マイリビングダイアりぃ

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「山」 (坂本ケーブル編)

2009-02-01 | カルチャー 見聞

早いもので今日から2月ですね。


今日は此方も出かけるには例年通りの時期相応の格好では寒くて、風も強くて冷たかったです。


もうすぐ立春ですが、春が待ち遠しくなる時期になると昔よく耳にした(奈良県だからかな?)「お水取り(二月堂 修ニ会)が済まないと暖かくならない」は、毎年実感として思い出す言葉ですね~


さて、今回の夕刊「ぷらっと沿線紀行」は最澄が788年に創建した国内仏教の「母山」でもある「延暦寺」へと比叡山の斜面を登る、ケーブルカーとしては、日本一の総延長2025メートルを誇る通称「坂本ケーブル」です。(以下朝日夕刊より)


    


書き出しには・・・広辞苑で、「山」を引くと意味の一つに「特に比叡山、また其処にある延暦寺の称」とあり、平安時代天台宗を二分する抗争があり、延暦寺を「山門」、対立する近くの三井寺を「寺門」と呼んだのが由来という。


さらに・・・法然、親鸞、日蓮ら新たな宗派を開いた高僧が修行し、総合大学のような役割を担った。「山」といったら比叡山を指すのもうなづける。と書かれていました。


  


右の写真は大津市坂本本町付近を走るケーブルカーですが窓が大きくて、ヨーロッパ調の斬新なデザインですね。1993年に新調されたそうで、「よいご縁と幸福が訪れるように」と、「縁」と、「福」と名付けられた2両が、「坂本駅」==「延暦寺駅」間を走ってるそうです。


ちなみに最初の写真は「延暦寺駅」近くを走っています。


そして、写真では見辛いでしょうか?、車両の屋根にパンタグラフが立ってます。でも、架線がないですよね。元々は架線はあったようですが、何でも2004年秋の台風で倒木に見舞われ鉄柱等の架線設備が大きな被害を受け、台風や積雪での被害が出るたびに修理費が掛かる為07年に架線を撤去し、座席数を減らした開きスペースに蓄電池を備えたそうで、パンタグラフは、駅舎で電気を取り込み充電する役目を担ってるそうです。


車内にエアコンはなく、夏はおしぼり、冬は使い捨てカイロを改札口で配られてるそうです。


2.3度比叡山に行ったことがありますが、昭和2年開業の標高差500メートル、歩くと2時間の道程を11分で結ぶこの比叡山鉄道「坂本ケーブル」は、生憎乗ったことがありません。


毎朝通われてる延暦寺職員の方の「トンネルを抜けた瞬間いつも、緩やかな時間が流れる別の世界に入ったことが実感できる」という車内からの独特の雰囲気を一度味わってみたいと思いました。

コメント (8)
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