Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

満ちる生まれ変わる喜びの日

2010-04-06 | 
本日は朝から裏山に登り、予定以上の15KM越えを三時間少しで歩いた。朝は寒いほどであったが、天気は大変良くなり、暖かくなった。食事後昼寝をして、夕方になっても依然疲れが残っている。祝日中フランス語の勉強が出来ていないのが予定外で遺憾である。

それにしても昨日の復活祭第一日は素晴らしかった。嘗てはスキー場で迎えたことも多く、スキー学校に通っていたこともあった。それでも午前中の曇天と雨がちな天気ながら、今年の復活祭ほど理由も無く喜ばしく感じた年はなかった。

曇天で、肌寒い中を薄着で、パンを取りに行くついでに、いつものコースを五キロほど歩いた。森を進むと、風が吹いて、必ずしも、晴れやかなのではないが、綺麗に植林された森の足元の小さな緑が活き活きとして、どこまでも構成された世界が広がっていた。

青い空も覗かす、雲の動きは、決して淀む事は無く、なにがしらの進展を実感させてくれるものであった。

パン屋へ向う車の中では、宗教学を修めた宗教家が、一神教の世界での復活祭の儀式としての素晴らしい意味を力説していた。端的に言えば、ヴァイタリティー漲る新たに生まれ変わる喜びでしかないのである。生まれた時の第一声の気持ちの呼び起こしにも通じるものであろう。恐らく、陰暦の正月にはそうした共通の気持ちが生まれるのだろうが、立派に構成された復活祭のその気分には代え難い。

パン屋で、兎の何とかと書いてあるのを見つけて、「兎はどこにいる?」と尋ねたのだが、残念ながら既に売り切れていた。代わりに奨めてくれたのが、「兎の卵」を温める巣であった。

参照:
愛と食と生と職の説法 2007-04-10 | 暦
イタリア人より始末が悪い 2006-09-06 | 料理
危険な子ウサギ 2006-10-24 | 料理
デューラーの兎とボイスの兎 2004-12-03 | 文化一般
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