夜噺骨董談義

収集品、自分で作ったもの、見せていただいた品々などを題材に感想談など

島崎柳塢 二点

2017-11-30 00:01:00 | 掛け軸
上村松薗、伊藤深水、鏑木清方の三大近代美人画の大家、それに続くのは伊藤小坡、池田焦園・輝方夫妻、島成園、木谷千種・・・美人画の画家の名をあげだすときりがありませんが、あまり知られていない画家のひとりに島崎柳塢がいます。 . . . 本文を読む

柳下美人図 伝川又常正筆

2017-11-28 00:01:00 | 掛け軸
浮世絵の肉筆画の怖さを当時まだ知らない小生は骨董店の店主に「どうして川又常正の作品だと判断できるのですか?」という野暮な質問をしたところ、「常正という銘は川又しかいない。」という回答をいただきました 仙台では有名な骨董店の店主でしたので、それ以上は聴けません・・・。 . . . 本文を読む

天女 富田渓仙筆 その4

2017-11-25 00:01:00 | 掛け軸
優しさと美しさを兼ね備えた女性を天女と例えることもありますが、ただこれは女神などと形容する場合と同様に、崇拝に値するという意味です。それ自体は美貌を唯一基準とする個人崇拝の一種ですが、美貌と優しさは意外に兼ね備えた女性は非常に少ない。まして賢さもとなると稀有・・・。 . . . 本文を読む

嵐山春雨 富田渓仙筆 その3

2017-11-20 00:01:00 | 掛け軸
過去の絵画に、作品創造の源泉を求めたとしても、すでに成立している画風に反発していたため、古い習慣にとらわれがちな京都画壇に於いて、常に孤立していたといいます。そのような事情があることから、彼に対しては、異色の画家というイメージを持つ人も少なくありません。 . . . 本文を読む