Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

これを最後に橋を渡る

2019-09-26 | 雑感
マンハイムの劇場から宣伝メールが来た。再演「影の無い女」は重要な楽劇とかあったが、見るまで言うな!そもそもマンハイム劇場の実力でこんな難しい曲が出来る訳が無い。写真が付いていたが如何にも下らなさそうである。それどころか来年はリヒャルト・シュトラウスターゲを開催するというから余程頭の悪い劇場である。サイトを見ると演出は知らない人であるが、ゲストとして染物屋の女将にキャスリーン・フォルスターだからだら下がりの音楽が続くのだろう。本当にローカルのオペラ劇場なんて要らないと思わせる。

NHKでサントリーホールからの中継の一部を聴いた。ニールセンの方は小編成で管弦楽団の実力がよく聴こえた。特に今回はチューリッヒのトンハーレのコンツェルトマイスターが率いていることからその比較がとてもし易い。少なくとも日本では日本の管弦楽団の弦は世界最高水準だとされているようだが、トンハーレと比較して決して優れていない。何回か言及しているようにトンハーレのヴァイオリンの後ろの方はお遊びでいい加減な弦を弾いているが、総じてそんなに悪くない。少なくとも先日のヴィーナーフィルハーモニカーのブルックナー七番よりは遥かに立派な演奏を一年前のハイティンク指揮でしていた。なるほどロンドンのシムフォニカーの弦も下手であるが、フル編成で特殊な弓使いなどをして合わせられないという事で、やはりそれは普通のレパートリーになれば違うのは分かっている。つまり単純にアインザッツが揃う揃わないの問題などでは無くてどこまで個々の技術が高いかでしかない。勿論練習時間の相違や何よりも指揮者の相違が大きいが、同じ指揮者とコンツェルトマイスターでトンハーレとN響を比較すれば、弦だけでなくて他の管楽器も比較しやすい。

ワイン街道をダイデスハイムに車を走らせた。写真のアトリエを訪ねるためだ。様子を見に行ってそのままいけそうなら予約をとろうとした。そして前を通って、浦島太郎の様に現実に目を覚ました。今時誰がフィルムやプリントの為に写真屋さんに行くのか?考えてみれば当然過ぎることなのだが、店の周辺が衣替えしてあるのを見て初めて気が付いた。完全に太郎呆けである。

調べてみると今度は同じ人がいつも行くパン屋の近くでアトリエを開いていることが分かった。電話すると来週また再開するという事でヴァカンカンス中のようだ。どうせ散髪屋に行くことを決意したので、出来上がりまでどれぐらいかかるか知らないが、待ってみることにした。大都会ならば証明写真などはセルフサーヴィスで取るのだろうが、流石に近所には駅ぐらいにしかないだろう。態々そこに行くぐらいならばやはり撮って貰いたい。

先ずは散髪だ。現状で行けるかと思ったが、やはり不揃いで駄目だ。写真と同じような感じならばそれはそれでちょっと怪しく、写真と違って散髪していたならばそれでも怪しい。それならばせめて写真だけでも怪しくない方が証明写真が有効に活きる。

前回スイスに行ったのが今の車での最後の国境通過だったと思う。次までには新車を調達しなければ流石に無理だ。発注、製造、納入されるまで繋ぎがなんとかなりそうになって来たので、落ち着いて発注の準備が出来るようになるか。いずれにしても最後のオットーモーター車となる。こんなに早く変わるとは思っていなかったので、自分の車としては四台目で、次は自動運転中心の乗り物となるだろう。エンジンは勿論ハイブリッドカーとなるが、車種の関係で4リットルか3リットルとなるだろうか。

オプションの面白い機構として外部音を遮断するものがあって、ノイズキャンセリングではないようだが遮音が効いていて、窓の雨音などが聞こえないという。以前ならば関心を持ったのだが、ノイズキャンセリングのイヤフォーンを運転時に使うようになって興味が失せた。カーオーディオも通常以上のものは求めない。運転の安全上の情報を例えば雹とかその他の風切り音とかで受ける代わりにセンサーを通してというのもあり得るだろうが、やはり外と直接繋がっていた方が安心で、特に道路状況の把握は重要である。

その他で欲しいと思うのは常時ハイビームのLEDヘッドライトで、夜間のアウトバーンを手動切り替え無しに走れるとなるとこれは大分助かる。闇の視界さえ効けば夜間は週末などは本格的に飛ばせる。当然オンタイムの交通情報とスピード制限で自動的に速度を落とすシステムも欲しい。居眠り運転警報並びに運転制御も安全の為には投資したい。



参照:
古工場の中の演奏会場 2018-09-25 | 文化一般
無駄なアイロン掛け仕事 2009-10-27 | 生活
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