梶田半古の門下からは小林古径、前田青邨、奥村土牛、新井勝利、夏目利政、山内神斧、高木長葉ら、次代の俊秀が輩出しており、その画名の高さや近代日本画を語る上で重要な位置にいるにもかかわらず、展覧会出品作も含め作品の所在がつかめない場合が多く、研究が進んでいない画家のひとりでもあります。小林古径の鑑定箱 鸚鵡 梶田半古筆 その2絹本水墨淡彩軸装 軸先木製塗 小林古径鑑定箱全体サイズ:縦1185横465 . . . 本文を読む
本日は郷里出身の画家の平福百穂の作品を紹介いたします。簡略的に描いた作品ですが、茶味のある作品となっています。鳴鶉 平福百穂筆 その130平福一郎鑑定識紙付 紙本水墨淡彩軸装 軸先象牙 共箱全体サイズ:縦1410*横505 画サイズ:縦295*横372郷里出身の画家の平福父子(穂庵と百穂)、寺崎廣業、倉田松濤、伊勢正義らの作品とその画家らと関連する画家、さらには郷里の関連する蓑虫山人らの作品を当方 . . . 本文を読む
本日は、当方の蒐集対象で郷里出身の画家である福田豊四郎が師とした土田麦僊の作品紹介です。芙蓉 土田麦僊筆 その3絹本水墨着色軸装 軸先象牙 共箱二重箱全体サイズ:縦1410*横605 画サイズ:縦442*横498土田麦僊の画歴は下記のとおりです。**********************************土田麦僊:(つちだ ばくせん、 1887年(明治20年)2月9日~ 1936年(昭和1 . . . 本文を読む
福田豊四郎が師事していた頃もあるので、縁があるときは入手している土田麦僊の作品の紹介です。白ゆり 土田麦僊筆紙本着色絹装軸装 軸先象牙 太巻共箱全体サイズ:縦1350*横570 画サイズ:縦380*横410 福田豊四郎もよく描いていた「百合」の作品です。土田麦僊の門下からは本ブログでお馴染みの小松均、福田豊四郎、北澤映月らが育っています。麦僊はルノワールやゴーギャンに傾倒し、伝統的な日本画に西洋絵 . . . 本文を読む
木下孝則の作品も少しづつ増えてきて「その25」となりました。木下孝則の作品はなんといっても女性を描いた作品ですね。バレリーナ 木下孝則画 その25油彩額装 左下サイン 裏に梅田画廊シール 誂:黄袋+タトウ額サイズ:縦780*横680 画サイズ:縦510*横430 P10号程度淡いブルーを背景にした白い衣装のバレリーナ、その足と手の先の線が実に美しい作品となっています。動き出しそうな健康美がいい・・ . . . 本文を読む
本日は久方ぶりに釧雲泉の作品の紹介です。あまり知られていない釧雲泉ですが、江戸後期の田能村竹田や高橋草坪に並ぶ人気のある南画家ですね。文化年間浅絳山水図 釧雲泉筆 文化2年(1805年)頃紙本水墨淡彩軸装 軸先木製 合箱全体サイズ:縦1955*横670 画サイズ:縦1315*横525 本作品の落款と印章から、文化2年(1805)46歳のとき、大窪詩仏とともに信越に旅をし、その途次各地で画の依頼を . . . 本文を読む
先週にて庭の剪定作業が終わりました。高所作業車を2台使用しての年1回の大掛かりな作業です。おかげさまで庭がすっきりしました。さて本日の作品紹介は寺崎廣業の作品です。寺崎廣業は陶淵明を画題とした作品は幾点かありますが、本日紹介する作品はその中でも若い頃の佳作と言える横長の大きな作品です。寺崎廣業は若い頃は「放浪の画家」と称せるように不遇の時期を過ごしています。その時代に陶淵明の詩や生き方に共鳴する点 . . . 本文を読む
「遊撃呉器茶碗」という呉器茶碗をご存じでしょうか?公開処刑? 遊撃呉器茶碗割れ金継補修跡有 合箱最大口径140*高さ85*高台径かなりぼろぼろの仕覆の包まれて箱の納まっていた茶碗です。割れた跡を金継されていますが、この金継もかなり古そうです。そもそも呉器茶碗には「整った」「優雅な」茶碗という印象があります。高麗物というと井戸茶碗や三島茶碗、ととや茶碗、御本茶碗などが相対的に数が多く(とは言ってもさ . . . 本文を読む
平福百穂の書・・・、俳句の書などもありますが、今まであまりみたことがないので資料的に面白そうなので入手した作品の紹介です。書 平福百穂筆 その129 番外編 紙本水墨軸装 軸先木製 合箱全体サイズ:縦2080*横680 画サイズ:縦*横(未測定) 「引首印 寒山寒氷鎮 石蔵山青現 雪白日出照 一時釋従諒 暖養老□ □□山詩 百穂 押印」五言絶句? のように読めますが残念ながら当方では意味は不詳・・ . . . 本文を読む
毎日帰宅してからの日課が息子とのキャッチボールですが、昨夜も九州から日帰りでの出張帰宅後、玄関にてキャッチボール。玄関でキャッチボールができる家はなかなかないのでしょうが、飾っている骨董品類などに害のないように柔らかいボールを使用しているので、意外にグローブによるチャッチが難しい。さて本日紹介はお気に入りの福田豊四郎の作品です。福田豊四郎の作品は主に地元の骨董店やたまに加島美術や思文閣の入札会にて . . . 本文を読む
実家に飾れられていた宮本三郎の作品。いつかは欲しいと思いながら、色紙や水彩の作品は入手できていたのですが、今回はちょっと奮発して東京美術倶楽部の鑑定書が添えられている油彩の作品を入手しました。薔薇 宮本三郎筆 その3東京美術倶楽部鑑定書:NO014-1602(平成26年6月25日)油彩額装 黄袋+タトウF8号 額サイズ:縦555*横630 画サイズ:縦380*横455久方ぶりに投稿する画家ですので . . . 本文を読む
先週末から昨日まで庭の剪定作業に植木屋さんが来て手入れしており、その際に剪定されて落ちていた松の枝を家内が活けて応接室に飾っています。花入れに使っているのは脱衣所の洗面台にあった歯ブラシ立てに使用していた染付の器・・・。松の枝だけでは寂しかったようで畑から採ってきた菊も活けていました。ついでに畑から採ってきた草花を赤絵の花入れを使って玄関の欅の飾り台に活けていました。さて本日紹介する作品は久々に鍋 . . . 本文を読む
洋画のコレクターなら誰しも1点は欲しいと思う画家の作品として、小磯良平の作品があります。無謀なたくらみながら小生もそのひとり・・・。デッサン 椅子に座る女 伝小磯良平画コンテ 額装 誂:黄袋+タトウF4号程度 額サイズ:横440*縦550 画サイズ:横305*縦245素人としては無謀ながら、試しに?入手してみた作品です。まずは肉筆には相違ないようです。あとの判断は当方には無理・・・。額の裏にはなに . . . 本文を読む
当方と郷里が近い棟方志功ゆえか帰郷するとあちこちで棟方志功の作品と出会いますし、母の実家では代表作である「二菩薩釈迦十大弟子」を 所蔵していたせいもあり、当方でもいつかは欲しいと思っている版画家のひとりです。真作らしきものがあるとついつい入手してしまうのですが、印刷や復刻など含めて星の数ほどの作品がある魑魅魍魎たる作品群ですね。今回もそのような失敗の例のようですが・・・。まずは苦しい時の神頼みから . . . 本文を読む
本日の作品はバーナードリーチの作品は印も含めて真似た贋作が多いように思われます。真贋の判断が難しい陶芸家の作品のひとつですね。巣籠り鳥文尺皿 伝バーナード・リーチ作1967年(昭和42年 80歳)作 共箱口径335*高台径210*高さ65多くの窯で作品を作っていたり、また英国のセントアイヴィスで作ったりしており、器形と釉薬やその絵などから判断するしかないようです。ただかなりの知識と数多くの作品をみ . . . 本文を読む