箱書の印章は他の当方の所蔵作品「藤娘」・「昇龍」と同一印章であり、落款は同じく当方の他の所蔵作品「加賀千代女」と同一書体であることから、昭和初期から昭和20年頃の最晩年に描かれた作品であると推定されます。鯛を描いた作品で知られている中村左洲の作品で、本作品は美人画を描いた秀作のひとつと言えるでしょう。
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小生が福田豊四郎の作品の購入に迷っている脇で、家内が店主に倉田松濤の作品を所望・・・。
描かれているのはなんとも奇怪で恐ろしい仙人ですが、一般的には馬に乗る仙人としか思われていません。本作品のような優しそうな人物ではなさそうです。
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「夫の羿は神に戻れなくても妻と2人で不老不死であればよいと思っていたのだが、嫦娥は薬を独り占めにしてしまい、羿を置いて逃げてしまった。」・・・なんとも古来より美人は自分勝手な面がある
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「萬古青磁(ばんこせいじ)」とよばれる技法が色絵の一種としてあるようです。青い上絵具をかけ低温で焼いたもので青磁のような色を呈します。色絵具の色ムラはあるものの青色の涼やかな趣を意図しているようです。
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最晩年には十和田湖を特徴あるブルーを基調として数多く描いていますが、このブルーを基調とした福田豊四郎の作品はとてもファンには人気が高い作品群です。とくに十和田湖を描いた晩年の作は福田豊四郎にも思い入れがあり、人気の高い画題です。
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