この冬シーズン初めての週二回目のクライミングであった。体調は寝不足で優れず、なぜかパートナーの医者も同じように朝四時まで眠れなかったようだ。何時もの彼の診断に従って、ホルモン異常ということになった。通りで待ち合わせ時刻を相談するときの電話で珍しく風邪気味だとか語っていた筈である。
そのような体調であるから、体力をあまり使わないように垂壁も交えて二時間程度に短めに軽く練習したが、それでもなんとなく疲れは残った。
月曜日に注文した新しい靴は、前回と同じものをネットで手軽にクレジットカードで注文したので、足がまだ合っていない分若干フィット感は無かった。どうせ春のシーズン前にもう一足買わなければいけないので、適当に「緩い」靴を所持しておくのも悪くは無かろう。室内壁は立ち上がりさえ良ければあとはどうでも良い。
月が替わったところで六月に注文して八月に追加注文していたワインを引き取りに行った。2010年産のプュリミエクリュとグランクリュである。前者のヴァッヘンハイマー・アルテンブルクは限定発売品なので今まで試飲はしていない。それにゴルトベッヒャエル、後者ではウンゲホイヤー、ペッヒシュタイン、ホーヘンモルゲン、カルクオーフェンの六種類である。ゴルトベッヒャエル以外はどれもこれも既に売り切れ商品であり入手出来ただけでも良しとしなければいけない。
更にクリスマスプレゼントに購入しようと思っていたボェーリックも売り切れていて、2010年産で残っているのはゲリュンペルとレヒベッヒャェルのみで、2011年産のグーツリースリングとヴァッヘンハイマーオルツヴァインが売りに出ていた。
それらを試飲したあと一箇所歯の敏感なところが痛み出した。全く除酸をしていないという醸造所などを含めて、2010年産で最も歯に堪えたアグレッシーヴな酸のリースリングはこのビュルクリン・ヴォルフ醸造所のピュリミエクリュであって、十分に酸を分解している筈なのにこの過激性は特筆に値する。恐らく除酸の方法がその過激性に影響しているとしか思われない。兎に角、2010年産の上級のリースリングは愛好家向けの寝かせる商品なのである。
同じように醸造量が少なかった2006年産でもこのような売り切れ状態は無かったが、2010年産に関してはその酸の過激性を上回る将来性が買われたのだろう。さて、アルテンブルクを早速開けると、これまでに味わったことの無いシャープな輪郭が秀逸で、ミラベル系の味筋が特有のペトロ系ミネラル味に乗る。糖も酸に対応するだけ寄り添っている感じだが、到底残糖感となる心配は要らない。つまり、現時点でも楽しめるが、二年後に新鮮さが薄れ重くなる心配は無く、安心して寝かしておける。
ゴルトベッヒャエルの方はそれに比較するとこの二ヶ月でも進展していて、更に果実風味が落ちたミネラル味となっていて、もっともレープホルツ醸造所のそれに近い味筋である。これも寝かしてみたいが、酸が円やかに感じ、糖が少ない分だけ直ぐに飲み干してしまいそうである。
さて2011年産はその葡萄の熟成に見合ってか、酸を際出すためか糖が抑えられてアルコールを上げる方向にある。グーツリースリングでも12.5%、オルツヴァインで13%と、アルコール度の高い生産年となりそうである。安く飲み代が整うのは悪くは無いことである。
参照:
トロピカルかパッションか 2011-09-23 | 試飲百景
ヴィルヘルム・ヴァイルのワイン 2010-09-05 | 試飲百景
進化という自然環境の神秘 2010-07-03 | アウトドーア・環境
そのような体調であるから、体力をあまり使わないように垂壁も交えて二時間程度に短めに軽く練習したが、それでもなんとなく疲れは残った。
月曜日に注文した新しい靴は、前回と同じものをネットで手軽にクレジットカードで注文したので、足がまだ合っていない分若干フィット感は無かった。どうせ春のシーズン前にもう一足買わなければいけないので、適当に「緩い」靴を所持しておくのも悪くは無かろう。室内壁は立ち上がりさえ良ければあとはどうでも良い。
月が替わったところで六月に注文して八月に追加注文していたワインを引き取りに行った。2010年産のプュリミエクリュとグランクリュである。前者のヴァッヘンハイマー・アルテンブルクは限定発売品なので今まで試飲はしていない。それにゴルトベッヒャエル、後者ではウンゲホイヤー、ペッヒシュタイン、ホーヘンモルゲン、カルクオーフェンの六種類である。ゴルトベッヒャエル以外はどれもこれも既に売り切れ商品であり入手出来ただけでも良しとしなければいけない。
更にクリスマスプレゼントに購入しようと思っていたボェーリックも売り切れていて、2010年産で残っているのはゲリュンペルとレヒベッヒャェルのみで、2011年産のグーツリースリングとヴァッヘンハイマーオルツヴァインが売りに出ていた。
それらを試飲したあと一箇所歯の敏感なところが痛み出した。全く除酸をしていないという醸造所などを含めて、2010年産で最も歯に堪えたアグレッシーヴな酸のリースリングはこのビュルクリン・ヴォルフ醸造所のピュリミエクリュであって、十分に酸を分解している筈なのにこの過激性は特筆に値する。恐らく除酸の方法がその過激性に影響しているとしか思われない。兎に角、2010年産の上級のリースリングは愛好家向けの寝かせる商品なのである。
同じように醸造量が少なかった2006年産でもこのような売り切れ状態は無かったが、2010年産に関してはその酸の過激性を上回る将来性が買われたのだろう。さて、アルテンブルクを早速開けると、これまでに味わったことの無いシャープな輪郭が秀逸で、ミラベル系の味筋が特有のペトロ系ミネラル味に乗る。糖も酸に対応するだけ寄り添っている感じだが、到底残糖感となる心配は要らない。つまり、現時点でも楽しめるが、二年後に新鮮さが薄れ重くなる心配は無く、安心して寝かしておける。
ゴルトベッヒャエルの方はそれに比較するとこの二ヶ月でも進展していて、更に果実風味が落ちたミネラル味となっていて、もっともレープホルツ醸造所のそれに近い味筋である。これも寝かしてみたいが、酸が円やかに感じ、糖が少ない分だけ直ぐに飲み干してしまいそうである。
さて2011年産はその葡萄の熟成に見合ってか、酸を際出すためか糖が抑えられてアルコールを上げる方向にある。グーツリースリングでも12.5%、オルツヴァインで13%と、アルコール度の高い生産年となりそうである。安く飲み代が整うのは悪くは無いことである。
参照:
トロピカルかパッションか 2011-09-23 | 試飲百景
ヴィルヘルム・ヴァイルのワイン 2010-09-05 | 試飲百景
進化という自然環境の神秘 2010-07-03 | アウトドーア・環境