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「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

佐賀県唐津市 / 唐津くんち 「 四番曳山 ・ 源義経の兜 」

2014-11-15 04:09:41 | 日記 ・ イベント






























曳山の四番目に登場の呉服町の九半眼郎判官・源義経の兜は、
1844年(天保15)九月に石崎八右衛門・塗師牧山卯太郎らによって製作された。
曳山の幅は2.8㍍。高さ約6.1㍍。推定で1.6から1.8㌧の重量がある。
この曳山は、中町の青獅子から20年目、材木町の亀と浦島太郎から3年後に造られた。
日本人の判官びいきの思想から神輿の守護にあたる武将として、義経を選んだものと考えられる。
この曳山には他に誇れる町民の自慢がある。まず、兜の造りの忠実な精巧さであろう。

それは、兜の左右にかけている「シコロ」である。
兜の鉢にかけている「シコロ」は一枚一枚、古和紙を重ね合わせ、
一センチ以上に固くし、形を整え、麻布をはり、漆塗りを3・4回で仕上げ、
金箔を施したものであり、それを一枚ずつ麻紐で組み、
その上に赤・白・緑の羅紗布の威し(オドシ)で、配色よくかけ合わせて鉢にかけた、
大変手のこんだものである。

「シコロ」の数は、180数枚を要している。
また、頬あて(俗称面)の下にある咽喉輪(ノドワ)も同じくシコロ組みで仕上げている。
兜の正面にあり、威厳を示すものに龍頭(リュウズ)と鍬形(クワガタ)がある。
鍬形も二種類用意してあり、城下町巡行中の際には、
電柱、看板などの障害をさけるため、小形の鍬形をさし、
西の浜の御旅所では一回り大形の飾り鍬形にかえ、その偉容を誇る。
鍬形の左右にある吹返しは、木造りに布をはり、
漆塗りで仕上げ、据文(スエモン)は、唐津大明神に敬意を表し、三つ巴の紋にしてある。
   

兜の頂辺(テッペン)にある八幡座(ハチマンザ)には、穴がなく、人の出入りはできない。
八幡座の下の笠印付環(カサジルシツケカン)には、
正絹でできた総角(アゲマキ)の紐を結んで飾り、この兜の優雅さを一層高めている。
兜の製作選択には、当時町内に甲冑(カッチュウ)修理の具足屋があり、
兜に詳しく熱心であったため決定したものであろう。
因みに、具足屋利右ェ門の名が当時の記録にのこり、今に伝えている。
[参考・唐津くんち「ガイドブック」より] 



大分県中津市 ・ 宇都宮鎮房を祀った「城井神社」

2014-11-15 04:07:41 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣




























現在、建て替え中の 「 扇城 ( せんじょう ) 神社 」










中津城で黒田長政に謀殺された宇都宮鎮房を、
宝永2年(1705年)に中津藩主・小笠原長円が
「 城井大権現 」 として祀るとともに、
城の守護神として 「 城井神社 」 を建立した。
同じく、小笠原長円によって建立された 「 扇城神社 」 は、
現在建て替え中いなっており、
宇都宮鎮房の従臣を稲荷大明神として祀られている。




鹿児島県出水市 「 さつま木挽 」

2014-11-15 04:06:41 | 泡盛 ・ 焼酎 ・ 酒







雲海酒造出水蔵の 「 さつま木挽 」 。
原料は厳選された南九州産の芋(黄金千貫)を使い、
北薩の名峰・紫尾山系が生み出す名水を仕込み水に、
鹿児島・出水の本格芋焼酎蔵の熟練の蔵人達が丹精込めて仕込んだ芋焼酎であるが、
芋本来の自然な甘みと、コクのある深い味わいが楽しめる。