幼い頃に十和田湖畔へ父に連れて行かれて食べた十和田湖のヒメマス、小学生の頃友人と自転車で行った奥入瀬、学生時代にデートした湖畔、ゴルフの前の日に宿泊した蔦温泉、接待でマージャンして国士無双をつもった宿、家内との思い出のせせらぎ・・思いでは尽きない十和田湖と蔦温泉。そこにはさらに前に大町桂月、父や母と親交のあった福田豊四郎らがいました。
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呉須の滲み、虫喰いの面白さ、窯傷・貫入の趣、・・・、ちっぽけな器が人生そのもののように見えてきます。無傷の人生なんてありえませんから・・。年を老けて偉そうにしている人間が信用ならないのはそのあたりにある・・。 . . . 本文を読む
七賢人をご存知ですか? 知らない人は少ないでしょうが、そらんじて七名の名を上げることができる人は稀でしょうね。まして何をした人物達かも・・・。
彼らの俗世から超越した言動は、悪意と偽善に満ちた社会に対する慷慨(憤り)と、その意図の韜晦(目くらまし)であり、当時の知識人の精一杯で命がけの批判表明と賞されています。
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普通は型によって作成されているのが源内焼の大きな特徴ですが、本作品はおそらく手作りの一品ものではないかと思われます。余技の産物かもしれません。どのような思いでこの作品は作られたのであろうか? いずれ蓮の文様は仏への祈りが込められているように思います。
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「やはり時代があったほうが、下がった作品よりよい(ふるいほうがいいということ)」という評価もあるでしょうし、本作品は後世の模倣と見る人もいるでしょう。ただし、作品そのものの絵柄は時代が下がっても見劣りするものではありませんね。 . . . 本文を読む
日本の現在の憲法改正を老子であるならばどう評価するのであろうか?
老子が描く理想的な「小国寡民」国家は、とても牧歌的な社会です。老子が言う小国寡民の国、そこでは兵器などあっても使われることは無く、死を賭して遠方へ向かわせる事も無い。船や車も用いられず、甲冑を着て戦う事もないと、戦乱の無い世界を描いています。
民衆の生活についても、文字を用いず縄の結び目を通信に使う程度で充分足り、料理も衣服も住居も自給自足で賄い、それを楽しむ社会であると唱えています。隣の国との関係は、せいぜい鶏や犬の鳴き声がかすかに聞こえる程度の距離ながら、一生の中で往来する機会なども無いという。
このような鮮明な農村の理想風景を描写しながら、老子は政治について説いてもおり、大国統治は小魚を調理するようにすべきと君主へその秘訣を述べ、要職者などに名声が高まったら返って謙虚にすべきと諭しています。
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明治36年(1903年)9月から5年間、渡米して絵を研究し、またポートランド博覧会に鴉の絵を出品、銀牌を受けています。イタリア博覧会の応接所には、尾形光琳風の鴉の絵を描いている画家です。
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綺麗な作品を数多く遺しましたが、今では知っている人は少ないように思います。気品のある作品ですが、大和絵風というのが現代では好まれていないように思われます。京都府京都文化博物館では「松本一洋展 京都画壇・王朝文化の美を描く」が2001年に開催されています。大和絵全体を含めて、いま少し見直されてもいい画家の一人でしょう . . . 本文を読む
ある画家のひとつの作品を入手すると、次から次にその画家の作品と縁があって、入手できることがあります。知識が増えるということもあるのでしょうが、骨董蒐集しているとよくあることです。今回は海外での評価が高い渡辺省亭の作品で、五作品目となります。
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