かなり強いインパクトを与える平戸高校の植栽文字
遠くからでもそのアピール度は相当高い
平戸島を縦断する国道383号線。
その国道を平戸口から南下し、紐差を過ぎて坂を下ると、
左前方に 「 平戸高 」 と書かれた植栽文字が目に飛び込んで来る。
まったく想像していなかったその光景に、
思わず 「 うぉ~ 」 って声を上げてしまった。
そんな平戸高校は平戸島のほぼ中央に位置しており、
「 こんな田舎に? 」 って言うと語弊があるかもしれないが、
そのくらい田舎にある高校なのである。
公共交通機関が路線バスだけに限られているこの平戸島では、
この先には大川原、津吉、大佐志、早福、志々伎、宮之浦などがあり、
さらには上には根獅子や紐差などがある。
その地域に住む生徒からすれば、平戸口まで出なくていいのは、
時間的にも経済的にも助かるだろう。
校庭の斜面に書かれた 「 たくしま 」
海上からもハッキリとその存在を示している
平戸島と的山大島の間に浮かぶ周囲12キロの度島 ( たくしま ) には、
唯一の小中学校があり、
明治18年の創立以来、100年以上の歴史をもつ学校である。
平成4年に現在の校舎がある高台の景色のいい場所に移ったものである。
現在、全校児童・生徒61名 ( 小学校33名、中学校28名 ) が在籍しており、
小学校は、2つの複式学級があり4学級、中学校は3学級である。
平戸高校にしても、度島小中学校にしても、
每日見慣れたこの植栽文字が
卒業していく生徒・児童はもとより、
島で暮らす地域住民の心象風景になることだろう。