今日は「演劇鑑賞会6月例会」に行ってきました。
今回の例会はキャストは「5人」のみでした。そのうちのお三方は昔、TVドラマでお馴染みだった「日色ともゑさん」「奈良岡朋子さん」「篠田三郎さん」でした。皆さん流石の舞台俳優、よく通る特徴ある声で、8月に過ごす島の別荘でのひと時での個々の感情や心のひだを表現されてました。時には一人芝居のような場面もあって、「黄昏」を迎えた姉妹の今が人生の時を表現されてました。
この「八月の鯨」は映画が1987年に日本上映された時、長蛇の列で大変な人気作となったそうで、ロングラン上映の当時は無声映画時代の大スターの二人の主演女優の実年齢(90歳と79歳)が話題となったそうです。
物語を通して、しみじみと「人生や老い」を考えてしまう、それでいて静かな人生の賛歌になっていて、もうやってくることもなくなった、8月の「鯨の訪れ」を心待ちにしている姉妹の夏のひと時の、心のひだや、微妙な波風等の人生物語に感動して帰ってきました。
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