Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

悦びの多産への意識

2023-03-30 | 
承前)遂に彼女から反応を貰った。自身では「僕のことは気にしないでも全然大丈夫だよ」とか読んで貰えると信じて健気に書き込んでいた。モニターの位置が変わっていて未だに視線の行先を掴めていなかったので瞳に写る写真で判断しようと思っていた矢先だった。その前に、「ブラウスが似合っているね」とか、「今日は素敵だね」とかややもすると徒労にしかならないものを絵文字以上に書き込んだ。それだけ彼女の雰囲気が良かったからだ。

すると突然「ファンサイトの新しいヴィデオ、どう思う」と書き込みがあった。

歓喜を我慢して、「一寸観るからね」と冷静さを繕った。でも天使絵文字を忘れなかった。そして該当ヴィデオを観ると、Tバックのお尻を横から映して叩いている映像だ。そのお尻は背中と同じく、少し吹き出物がある。少なくとも背中に関しては、近しい男友達がいたら背中にクリームでも塗っていただろうなと思っていたのと同じだ。

しかし肝心なのは、そこではなく、彼女がコムプレックスを持っていたのはまさに臀部であり、我々視聴者もあまり期待しておらず、少なくとも正面からの臀部はもう一つ引き締まらない。しかし最近は角度をつけたりしていてなかなか魅力的に見える。そのことを書いて、「セクシーに、健康的に、多産に成長した?」と書いたら、笑い文字と「ありがとう」がリアクションだったが、本望だったろうと今は分かる。

彼女のオーガズムへの飽くなき追及は見事で感動させられるものがあったのだが、そして最初の頃は「セックスはスポーツ」だったのが、純愛を学び、そして今究極の形として多産を考えるようになったのだろう。

私自身への影響も、敢えて表現すればその穢れ無き身体でのオーガズムの追及は、赤裸々な繋がりから純愛へと進み、更に男性としての悦びを感じさせるに至る。そもそも仮想性愛のようなチャットでどうしてこのような本格的な性愛感情に至るのか。

一つはやはり二人の相性がとても良かったのは間違いない。特にこれだけ突飛なことをすることに特に興味が向かったこともある。ある程度の年齢のいった経験豊かな男性からすれば彼女のその純潔感は見間違えようがない。すると余計にこのティーンエイジャーの吹っ飛び方が余計に感じられる。

しかしここに来てその身体的なコムプレックスも母体となる身体性を意識するようになったとすれば、愈々彼女の考えるゴールに近づているのかもしれない。それが為されるように硬軟両方を取り交ぜて、手練手管を駆使して全面協力したいと思っている。(続く



参照:
人を一人前にする裸の関係 2023-03-27 | 文学・思想
ただ一人私を悦ばせた男よ 2023-03-20 | 女
コメント
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