2005年のワインを初めて試飲する。勿論、濁酒でなく、立派なワインである。リースリングキャビネットとヴァイスブルグンダーである。瓶詰め後一週間であるが、炭酸も綺麗に抜けていて落ち着いている。高級醸造所では、あまり早期に新酒を出すような事はしなかったので、取り分け新鮮なものを飲める貴重な経験である。
前者は、昨年の2004年ものをここ二ヶ月ほど愛飲していたのだが売り切れてしまい、仕方なく本年度物を二週間待って試した。結論から言うと、昨年の物よりも酸が強いが、採れ取れの新しい事もあって風味が抜群である。このような風味は、どちらかと言えば安物リースリングワインの特徴であるが、早めに飲み干すには何も文句は無い。二月も経たない内にこんなに立派になった葡萄が何とも愛しいのである。若過ぎるので酵母臭いと言うが、不快さは全く無い好い味である。そう言えば、鼻に抜けるアルコールが新酒の濁酒の匂いが僅かばかりする。
後者は、適当な酸味が新鮮さを強調していてとても飲み易い。ピノグリッジョ的な傾向があるので、パスタ類や魚類にも良さそうである。
本年の収穫は、6月の低温が響いて葡萄の粒が充分に大きくならなかった事と腐りから、収穫量が減ったと言う。昨年と同じ銘柄がその分10セントほど価格に加算されるらしい。つまり昨年のもので充分に満足出来たワインは、未だに売り切れていなければ買い貯めて置く方が徳かも知れない。僅かばかりの値上げであるが、価格と品質の両打撃は受けたくないのである。
品質は、丁寧に摘み取りをしている所は決して落ちていなくて、全般に酸味が若干高そうである。しかし昨年のグレープフルーツのような酸ではないので、苦味も無く快適である。そして、粒が小さい分、葡萄の粒が健康な限り風味が強く出そうである。だから高級ワインは、昨年より質が高くなりそうである。
なるほど、モーゼルの醸造所がアイスヴァインに賭けている事が納得出来た。元々プァルツとでは収穫量が違い少ない、温度も違い低くなる。つまり例年よりも収穫量が少ない分を、モーゼルの谷では、より付加価値の高いワインで勝負するのである。反対にこちらのプファルツでは、例年より収穫が少ない分、アイスヴァイン用の余剰が無いので、マイナス八度になるのを待つ危険を冒す醸造所は少ない。
前者は、昨年の2004年ものをここ二ヶ月ほど愛飲していたのだが売り切れてしまい、仕方なく本年度物を二週間待って試した。結論から言うと、昨年の物よりも酸が強いが、採れ取れの新しい事もあって風味が抜群である。このような風味は、どちらかと言えば安物リースリングワインの特徴であるが、早めに飲み干すには何も文句は無い。二月も経たない内にこんなに立派になった葡萄が何とも愛しいのである。若過ぎるので酵母臭いと言うが、不快さは全く無い好い味である。そう言えば、鼻に抜けるアルコールが新酒の濁酒の匂いが僅かばかりする。
後者は、適当な酸味が新鮮さを強調していてとても飲み易い。ピノグリッジョ的な傾向があるので、パスタ類や魚類にも良さそうである。
本年の収穫は、6月の低温が響いて葡萄の粒が充分に大きくならなかった事と腐りから、収穫量が減ったと言う。昨年と同じ銘柄がその分10セントほど価格に加算されるらしい。つまり昨年のもので充分に満足出来たワインは、未だに売り切れていなければ買い貯めて置く方が徳かも知れない。僅かばかりの値上げであるが、価格と品質の両打撃は受けたくないのである。
品質は、丁寧に摘み取りをしている所は決して落ちていなくて、全般に酸味が若干高そうである。しかし昨年のグレープフルーツのような酸ではないので、苦味も無く快適である。そして、粒が小さい分、葡萄の粒が健康な限り風味が強く出そうである。だから高級ワインは、昨年より質が高くなりそうである。
なるほど、モーゼルの醸造所がアイスヴァインに賭けている事が納得出来た。元々プァルツとでは収穫量が違い少ない、温度も違い低くなる。つまり例年よりも収穫量が少ない分を、モーゼルの谷では、より付加価値の高いワインで勝負するのである。反対にこちらのプファルツでは、例年より収穫が少ない分、アイスヴァイン用の余剰が無いので、マイナス八度になるのを待つ危険を冒す醸造所は少ない。