オズマの部屋 -バス釣り・政治経済・クルマ等-

「バス釣り日記」が主題。色々な話題を中年オヤジが持論で展開。「真実は孤独なり」を痛感する日々。

20代前半で学ぶべきことがない.....って,岩山両斬波!

2011年12月23日 08時32分36秒 | オズマの考える政治・経済問題

 恐るべき事実を改めて知った。

 いまや非正規雇用はとてつもない数字になっているが,新卒の若者が標題のようなことを上司との面談で口にしたというのである。

 何度も何度も書いているが,1997年度以降に大学入試を受けている「ゆとり世代」には2つのグループがある。1つは,まともな教育を受けてきた者,一つはそうでない者だ。

 まもとな教育とは,わかりやすくいえば,「驕らない」ことである。それを表面上でもいいから繕えることである。

 たとえば釣りをしている人間が,「俺は水郷のすべてを知っている。俺の知らない釣り方もない。」などといえば,それは明らかに驕りであろう。だがしかし,「実社会」においてこのような発言を,それもシラフで上司に答えてしまうとは,驚きを越して怒りになる。岩山両斬波を食らわしてしまいたくなる。

 パソコンの操作ができるのが,誰よりもわかっているのがその理由だと若者は言う。しかし,その若者はサーバーについて何も知らない。スキャナ設定も知らない。お礼も言えない。ネットの恐怖も,便利な利用法も知っているとは思えない。たかが,業務の一部で少し秀でているぐらいだ。さらにいえば,苦情処理についてその若者が存分にこなせるかは甚だ疑問である。

 本当にできる人,もしくはその可能性がある人は,どんなに心のなかで思っていても,少なくとも上司に向かって「もう学ぶべきことはない」などと言わないだろう。そういうことはお酒を飲んで晴らすものではないのか。少なくともオズマ世代ではそうである。

 だから思うのである。就職氷河期と言われるが,内定を何個もとる学生とそうでない学生の差を,こうした考え方があるかどうか,そういう教育を受けてきたかどうかで決まるのではないかと。

 学力があるから,数学検定一級だから,英検一級だから就職ができるわけではない。

 それにしても驚きの連続である。
 
 そして,こうした驚きと発見の場を与えられるのが「実社会」なのだと,自分の無力さを痛感させられるのが「実社会」なのだと,いま,できることならその若者に教えたい....。