月岡芳年の作品は縦2枚続きを中心に蒐集していましたが、横3枚続きでは当方では初めての蒐集作品となります。縦2枚続きの秀作のシリーズは明治18年から22年までであり、本作品はその直後の明治23年の作となります。この縦2枚続きや横3枚続きのシリーズでの傑作は非常に人気が高く、市場に出回る作品数も少なくなっています。
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私のように雪深い山中で育ちながら、都会で暮らしている人間はこのような景色には惹かれるものがあります。この景色ともにその場の空気の匂い、寒い肌感触まで一瞬にして味わうことができるものです。
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すでに40作品を超えた倉田松濤の作品ですが、今後は出来の良いものなどに厳選して蒐集していこうと思います。ともかく作品が多作な画家であり、書き込みに少ない作品が多数で回っていますので、出来の良い作品に絞って蒐集した方が良い画家の一人です。
鍾馗・羅漢図双福 倉田松濤筆 その45
絹本水墨軸装 軸先鹿骨 合箱
全体サイズ:横537*縦2015(羅漢)・2035(鍾馗) 画サイズ:横413*縦1 . . . 本文を読む
明治新政府の官僚たちが、幕末の頃に抱いていた新国家建設の志を見失い、自らの利権のために奔走していたことを正そうとするためであったとも言われています。したがってこの言葉は、政府の高官であった時も贅沢とは無縁の生活を押し通した西盛らしい痛烈な批判を吐露したものとも言えます。
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絵付けや造形は民窯ですので雑になっていた時代ですが、虫喰いなどの釉薬の剥がれも景色となっており、なんともそれが愛嬌を生み出し、日本の茶人から愛好されたのが天啓赤絵や南京赤絵の作品です。
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古九谷は大皿が多く、絵の出来など迫力が違います。吉田屋窯の作品は古九谷に比して迫力が不足していますが、これは吉田屋窯の共通点といえます。時代が下がるほどに出来は迫力を失っていますが、一部の吉田屋窯、松山窯の青手には優品も見受けられます。これらの出来不出来の判断はあくまでも感性からの推定となりますが、手元に作品を置くことで身に付くものだと思っています。
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