先月「松本幸四郎さん」主演の「鬼平犯科帳シリーズ」の番組表で録画予約をはじめて、2月に入ってからのものを探してましたら、あまり見聞きしたことがない時代ドラマの題名があってこれはどんな時代劇なのか?と、あらすじの画面に入ったら「佐久間良子さん」の映像と一緒の紹介記事を読み進みましたら、「後の尾形光琳(藤竜也さん)」という登場人物が出てきて、内容も(佐久間さん 奈津さん)と、光琳さんの狂おしい恋模様という感じだったので録ってまして先日見終えて、情緒があって、しっとりした最近はあまり見たことがない、素敵な時代劇でしたのでご紹介しますね。(1991年製作で、第一回時代小説大賞受賞作品なんだそうです)
次男「市之亟 後の光琳」の事が好きな「奈津さん 富田靖子さん」は遠縁の「京の呉服商 雁金屋」に女奉公人として入って、当主の母「草笛光子さん」にお茶作法等を教えてもらえたりで他の人より優遇されていたのですが、長男に手籠めにされかけたことをきっかけに、光琳に誤解をされたまま、この店を出ていきます。
その後「竹屋」に嫁ぎながらも、「ほんまの居場所」を模索しだすのです。
そんな時「竹屋」が火事になって「雁金屋」へ引き取られるのです。奥向きのことなどを仕切りながらも節度をわきまえないといけない立場上、光琳に対する思いは秘めたままで・・
戻ってからは「光琳」の「女遊び」の後始末までさせられるのです。
友人「高沢順子さん」に「光琳」の後始末を頼みに来たらどこかへ行かれたというので「自分も居場所を見つけるのだと決意します」
兄弟のように育ってきた三人、は時々あって絵や焼き物を見せ合っています。「三男の深省さん 後の尾形乾山」は、「奈津さん」の事を慕ってます。
「店」の事は見切りをつけて、わしらの傍でゆっくり暮らせと、兄弟が「家」を与えます。
ナレーションは「市原悦子さん」で、京都の「鷹峯」の風景も懐かしく思い出されました。
光琳は有名絵師になって、暫く穏やかに日々を過ごすのですが、なかなか気持ちをつたえれない「奈津さん」です。
光琳の祝いの席で「奈津」に着物を仕立てるようにと、「自分の描いた絵」をプレゼントする「光琳」。
仕立てた着物を着て、光琳と共に「能」を舞う場面を夢想しているのですが、佐久間さん綺麗です~~
ある時、光琳が所帯を持って子もなしたと知って倒れてしまいます。
「乾山」さんを「光琳」と間違えて絞殺しようとするのです・・
すべて受け入れてくれる「乾山さん」と結ばれるのです。
「光琳」は「奈津さん」の胸に秘めた思いを知っていたようですね。
強い人ですね。一途に慕いながら凛として生きる「奈津」さんです。(佐久間良子さん、このドラマ34年ほど前ですよね、つい先日「徹子の部屋」に出てらしたのですが、お肌ぴちぴちでした)
だれよりも先に完成した絵「紅白梅図屏風」を見せてもらえるという「奈津」と、「光琳」の絵を通しての秘めた「心のうち」が見れる会話が始まります。
皆さんが見ておられる場面で「奈津さん」の薄笑い顔のUPで終わりました。
全編通して「佐久間良子さん」の気品のある美しさを堪能させて頂きました。
そして「尾形光琳、乾山」さん兄弟の作品もドラマの中でも見ることができて、録っておいてよかったです~~。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます