オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

【腐った政治】どこまで続く泥濘。でも,俺達の税金と権利で雇っているんだ。

2011年07月07日 22時32分38秒 | オズマの考える政治・経済問題

海江田経産相が辞意表明 首相の原発政策に不満(朝日新聞) - goo ニュース

 まあ,常人なら辞めます。「あんたの下じゃ何もやれないよ」って。

 でもね。いつも思うんだけど,政治・経済界のエライヒトは,不祥事を起こすと「引責辞任」。

 これは,一般サラリーマンにあてはまらないよね。自営業にも。

 失敗したらやりかえさなきゃ。もう一度失敗しないように。逃げたら終わり。逃げたらただの逃亡者・負け犬

 総理に不快感があるなら,正面きって,国会で闘ったら 誰もみたくないけど,そんな内輪もめは。

 国民をここまで不信にさせる菅。どす黒い小沢。献金大王鳩山。親の七光り石原。もう誰も信用できなくなってきた.....,といっても,オズマはあきらめない。選挙権を放棄しない。

 みんな忘れてないかい 俺達の税金で(小学生が購入するジュース代の消費税だって税金),議員も公務員も「雇ってあげている」ってことを。これが「代議士」の意味であり「公僕」である所以なのだ。

 国民主権を唄った憲法はどこだ。9条は古いが,国民主権は世界で多くはない貴重な権利ダゾ。

 ぜったいに諦めない。失望しない

 いろいろな再会があった7/7のお台場での出来事が,そう決意を堅くするのであった。


話題の「武田邦彦」新書を2冊読んでみる。

2011年07月07日 05時40分48秒 | オズマの読書感想文

 原発の情報のうち,公的機関のものが信用ならない。そんなわけで,以前『偽善エネルギー』を読んだ話題の「武田邦彦」新書を読んだ。

①『原発大崩壊』(ベスト新書)
 いまある原発問題,これからのエネルギー問題がしっかり書かれているように思える。これだけの論客はそうはいないだろう。
 大崩壊,の意味が正直最初はわからなかったが,その危険性がある,そして国は何も対応していない,というところを突いている。
 できれば,原発の代わりに注目される「ガスコンバインド」なども取り上げてほしかった。

 一言でいえば,「いまある政府情報は本当なのか」と思う人にはオススメである。文字も大きく,文体も平易で読みやすい。

②『生物多様性のウソ』(小学館101新書)
 帯がいきなり誤植だ。「生態系”破壊”」などといっている。生態系は人間も含まれるもの,と書かれているのに「破壊」はないでしょう。「撹乱」ですよ。もしくは「乱れる」などにしないと。ここは議論で重要な部分なので,編集者の校正が甘かったのかもしれない。

 あとは,ブラックバスの問題への切り込みもちょっと違う。芦ノ湖と琵琶湖を比較するとあまりにも性質が違うのでヤヤコシイ。芦ノ湖を「自然豊かな湖」と書いているが,実際は,人間が放流しないとやっていけない「巨大な釣り堀・管理池」なのだ。武田さんはやはり生物関係については「部外者」という印象を受けた。

 全体に,武田さんの知識不足が目立つ。わかりやすいのはいいし,トキの放鳥が「生態系撹乱」になることにも異論はないが,正直,①の「客観的データに基づく」批判・建設的提言に比べて,「なんかおかしい」という気持ちを書いたに過ぎない,と思った。

 「ブラックバス歓迎」なのは,関東ではやはり水郷抜きに考えられないはず。いまや重要な観光資源。利根川東遷の歴史など,その辺りも突っ込んで欲しかった。

 

 それでも。武田さんの熱心さには頭がさがる思いである。ブログも毎日更新して,さらにマスコミにも出演,講演会などなど,この方のこれから果たされる役割は大きいだろう

 さて,バス問題は十分読んでいるので,次は「それでも原発賛成」の本を探そう。実に少ないが,ないわけじゃない。

 一方聞いて沙汰するな,の格言を活かすのだ。しかし,そんな本,あるかな....。