行灯の中で利用されるため、鑑賞の対象ではないにもかかわらず、現存するものには、無地のものが少なく、鉄絵のものが最も多いようです。他人に対する鑑賞の対象ではないものの、行灯を開けた時に密かに愉しむ器であったように思います。 . . . 本文を読む
賛には「可謂□絶哉□明治□□己酉□□□堂 余□観此図華山外史渡辺先生遺□也集家所蔵 松濤倣其意 押印」とあるようです。描いたのは明治の酉年という推定から1909年明治42年(己酉)の作と思われ、倉田松濤が42歳頃の作と推定されます。賛のその他の詳細は不明ですが、渡辺崋山の作品を観て感化されて得難いのかもしれません。
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本日紹介した作品は鯉のユーモラスさと軽快なタッチが面白く、滝の流れの表現と昇りきろうとする鯉の表現がよいと思いますが、あくまでも真贋は不明です。表具や登竜門を愉しむ吉兆図ですね。
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興福寺に所蔵されている富楼那像は奈良・興福寺の国宝十大弟子像のひとつです。杉本健吉と奈良の関りは大きく、44歳の時に一念発起し、家族を名古屋に残し単身奈良に移り、絵の制作に徹する決心をしています。瑞々しく生命感あふれる奈良の風景画は次第に評価され「奈良の杉本か杉本の奈良か」と言われるようになりました。杉本健吉が生涯にわたって愛した奈良大和路の風景と、その地を丹念に歩き真摯に描いた杉本健吉の写生から生まれた数々の作品は高い評価を受けています。
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「複製(工藝)作品は明記する」とか、「返品に応じる」という明確なルール作りがネットオークションには必要ですね。「模写」という主張ですべてが片付けられるのは落札者側には嫌な思いしか残りません。
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蛙は小さい時には蜘蛛に食べられ、蛙が大きくなると蛙に蜘蛛は食べられる。ともに一生懸命に生きてきているが、生きるものの性がある・・・・、人間も同じ、上から目線で見ているといつか逆の立場になることがある。立場が逆転することは往々にしてあるので、常に謙虚に生きていないといけないという教えか????
倉田松濤の作品は面白い・・、よって家内もファンなようです。
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