが、このように状態の良い「手持付三連鉢」の作品は非常に少ないようです。飾り用の作品の多い源内焼ですが、この手の作品は実際になんらか使用することのあったのでしょう。五島美術館発刊「源内焼(平賀源内のまなざし)」には手持扇面鉢に小鉢の付いた作品があるのみで三連鉢の作品の掲載はなく、僅かに他の作品集に一作品が掲載されているのみです。下記の写真は当方の所蔵作品である「その . . . 本文を読む
本日紹介する作品は本ブログにても幾つかの作品を紹介している松尾敏男の作品です。今は人気が少し低調ですが、一応は文化勲章を受章してる日本を代表する画家のひとりです。黄金鯉 松尾敏男筆 その31976年作 紙本金彩額装 誂黄袋+タトウ額サイズ(YATAYA額装):横740*縦620 画サイズ:横530*縦409(P10号)松尾敏男は長崎県出身の日本画家で、堅山南風に師事し、主に院展で活動しています。日 . . . 本文を読む
本日紹介するのは斎藤清の版画野作品です。額はいつものようにネットオークションで選んで廉価にて入手したもので、マットや見切り縁は額装店で選んでいます。文楽 斎藤清版画紙本着色版画 額装 P8号 作品サイズ:縦440*横300現代木版画の巨匠と称される斎藤清画伯の木版画「文楽」です。29歳の時、安井曾太郎の木版画に触発され、独学で木版画制作に着手して始めています。日本の伝統表現に、西洋の近代造形を取り . . . 本文を読む