築城の空に宮城が残す 「雲 跡」
工事現場の棟上の日、空に描かれた “ サクラ ”
航空自衛隊築城基地の管制塔
毎週、日曜日に放送されている 「 空飛ぶ広報室 」 。
そのドラマの主役を演じる空井 ( 綾野 剛 ) がパイロット時代に交通事故に遭ったのが、
築城基地周辺である。
テレビドラマの中では百里基地所属になっているが、原作では我が築城基地となっている。
その築城基地周辺で今年の3月末までブルーインパルスの訓練が行なわれていた。
そんなブルーインパルスのことが今朝の 『 毎日新聞 』 に掲載されていたので、取り上げてみた。
記事を書いた 【 上入来 尚記者 】 が取材を通して気付いたことが書かれてあった。
航空自衛隊のアクロバット飛行隊 「 ブルーインパルス 」 が2年間拠点にしていた芦屋基地から
本来の所属先である宮城県・松島基地に帰還し、4月から訓練を再開した。
大震災で被災した松島基地が復旧したためだ。
芦屋基地での訓練終盤、飛行前の打ち合わせにを取材させてもらった際、
パイロットの肩に付いているワッペンが目に留まった。
「 ASHIYA TSUIKI MISHIMA 」 と横文字が刺しゅうされていた。
芦屋基地の 「 芦屋 」 、築城基地の 「 築城 」 、山口県萩沖の 「 見島 」 の地名だ。
離着陸を繰り返したり、訓練空域となった土地への感謝を込めて作ったそうだ。
東北の空を飛びながら、九州・山口の思い出を心の糧にしてほしい。
と、書かれてあった。
僕らも現場で仕事をしながら時折、頭上に描かれる雲のアートに手を止めて見入ることがあったが、
それだけでも充分な気持ちだったのに、
彼らパイロットが感謝の気持ちを込めてワッペンに地名を刺しゅうしてくれていることが嬉しかった。
そして、「 感謝をしているのは僕らの方 」 だったのかも知れないと思った。
また、秋の航空祭で築城の空に夢を描いてくれることを楽しみにしているし、彼らを心から歓迎している。
ありがとう!ブルーインパルス。 築城の空で待ってるぞ!