Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

想われ面皰も笑窪の純情

2013-03-03 | 
愛しの彼女にプレゼントを渡した。予定外ですれ違いになったので待っていなければいけなかったが、上手く渡せた。次の段階であるコンタクトアドレス交換まではいかなかったが、彼女にとっては寧ろそれぐらいの段階を踏む方が受け入れやすいだろう。

少し待っている間、少し胸の高鳴りを感じて、こちらまで三十年近く若くなった気持ちになったのには我ながら驚いた。これだけの純な気持ちになれたなら殊更誠実さの芝居をしてお友達に判断してもらう必要もない。それにしてもお友達の表情を見ていると、IQも130以上と高そうで彼女の家庭よりも質素で知的でプロテスタントな家庭であることが分かる。彼女の「厳格父親」がBASFの中堅マネージャークラスとすると、お友達の家庭は、法学関係だろうかプロフェッサータイトルぐらいを持っている父親であると感じた。そしてお友達自身は、長女もしくは兄一人の感じである。兎に角、若い女性にしては視線が恐ろしく厳しい。

「xxxxxxちゃん、君たちにプレゼントがあるよ」と立ち上がると不意を突かれたようで驚いていた。「食事に誘われるためにも練習してね。」と渡すと、「とてもご親切に」とまるで日本学の女学生のように少し申し訳のないような顔をして素敵な笑顔で礼を言う。

「ピーナッツでも右からから左へね」と、すると「練習ね」。

「日本から?」と訊ねられた。「ある日本人からもらってね」と答えておいた。

お友達のとても抑制のきいた笑顔をちっらとみて、そして彼女の顔の僅かな吹き出物のようなものに気が付いた。化粧気のないドイツの若い女性であるから、それほど不思議な感じはしなかったが、前回には気が付かなかった変化だった。勿論否定的な印象よりも彼女の若さを感じて、ちょっと嬉しかった。俗にいう、痘痕も笑窪とはよく言ったものである。

それにしても、ここまで首尾上々に進行していて、こちらも行動とともに徐々に昂ぶりを覚えるのだから、彼女の方も十分に気持ちが盛り上がってこないようではどうしようもないだろう。具体的にはお友達の判定や押しや協力が両親の判断以上に彼女自身の決定的な決断に繋がることは間違いなさそうである。さて、夏までぐらい納得の行くまでお付き合いすることになるだろうか?そこまで行かないようならば駄目だろう。



参照:
棒にも箸にもかかる? 2013-02-27 | 女
日本への値千金の愛の告白 2013-02-16 | 女
会えなくて、寂しかったよ! 2013-02-03 | 女
コメント (2)
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