郵便局が訪ねて来た。輸送の売込みのDHLかなと思ったが違った。要件は、9月7日に書き留めが配達されて、しかし受け取りなどがはっきりしていないというのだ。覚えが無いのだが、郵便物が一つもどされたのは知っている。また、ミュンヘンのティケットは入っていたが、これには受け取りが無い。どうも話が合わない。最近独郵便局からの配送が怪しくなっている。そういうと、ドイツ語も解らない人だから、今日も幾つかの件を明らかにするために回っているのだという。なるほどここ暫く訳の分からない人が郵便配達となっている。明らかに移民で、それも寧ろ難民に近い感じの人たちなのだ。それ以上はあまり悪くは言いたくなかった。郵便局が何を考えてどのような方針でいるか知らないからだ。人件費削除と経営上の方針ならば苦情するのだが、難民保護となるとまた違う。
書留での経験はパリからの郵便に対して署名を求められたので受け取り拒否したことがある。これなどは署名を求められたので拒絶可能となった。流石にその後は郵便を送り付けられることは無くなった。勿論中味は知っていて、支払いに関して見解の分かれていた請求書だった。先方からすると踏み倒しという事になるのだろう。
さてバーデンバーデンの新シーズンに伴って新支配人へのインタヴューが地元紙に載っている。バーデンバーデンへの印象付けに今まで出ていたブラームスに加えてクララ・シューマンとポリーヌ・ヴィアルドにディラッソが出てきている。ディラッソはミュンヘン宮廷なのは分かっているが、知らなかった。調べてみるとなるほど現存する地元の交響楽団の前身をバーデン公の楽団とするとそこの指揮者がディラッソ―のミュンヘンでのトロボーン奏者だったとある。つまりラッソーの曲を演奏していたのだろう。百年後の17世紀には現在も観光対象となっているノイエシュロースでオペラ上演をしている。それどころかベルリオーズやリストに始まりバルトークやフルトヴェングラーなど殆どの超一流音楽家が指揮台に立ったり共演している。本当だとすれば、その伝統の一部はカールツルーヘなどに取られてしまったという事だろう。現在は無料の温泉街のバンド程度である。
更にSWR交響楽団を聖霊降臨祭のレジデンス楽団と指定して、ここが重要だが色々な指揮者で演奏してもらうとある。先ずはクレンツィス祭りの二回目をやるが再来年は既に他の指揮者が決まっているという事だろう。指揮者如何では嘗ての様にもっと興味ある企画になるかもしれない。少なくともブーレーズフェストなどになるとどうしてもシュトッツガルトの合唱団と共に欠かせない。
以前は大物指揮者がシュトッツガルトで振っていたが、合弁後は誰もいない。エッシェンバッハやノーリントンでは人を集められない。ケント・ナガノでも限界がある。さて誰が登場するのだろうか?嘗てはショルティやジュリーニなどが定期的に振っていたことからすると匹敵するような大物がどこにもいない。バレンボイムやメータも関係ない。意外に年寄りが駄目になって仕舞っていることがよく分かる。
ドルトムントの時の関係で音楽家に声を掛ければ、バーデンバーデンに芸術的な創造環境として滞在したい人が多いとしているが、ネゼセガンもネルソンズもそんな暇はない。サロネンもフィルハーモニア管弦楽団との最後のツアーのマーラーの九番もがら空きである。誰も浮かばない。
ザルツブルクの騒動に関しては、我々の方がよく分かっているので、一寸苦笑いで観ている一方、ザルツブルクでのティーレマンの貢献を思うと残念で、中々難しい決断だったと思うとする。しかし一方で、様々な楽団との企画はあり得ることで、当然一つを区切りをつけて行く道理はあると考える。
そしてベルリナーフォルハーモニカ―との関係では、現時点ではしっかりと契約期限の2022年まで履行して、そこで条件を話し合うという事だ。しかし、キリル・ペトレンコとの間で更なる芸術的な企画があり、それは更に行くことを物語っている。ペトレンコと一緒に素晴らしい企画を紹介して行くので、とても楽天的に考えていると語る。
参照:
Neuer Baden-Badener Festspielhausintendant blickt gelassen auf die Saison, Isabel Steppeler, BNN vom 24.9.2019
真剣に音楽を分かち合う 2019-03-17 | 文化一般
「キリルと高度に一致」 2019-02-05 | 文化一般
書留での経験はパリからの郵便に対して署名を求められたので受け取り拒否したことがある。これなどは署名を求められたので拒絶可能となった。流石にその後は郵便を送り付けられることは無くなった。勿論中味は知っていて、支払いに関して見解の分かれていた請求書だった。先方からすると踏み倒しという事になるのだろう。
さてバーデンバーデンの新シーズンに伴って新支配人へのインタヴューが地元紙に載っている。バーデンバーデンへの印象付けに今まで出ていたブラームスに加えてクララ・シューマンとポリーヌ・ヴィアルドにディラッソが出てきている。ディラッソはミュンヘン宮廷なのは分かっているが、知らなかった。調べてみるとなるほど現存する地元の交響楽団の前身をバーデン公の楽団とするとそこの指揮者がディラッソ―のミュンヘンでのトロボーン奏者だったとある。つまりラッソーの曲を演奏していたのだろう。百年後の17世紀には現在も観光対象となっているノイエシュロースでオペラ上演をしている。それどころかベルリオーズやリストに始まりバルトークやフルトヴェングラーなど殆どの超一流音楽家が指揮台に立ったり共演している。本当だとすれば、その伝統の一部はカールツルーヘなどに取られてしまったという事だろう。現在は無料の温泉街のバンド程度である。
更にSWR交響楽団を聖霊降臨祭のレジデンス楽団と指定して、ここが重要だが色々な指揮者で演奏してもらうとある。先ずはクレンツィス祭りの二回目をやるが再来年は既に他の指揮者が決まっているという事だろう。指揮者如何では嘗ての様にもっと興味ある企画になるかもしれない。少なくともブーレーズフェストなどになるとどうしてもシュトッツガルトの合唱団と共に欠かせない。
以前は大物指揮者がシュトッツガルトで振っていたが、合弁後は誰もいない。エッシェンバッハやノーリントンでは人を集められない。ケント・ナガノでも限界がある。さて誰が登場するのだろうか?嘗てはショルティやジュリーニなどが定期的に振っていたことからすると匹敵するような大物がどこにもいない。バレンボイムやメータも関係ない。意外に年寄りが駄目になって仕舞っていることがよく分かる。
ドルトムントの時の関係で音楽家に声を掛ければ、バーデンバーデンに芸術的な創造環境として滞在したい人が多いとしているが、ネゼセガンもネルソンズもそんな暇はない。サロネンもフィルハーモニア管弦楽団との最後のツアーのマーラーの九番もがら空きである。誰も浮かばない。
ザルツブルクの騒動に関しては、我々の方がよく分かっているので、一寸苦笑いで観ている一方、ザルツブルクでのティーレマンの貢献を思うと残念で、中々難しい決断だったと思うとする。しかし一方で、様々な楽団との企画はあり得ることで、当然一つを区切りをつけて行く道理はあると考える。
そしてベルリナーフォルハーモニカ―との関係では、現時点ではしっかりと契約期限の2022年まで履行して、そこで条件を話し合うという事だ。しかし、キリル・ペトレンコとの間で更なる芸術的な企画があり、それは更に行くことを物語っている。ペトレンコと一緒に素晴らしい企画を紹介して行くので、とても楽天的に考えていると語る。
参照:
Neuer Baden-Badener Festspielhausintendant blickt gelassen auf die Saison, Isabel Steppeler, BNN vom 24.9.2019
真剣に音楽を分かち合う 2019-03-17 | 文化一般
「キリルと高度に一致」 2019-02-05 | 文化一般