Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

熟成させる時間が必要

2019-09-15 | 雑感
時間のあるうちにデジタルコンサートホールの無料券の年内分を使わなければいけない。候補に挙がるのは、年末のジルフェスタ―コンツェルトだが、これはARTEで出る筈なので使う必要もないだろう。その前はズビン・メータ指揮の二回に亘る日本公演の練習演奏会だ。11月2日土曜日と8日金曜日なので、両方ともライヴで観れる筈だ。あと二回分の一つは期限が無い筈なので来年に取って置く。もう一つは年内でないと使えない可能性があるので、予備に使いたい。そうなると11月2日まではお預けとなる。ミュンヘンのコルンコールト「死の街」初日が18日なので、何とか時間はあるだろうか。

夏の予定を全てキャンセルしたヴァイオリンのリサ・バティシュヴィリの故郷からの生中継を観た。健康上の理由となっていたので、恐らく二児の母?としては妊娠と言うことは無いと思ったが、腕の調子など心配していた。秋の日本公演でも弾くチャイコフスキーの演奏した。元々はプロコフィエフが予定されていて、結局は音楽祭でもそれを弾くことはならなかった。チャイコフスキーが二年ほど前から始めた新しいレパートリーであったので事故でもあったかと思ったのだ。

健康そうで問題はなさそうだったが、なんとなく舞台から遠ざかっている印象はあったが、カデンツなど昨年よりも細かなことをしていて、弾き慣れてきたのだろうと感じた。同時に故郷での演奏と言うこともあるのだろうかエモーションも細やかさと同時により強く出ていて、よりコントロールされながらも東欧風の趣があった。ピッチも丁度いい感じで楽器も良く鳴っていた。

少なくとも日本旅行へは準備という事でも完璧ではないだろうか。親しいネゼセガン指揮のフィラデルフィア管弦楽団と大名演をしてくれることは間違いないだろう。それにしても夏場はなにがあったのだろう?

先日来仕入れてきた30本以上のワインを漸く蔵に入れた。薄っすら汗を掻いた。下ろすと同時に棚に寝かせるので、場所を開けるのに苦労する。可成りいい加減な並べ方をしていて、本当ならば新しいものを下の方に入れて行きたいが、出来るだけ安全上重心は下に置きたい。入れ替えも容易でないので、どうしても新しいものが上に並ぶ。

新しく運び込んだもので二年以内に空ける予定のワインは九本が限度だろうか。つまりまた溜まる。一番溜まる要因は2015年産を大切にしまい込んであるからで、飲み頃を一年分我慢したからだ。つまりそれが開けられるようになると頻繁にいいワインを開けられるようになる。

後ろ表に入れてあるので押し込んだ拍子に反対側のグランクリュワインが床に落ちた。40ユーロ以上のヴィルアムスヘーレと称するナーヘの高級リースリングである。それも2014年なので惜しくて開けれないリースリングである。30センチ近く下に落ちた。幸い割れなかったが罅が入っているといつか割れると思うと早く手を付けなければとも思う。十年ほどは寝かしたいワインなので次の機会を考えようと思う。



参照:
Wブッキングの逡巡 2018-12-07 | 生活
再び求道的な感じ 2019-09-08 | 女
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