真木大堂から田んぼの畔道を通って、
《 薬師堂四面仏 》 があることを地元の方に教えてもらった。
車が一台通るくらいの狭い道だから、
人もあまり立ち入っていないような雰囲気があった。
携帯の鉄塔の下に入り口を示す案内板があり、
そこから墓の間を通って5分ほど山道を上ったところに薬師堂がある。
そのお堂の中の石に四面仏が彫られてあるが、
石仏はここから300mほどの場所にある真木大堂の仏像のような
荘厳さや重厚さはなく、
彫り方も表面彫りで、そのうえ雨や風による摩滅もあるため、
はっきりしない表情だが、
それがかえって信仰に対する素朴な熱意を感じさせる。
最初の写真の右二体は阿弥陀如来、左が薬師如来だと思われるが、
これはあくまで私的感で捉えたものなので参考にしないで頂きたい。