おびただしい数の大きなグリ石が並ぶ石段が100mほど続く
県道の入り口にある大きな看板が目印になる
駐車場に車を停めて300円で受付をしなければならない
ここから約300mの仏道が続く
100mおきにこうして残りの距離を知らせてくれる
石橋の向こうから熊野権現の道へと入って行く
御影の参道橋 ( 太鼓橋 ) が架かっている
いよいよ権現道へと歩を進める
鳥居から先は磨崖仏まで残り100mである
この石段は、鬼が一夜で築いたとされる石段だが、
まず最初に、 「 よくもまぁ、こんな山奥に造ったものだ 」 と、思った。
それくらい山道を進まなければならない。
今は道も整備されているからいいものの、
その当時は大変な苦労もあっただろう。
それを思うと、 ” 彫りしも彫ったり ” 、
” 探すも探したり ” 、である。
そんな昔の人の苦労を思いながら登ったが、
急勾配のうえ、不揃いの大きなグリ石の石段を
登りやすい高さを探して左右に移動しながら登らなければならない。
それは、ムサシも一緒だったから余計に神経を使ったのかもしれない。
片手にリード、そしてもう片方の手にカメラ。
さらにショルダーには他に3機のカメラを入れていたから重くて、
ハァハァと、息を切らしながら登った先には、
写真では得られない感動が待っていた。
もう、これだけで充分ご利益を頂いたようなものである。
二枚合せの太鼓橋は、いずれ石橋のコーナーで紹介したいと思っているので、
ここでは石橋については触れないでおきます。