



沖縄本島の泊港に停泊する 「 だいとう 」

夕べ、中津文化会館で映画を観た。
町役場に印鑑証明を取りに行くと、
そのカウンターの隅に置かれていた一枚のパンフレット。
「 うん? 」 って思って手にとって見ると、
一度は見てみたいと思っていた映画のパンフレットだった。
一日4度の上映はありがたく、仕事が終わってから間に合う時間だったので、
チケットを販売している福祉施設に前売り券を買いに行ったものである。
そうして観た 「 旅立ちの島唄 ~ 十五の春 ~ 」 は、
「 あばよ~い 」 の歌詞の通り、
父一人を残して生まれ島を離れていくことの寂しさや、
父や母、そして島に対して感謝の気持が唄に込められていた。
でも、その別れ歌は泣かないで唄わなければならない。
それは、両親に心配をかけてはいけないからである。
南大東島のみならず、伊是名、伊平屋、粟国、渡名喜、
津堅や久高など、沖縄には島に高校がない離島が多い。
だから、島の中学を卒業すると、沖縄本島へ出て行く。
そのため島に残る者と島を出る者との二重生活になり、
家族がバラバラになる。
それでも生れ島を想う。
以前、 「 きん☆すた 」 という番組で、
錦野 旦さんが城之内早苗さんと南大東島に行った時のことを思い出した。
ボロジノ娘が唄う島唄。「 おじゃりやれ 」 や 「 あばよ~い 」 に魂が震えた。
このCDを購入するために色んな所に問い合わせてくれた那覇の大東そばの娘さん。
そんな南大東島に、来年にでも行ってみたいと思っている。