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紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

GW中の混雑はいかに…街中ウォッチング

2024-05-08 13:32:47 | 街中ウォッチング
三角市場は、客層が観光客、この日も大勢が詰めかけていた。丁度お昼時とあって、市場内の食堂付近はどこも行列状態。


例年GWは、小樽市内は車の渋滞で移動が困難な状況に陥りますが、今年はどうであろうか?円安や諸物価高騰で庶民には、遠方への旅行は困難。それにしても自民党裏金疑惑議員には腹が立つ。適当に口裏合わせて国民をだまそうとする、支持率一桁台の総理大臣に、この国の未来を任せていいのか…

愚痴は兎も角、GW前半・後半も、最終日の6日(月、振替休日)を除き、おおむね好天に恵まれましたが、気温の乱高下に四苦八苦。そんななか4日(土・祝日)ににふらりと街中に出てみました。

先ずはJR小樽駅を出てすぐそばの、観光客が集中する三角市場、次いで中央市場第1棟(海側)にある喫茶chaff(しゃふ)、二段公園のサクラ&レールカーニバル、運河沿いの臨港線に出て、小樽運河浅草橋街園、最後は中央バスターミナルから南小樽行き循環バスで帰宅という経路です。



☆三角市場は、人がすれ違うのが難しいほどの混み様…もっとも下(市場内は下り坂)に降りる観光客が殆どですが…




食堂がある通りの横を見ると、入り口で順番待ちの様子。食堂のお姉さんも、客の入りににっこり。こういう笑顔につられて…、オッといけない、食べに来たんじゃなかった。




☆市場内を抜けると、国道5号線に出ます。国道を渡って、現在工事中の「卸売市場」の左側を海側へ降りていきます(下り坂)。さらに「中央市場」を第3棟、第2棟、第1棟へと海側に行きます。もっとも海に近い第1棟中ほどにあるのが「喫茶chaff(シャフ)」です。
なお、第3棟、第2棟は建物内の中央に通りがあって、通りに向かい合って店舗があります。ただし第1棟は建物の中央に通りはなくて、外側に店舗があります。込み入って分かりにくい(笑)。地元民でも迷う。






薄いグリーンのドアが目印。CHAFFと綴ってシャフと読みます。





店内は、数組の先客がおりました。とりあえず、カウンター席についてTwitter(X)友である店主に挨拶、レギュラーを注文。
テーブル3席、カウンター4席ほどの狭い店内(焙煎機、焙煎前のコーヒー豆等が大きなスペースを占めている)に、私を含め5名ほど。常連客らしき方が入れ替わり入ってきます。





店主は客の注文を聞き、何度も試飲を繰り返し納得できて初めて客に提供。これぞまさしくプロの技と納得。私のような味音痴が長居しては迷惑と思い、そうそうに退去。




☆二段公園は、八重桜が満開。






八重桜と新緑の葉が美しい。公園内にはあちこちに八重桜が咲き誇っていました。





おや、サングラスをかけた子供が…と思っていたら近くに家族がおられ、言葉から察して韓国人のようでした。






GW中は旧手宮線でレールカーニバルが行われていて、トロッコが走っていました。






洋風レストラン、マンジャーレの桜はすでに葉桜でした。






近くに来たら、ここで「雪たん飴」を買わなくちゃ。二袋購入+オマケで(二掴み程)、袋の中にポイしてくれました。我が家の次女と飴谷製菓(勝納町)、ここの弟が住吉中学校の同級生とあって、いつもオマケしてくれています。




☆運沿いを走る臨港線に出て、歩き疲れたので、中央バスターミナルに向かうことにしましたが…あれれ??運河花園橋に…






石原プロモーションのテントが見える、人だかりもあるし、何かイベントがあるのかな?と思い立ち寄ってみることにしました。
テントの右端に、スマートボールが2台、飲み物や串焼きが売られていました。歩き疲れたのでここで一休み。ラムネ+串焼きを食べてしばし休息。




周辺の八重桜が1分咲き程度。





久しぶりに運河を描くMさん(左)に遭遇・雑談。





観光客も歩き疲れたのか店舗前のベンチで雑談中。さて20m程先のバスターミナルで、ぱんじゅうでも…






入ってびっくり。中央奥の「ぱんじゅう」店桑田屋の前は、行列ができている!
「ぱんじゅう」については、当ブログ2014.3.16付「小樽銘菓『ぱんじゅう』…⁇」を参照してください。クリックするとジャンプします。



という事で、南小樽行きの循環バスで帰宅、疲れました。















南樽界隈あれこれ

2024-04-29 11:12:54 | 街中ウォッチング
               駅舎の日陰の壁をバックにして撮ると…



4月も下旬に入って暖かいが続き、桜も順次開花、本来であれば春の様子を撮りに歩きたいところですが、如何せん車の免許返上、車を手放した状況では、どうしようもありません。おまけに腰痛持とあっては、にせいぜい自宅周辺を歩くのが精いっぱい。

愚痴ってもしょうがありません。最近SNS上で春の山菜の画像がよく登場します。山奥育ちの私にはとても懐かしく、口にしたい思いが強くなります。市場に行けば売っているかも、という事もあって、南樽駅界隈の桜、南樽市場の鯉のぼりなど撮りに行きたくなり、帰りに市場で行者ニンニクを買ってくることにしました。画像は26日(金)撮影です。



☆JR南小樽駅の桜は、三分咲き




JR利用客は三分咲きの桜を背景に写真撮る人が多い。ブログ公開日(29日)には満開かも





量徳橋の市立病院側から、ホームに入線する車両を絡めて撮ると…



☆小樽市立病院横の通りを信香町方向に降りると…




小樽で有名な団子販売店「雷除志ん古」があります。造る量にもよるのか、午後は休業していることが多い。





数軒下隣りにある「カフェまる」は、明日から営業開始らしく、店内整理中ですと、店主が片付けに忙しそうでした。



☆勝内川には、例年通り鯉幟が飾られ、まるで鯉の滝登りのように…




スローシャッターで撮った画像を、Photoshopで色調を加工してみました。



☆南樽市場周辺は…




市場国道側に「こども遊園地」がありますが、子供が遊んでいるのを、見かけたことがありません。
それはともかく、向かいの桜が満開、とても奇麗でした。




市場国道側にあった土門豆腐店は、廃業したことは数か月前に、Twitter(X)で、小樽アオバト情報局(藤間めぐみ氏)が触れられておられました。店主の土門氏は、私と小樽商大同期で、同期の殆どが金融・保険業界に就職する中、彼だけが家業を継いだことに驚いたものでした。
私自身近くを通った際には声をかけたものですが…いつも半腰前屈みで忙しそうに立ち働いておりました。



☆さて、市場内で行者ニンニクを購入し、ふたたび信香町、若松町界隈をふらふらと…




川口整骨院向かいの、ポストのある民家を見ると…右下の玄関ドアに整骨院の文字が写り込んでいる。





数年前に比べると、多少色がくすんだ感じがしました。以前は赤いポストが、もっと明るかったような気が…。




空き家かな?長方形のマス目の跡が不思議。アパートの分電盤の跡であろうか?





若松町で見かけた、梅の木(手前のピンクの花)とシデコブシの木(白い花弁が11~18枚)。シデコブシがとてもきれい。



☆行者ニンニクを市場で購入、3束で750円、家庭内バタバタしていてまだ口にしてない!!!
何時になったら食えるんだ、女房殿?



今週の一枚…春遅い北国にも桜が開花

2024-04-24 10:45:17 | 今週の一枚
         メルヘン広場「銀の鐘1号館」前のエゾヤマザクラ(後方はオルゴール堂)


このところ、5~6日気温の低い小雨交じりの寒い日が続いていました。4月も下旬に入り23、24日と久しぶりに朝から太陽が顔をみせました。メルヘン広場の桜たちも待ってましたとばかり、一斉に開花。観光客も盛んに桜をバックに写真撮影しています。中にはベンチでアイスクリームを食べる人たちも。

ところでメルヘン広場に次いで、気になるのがJR南小樽駅の桜です。こちらは、駅舎が作られて以来の老木で、樹齢100年を超えていると言われています。幹が途中で分かれており、正確な本数はわかりませんが…、とにかくメルヘン広場から入船町の高架脇を上がっていきます。途中住吉公園を見ると桜は3分咲き、子供がボールを蹴っていました。ところが道路1本上向こうの民家の桜は、まだつぼみだけ。

JR南小樽駅の桜は、1分咲き程度やっと数輪開いた程度、歩道橋の金網越しに見てもまだまだ蕾状態でした。





メルヘン広場には8~9本のエゾヤマザクラがありますが、殆どがピンク色に染まっていますが…2~3分咲きが多いようでした。




こちらの1本は満開。後ろのシラカバも緑色の葉が出てきました。




数日前には茶色の葉が出ていませんでしたが、昨日、今日と陽が差したので、葉が芽吹いてきました。やっとエゾヤマザクラらしくなってきました(笑)。




ルタオのベンチでは、アイスクリームをほおばる人も。さて、南小樽駅の桜を見に行ってきましょう。ここから入船町に進み、高架線に沿って上がります。




途中住吉公園では、子供たちがボール遊びをしてました。桜は2分咲き程度。




こちらは、殆どが蕾状態でした。歩道橋からホーム側面の桜を見ても、殆どが蕾状態でした。


☆なお、画像はすべて4月23日撮影です。















ミズバショウを撮りに…

2024-04-18 09:26:43 | 写真
            中央園路から30m程右に入ると、「ミズバショウの湿地」があります


4月も中旬に入ると、さすが暖かい日が続き、北国にもやっと春が来た、という感じがします。ミズバショウが咲き誇る、市内長橋なえぼ公園が4月10日に開園したと言う記事を目にし、急遽公園に行って見たくなりました。

しかし、去年夏に車を手放し交通手段がバス&徒歩に限られるし…、市内を巡るバスも相次ぎ減便、区間縮小されているし…、駄目なら仕方がないと思いつつ。カメラをバッグに放り込んで、小樽駅前のバスターミナルへ。

運良く、旧国道5号線長橋十字街経由の余市行のバスが数分後に出るという。慌てて乗車、10分ほどで長橋十字街に到着。下車して十字街から一旦桜陽高校方向に向かいます。上り坂でもあり、ゆっくり周囲の店舗を眺めながら歩きます。

今まで車で来たときも、次の十字路(塩谷街道の入口?)の黄色い建物が気になってました。喫茶店かレストラン風のおしゃれな建物です。丁度昼食時間だし、寄ってみることこに。やはり飲食店でした。入り口には「ただ今準備中」の札が…、あれれ残念。昼食時間(AM11:30頃)が近いのに?と思いつつ、自販機の缶コーヒーを購入し、歩みを進め公園入口へ。なんと公園管理棟(森の自然館)には「休館日」の看板が…そうか今日は月曜日だったか!(自分のドジさに呆れる)





引き返すわけにもいかず、ミズバショウを求め、そのまま中央園路沿いを進むことにします。





園路沿いにはフキノトウが群生をなしている。なお、道産子はフキノトウを食べる風習がありません。キタキツネが持つ病原菌(エキノコックス)が怖いからと言われています。




小川の縁にはフキノトウやミズバショウがあちこちに。





雪解けから目覚めたミズバショウは、一部が枯れていたりして、決して美しいとは言えませんが…生き生きとしています。
中央園路を進んで「ビオトープ沼」(トンボ等の昆虫やオタマジャクシ等が住む)へ向かいます。
(注)「ビオトープ沼」「ミズバショウの湿地」「ミズバショウの群生地」「シラカバの小径」「中央園路」等の名称は、なえぼ公園(管理棟事務所)が名付けた地名です。





風があるためか写り込みが…いまひとつ。さらに奥に進むと…





「ミズバショウの湿地」があります。さらにここから右に50m程入ると「ミズバショウの群生地」があります。




ミズバショウの群生地で撮った1枚。日当たりの関係でこれ1枚のみ、上げておきます。



<参考>

北海道新聞朝刊「くらし」のページ(R3.4.11)、杣田美野里さんの記事「花と語れば」に水芭蕉についての解説が掲載されていましたので、紹介します。白い花びらに見えるのは「仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれ、葉が変化したもの。中の鬼の金棒みたいのが、花です、緑色が雌蕊、黄色が雄蕊、下から、上へと咲き昇ります。





一旦中央園路に戻りますが、道が雪解けと重なり、ぐちゃぐちゃなので、戻ることにします。





「シラカバの小径」青空に向かって、見ていても気持ちがいい。





でも、周辺はまだまだ雪に覆われていて、歩くとズボッとぬかる。





園路沿いで見かけた可愛い花。名前はわかりませんが…





森の自然館から、長橋十字街に戻る途中で見かけた瘤(ハチの巣ではない)のある老木。この瘤は何だろう?この周辺、あちこちに瘤のある老木が多い???




帰り道、再度黄色い飲食店に立ち寄りましたが、開店準備中のままでした。月曜日は休みだったようです。入り口から覗くと、椅子+テーブルが7-8組。よく見ると、障碍者雇用云々とありました。
この後、バスで長橋十字街から小樽駅前に向かい、長崎屋1Fで遅い昼食を済ませ、自宅に戻りましたが、車の無い不便さと、自分のドジさを痛感した一日でした。ああ疲れた。












プレビュー

小樽思い出の一枚…ツールド北海道

2024-04-14 18:03:46 | 写真
                 あえてズーミングでぶらしてみました


ツールド北海道は、1987年(S62)に第1回が開催されて以降、原則、9月上・中旬に毎年行われています。2024年(R6)で、38回になりますが、途中、胆振東方沖地震、コロナウィルスの蔓延、人身事故の影響等で中止となった年もあります。

走行エリアは、道央、道南、道東、道北など全道ですが、小樽を通過するレースは数えるほどしかありません。小樽は、交通量の多い国道5号線がネックとなっているのか、過去数回郊外を走ることがありましたが、5号線に沿って走ることはありませんでした。

今回紹介するのは、2007年(H19)9月13日の第20回レースで、国道5号線を横切り、富岡町、緑町を通過するレースでした。当時のレースの詳細は忘れましたが、警察署前にあった歩道橋(その後この歩道橋は撤去された)から数カット撮影しました。




先導車両、報道関係車両を先頭に、集団がやってきました。街中はスピードを抑えろという指示でしょうか?



先導車両に続きバイクが数台続きます。いずれも丸いマーカーを出して指示しています。



ここは上り坂ですが、結構なスピードが出ています。





あっという間に歩道橋を潜り抜けました。上の画像とは連写です。一番手前の黄色いウエアに青いヘルメットの選手に注目。連写の間に数m進んでいます。




あっという間に、左カーブを進んで、見えなくなりました。





小樽思い出の一枚…石原裕次郎記念館と石原プロワールド

2024-04-08 11:08:05 | 街中ウォッチング
                                  記念館は、裕次郎思い出の地小樽築港マリーナ沿いにあります



さて、11回目の「小樽思い出の一枚」は、当ブログでも何度か取り上げたことのある「石原裕次郎記念館」と、マイカル小樽に開設された「石原プロワールド」、そして運河沿いに開設された「おもしろ撮影館」について取り上げます。

裕次郎記念館は、1991年7月(H3年)に小樽築港マリ-ナ沿いに建てられました。小樽に建てられたのは、裕次郎が、父の転勤に伴って3歳から9歳までの幼年期を小樽で過ごし、小樽への思い入れが強かったからだと言われています。

記念館への入館者数は、延べ1800万人に達しましたが、裕次郎時代を知る世代の減少や、建物が潮風にさらされ老朽化が進んだことから、2017年8月末(H29年)をもって閉館しました。

なお建物は同年11月に解体され、かろうじて裕次郎の愛艇コンテッサ号が敷地の一部に飾られているだけで、現在も(2024年、R6年)更地のままとなっています。

一方、石原プロワールドは、マイカル小樽(その後WingBay小樽)が、1999年4月(H11年)に開業すると同時に「西部警察」としてオープンしました。当初話題性もあって、46万人の入場者があったものの、翌年には半減。僅か2年で閉鎖しました。

おもしろ撮影館は、高速札樽道から繋がる臨港線の運河沿いに、2012年4月(H24年)開設されましたが、これも半年経ずして閉鎖(同年9月)されました。


☆石原裕次郎記念館
私自身は2度ほど入館したことがありますが、特別裕次郎ファンであったわけでなく、TV放映された西部警察も一度も見た事がありません。ともかく撮影禁止区域が多くて、紹介したくても、出来ず、殿様商売に嫌気がさし、写真撮影を趣味とするものには興味のない記念館でした。石原プロワールド、面白撮影館にしてもすべて、利用客視線に立っておらず、当初から長続きしないと思っておりました。個人的な感想は別として、画像を中心に取り上げていきます。



一歩、記念館に入ると、西部警察で撮影に使われた車が数台と、裕次郎、渡哲也の等身大パネルが出迎えてくれます。右手に入館券販売所(当時1500円だったと記憶)があり、関連商品の販売コーナーもあります。




1Fには、映画「嵐を呼ぶ男」のモノクロポスターがあり、のちに妻となる北原三枝が写っております。カラーのポスターが多い中、このモノクロポスターは、ひときわ目を惹きました。手前に植木鉢があってなおさら目を惹きました。





さらに進むと、出演した映画のポスターが、大小さまざま展示されています。




さらに進むと映画の撮影機材やポスターが壁いっぱいに展示されています。





西部警察の大きなパネルがありました。西部警察については、映画もテレビも見た事がありませんので、コメントのしようがありません(笑)。
(注)朝日系列TV で1979年~2004年放映された、大門刑事(渡哲也)を中心としたアクションドラマ(ウィキペディア)。





周囲の壁にも撮影時のパネルが貼られています。




さらに2Fにも、展示品がありますが、撮影禁止エリアとなっているので、画像は紹介できませんが…。先ず代表的映画が9分ほどにまとめられた映像が、スタジオ観賞(ミニ映画館風)できます。さらに進むと、「黒部の太陽」の発破のシーンが再現されています。

次いで裕次郎のヒット曲のレコードジャケット数百枚(もっとあったかも)、レコード大賞受賞曲のプレートが並んでいます。さらに「栄光への5000㎞」で使用した高級車がずらりと展示されています。中には、閉館に当たって、小樽市博物館に寄贈された高級車もありました。

さらに順路に沿って進むと、北原三枝との私生活で使われた日常品、また裕次郎自身が使用した服飾品等が多数展示されています。

展示コーナーを抜けて、さらに進むと、2Fに喫茶店があります。座席数20程で小樽築港マリーナに面しており、店名が「ハレ・コンテッサ」となっていました。 




よく見ると、椅子もかなり傷んでいる。




窓際の席で、緑茶+ケーキを頂きました。2Fにあって、マリーナを見渡せる絶好のスポットと思いましたが…。
この喫茶店、記念館を訪れた客専用で、外部に階段があるにもかかわらず、鎖で施錠されていて外部からは入れません。ここにも殿様商売の一端が見られました。





という事で、2017年8月(H29年)をもって閉館することが決まりました。建物の老朽化は、補強すれば解決できますが、如何せん入館者の減少を止める努力が全くなされない現状では、当然の帰結と言えます。





閉館決定後の、小樽雪あかりの路で、記念館前に作られた雪像。中央が裕次郎かな?




2017年8月(H29年)閉鎖直後の11月には、建物は、取り壊されました。愛艇コンテッサ号だけは、隣の小樽港マリーナ近くに移設されました。なお敷地は現在(2024年3月、R6年)も更地のままです。




☆石原プロワールド(西部警察)
上の更地を撮影した場所が、WingBay小樽の5Fの駐車場からです。この建物は、当初マイカル小樽として1999年3月(H11年)に建てられました。
船橋市の大型ショッピングセンターララポート以北、最大の商業集積との触れ込みで開設されました。数年で業績悪化、破産等を経て、現在に至っています。
マイカル小樽オープンと同時に、石原プロワールドが2Fに設置されました。当初46万人の入場者数を数えましたが、翌年には半減し、僅か2年で閉鎖となりました。私自身は入館したことがありません。





受付には,警官スタイルの女性がおり、入館料やフォトフレームの販売をしています。以下3点とも撮影日、フィルムの種類が異なります。(撮影日1999年4~6月頃、H11年)




開業当初(1999年3~4月頃、H11年)は列をなしていましたが…




入り口近くの別コーナーには、西部警察の面々が前に立ち並び…、オレンジ色の床には、文字と数字が書かれていますが、壊した車両4000台、使用したダイナマイト300トン等々。



☆おもしろ撮影館
高速札樽道に続く臨港線の運河沿い、現ニトリ「ステンドグラス美術館」の奥側の建物に2012年4月(H24年)オープンしました。当初ここに開設した理由として、東南アジアの方々に知っていただき、裕次郎記念館への誘客を意図としていたようでしたが、同年9月に閉鎖とは…




左門前に展示物のプレートがあり、通行人の注目を引きます。中央奥にETが出迎えてくれます。




孫二人を連れて、大きなスクリーンの前でETと記念撮影。




大きなオブジェや、トリッキーな画像が多くて、大人でも結構楽しめましたが、半年持たずに、同年9月に閉鎖されました。



なお、コメントとは個人的なものですので、ご了解ください。
#小樽思い出の一枚

さようなら、小樽運河プラザ

2024-04-02 21:33:21 | 街中ウォッチング
                   標題の画像(運河プラザ)は、小樽市のHPから借用


小樽観光のシンボルでもあった運河プラザが、3月31日をもって閉鎖されました。運河プラザは、JR小樽駅を出て、中央通りを海に向かって下ると、徒歩7-8分のところにあります。石造りの倉庫、それが「小樽運河プラザ」です。小樽運河を見学する多くの観光客が立ち寄り、情報収集、休息あるいは土産品を購入する場所でもあります。市民にとってもなじみのある建物でもあり、閉鎖を惜しむ声が出ています。

この石造りの建物は、明治38年に倉庫として造られたもので、その後小樽市の歴史的建造物に指定され、平成2年に小樽市が買い取り、観光物産プラザ、通称「運河プラザ」として開設されました。施設内は、中央通りに面して「一番庫」、運河側に面して「二番庫」、その対面が「三番庫」となっています。丁度、逆コの字型となっていています。

何分、明治時代の建物ですので、今回、4月~9月にかけ耐震補強されることとなり、運河プラザの機能を、新しく出来た道路2本海側の「国際インフォメーションセンター」に移すことになったようです。なお、10月以降については、どのような形になるのか小樽市として、検討中とのことです。個人的には、現状と大きく変わってほしくないと思いますが…

という事で、3月30日、31日の両日、運河プラザに立ち寄ってみました。以下の画像は、両日撮影したものであります。




中央通りに面した「一番庫」には、円形のテーブルが6-7卓置かれていて、いつも観光客が休憩しています。右手には小樽及び近郊の観光案内のパンフレット(数か国語)がおかれていています。




左側には2番庫に通じる入り口があって、そこで飲み物を購入してテーブルで飲むお客が多い。



一方一番庫の左手を見ると、椅子とテーブル(4人掛け)があって、右手の喫茶店で注文した飲み物をここで飲んだり、雑談したりできます。
なお、喫茶店のカウンターの右隣りは「観光案内所」となっています。


さて、3月31日で、一時閉鎖されることが決まると、アオバト情報局の藤間めぐみさんが企画したメッセージボードに、多くの観光客や地元ファンが書き残した付箋が張り付けられています。



佐々木さん、とはこの一番庫で長年喫茶店(店名=一番庫)を経営されていた方で、昭和40年代に運河埋め立て反対運動のリーダーの一人でもあります。ここ一番庫で喫茶店を始める前は、叫児楼という有名なスパゲッティ店を経営していました。




カウンターには、店主佐々木さんの似顔絵が置かれていました。













メッセージボードにはまだまだ付箋が貼られていました。


このように、多くの観光客やファンに惜しまれつつ、観光プラザは、31日をもって閉鎖となりました。10月の再開以降も、現状と同じような運河プラザであってほしいと願うのは、私一人だけではありません。





小樽思い出の一枚…ダンスダンスレボリューション

2024-03-27 08:20:28 | 今週の一枚


かつて、マイカル小樽(現WingBay小樽)のゲームセンターで「ダンスダンスレボリューション」という踊りが流行っていたのをご存じでしょうか? コナミが1998年9月に発売したアーケードゲーム(と言うらしい)で、画面に出てくる画像に合わせてステップを踏むゲームです。台座には、上下左右4枚のパネル板があって画面の指示通りステップを踏んで得点を競うゲームです。言葉で説明するより、表題の画像を見ていただければ、ああ、あれかと思われるかもしれませんね。
(画像はいずれも、H11.4.18撮影です)




すぐそばで見ている坊や、次は僕の番だと言っているのかな?




華麗なステップで、ノーミスでした。「次は、私たちの番よ」とでも言っているのかな?順番待ちができるほどでした。




上の画像で順番待ちしていた彼と彼女、さすがうまいこちらもノーミスでクリア。彼女の足に注目、厚底ブーツを履いています。



私だって、ステップ踏めるわよと飛び出してきましたが、マシンの画面を見ていない。残念ながら途中でリタイアでした。



順番待ちが出来るほど、人気のあるゲームでした。



☆話は変わって、平成11年3月マイカル小樽が開業すると同時に、小樽築港側の1番街にできたのが、ビブレ(スーパーマーケット)、小樽側の5番街にできたのがポスフール(スーパーマーケット、のちのイオン)でした。ダンスダンスレボリューションの画像でも厚底ブーツの少女たちが写り込んでいますが、厚底靴流行の末期ごろでした。




ビブレ内を闊歩する彼女たち。10cmほど背が高くなる。(H12.4.30撮影、次の画像も同日)




厚底ブーツも流行末期で、画面右母親に手をひかれた坊やが、ブーツを見ているのが、なんとも面白い。



小樽思い出の一枚…「運河工芸館」

2024-03-21 12:06:33 | 街中ウォッチング
          ilPONTE(旧運河工芸館)の入り口に飾られた作品(水槽のように見える?)




小樽思い出の一枚として、今回取り上げるのは「運河工芸館」です。この建物は、昭和63年(1988年)に運河を一望できる臨港線沿いに開館。(株)小樽工芸社が運営するガラス製品製作会社で、建物は煉瓦造りで、地下1階がガラス製作工房で、当時珍しかったガラス職人の実演を間近で見られる工房として人気を集めました。ガラス製作体験メニューも用意されており、入館者がガラス製作を楽しむこともできました。

また1階では、地下で製作した製品や道内各地から取り寄せたガラス製品を販売。2階はレストランと見学者が小物ガラスと製作を体験製作できるコーナー。中でも人気があったのは屋上のツインドーム。そこから見ることのできる小樽運河や小樽港の眺めが抜群。そして天気のいい日には遠く石狩湾越しに増毛や暑寒別連峰が見えました。

開館3年目を迎えた平成2年(1990年)には、小樽有数の観光施設となり、その後、最盛期には個人旅行客や修学旅行生など、来館者数は年間2万人に達しました。ガラスの街小樽を代表する施設として人気を集め、中山美穂主演映画「Love Letter」の撮影に使われたのがこの施設。
(注)「Love Letter」については、6回目の小樽思い出の一枚「ひな巡り」の項で取り上げ済み。クリックするとFacebookにジャンプします。

しかしながら、平成20年(2009年)の金融不安、翌23年(2011年)の東日本大震災以降は、集客が落ち込み、来館者が激減。ピーク時の8~9割減となり、同年8月に遂に閉店に至りました。

その翌年(平成24年)、小樽市内の別の町内にあった革製品・ガラス製作体験スタジオの「ilPONTE(イルポンテ)」がこの建物に移転しました。経営主体が変わったものの、現在も営業中。ただ屋上のツインドームについては、残念ながら立ち入り禁止となっています。

という事で、今回は昭和63年の開館から平成23年の閉館迄の間の画像と、現在のilPONTEの状況を取り上げました。ilPONTEについては、3月16日撮影です。なお、千歳空港の売店に「小樽運河工藝館」なるコーナーがありますが、運河工芸館とは、全く関係がありません。




二つのドームは行き来出来ます。この日は修学旅行生が大勢来ておりました。(H19.6.13撮影)




チャリタク3台流し撮り(H19.6.2)



臨港線を走る人力車(H16.6.6撮影、ネガフィルム、毎日新聞フォトコンファミリーの部優秀賞)



隣接する小樽博物館の屋根瓦修理、小樽で屋根瓦の修理は珍しい。(H19.5.31撮影)



地下1階の工房でガラス製作中の職人。天窓から差し込む日が床に反射している。(H19.5.31撮影)




炉でガラスを熱する作業中(H19.5.31撮影)



(H20.9.4撮影) ツインドームの屋上から札幌方向を見る。奥にドームが見えますが、小樽駅前通り(中央通り)の「ホテルノルド」です。現在も午後6時のNHK 札幌放送局の天気予報は、ここノルドのドームから、小樽運河を映し出しています。



(H20.9.4撮影) 大型船が入港していますが、遠方に増毛等がかすかに見えます。



☆最後にH24年に、ここに移転して来たilPONTEについて見ておきます。撮影日はいずれも3月16日です。なお、移転前は中央通り小樽運河プラザの1本裏通りに工房があった記憶があります。




店舗前面に、大きな垂れ幕が出ています。



画面中央の階段(4段)の向かいにあるのが、表題の画像の金魚の水槽です。階段の奥は地下1階のガラス工房に通じます。




1階は、自社製品他のガラス製品が並べられていました。昼休みらしく、店員は1名しかおらず、最近入社したばかりで、解りませんとのこと。



屋上のドームへは立ち入り禁止となってました。




小樽中央市場のガンガン屋台

2024-03-12 06:05:43 | 写真
                      市場内で飲食歓談する方々



「小樽思い出の一枚」と題して、今までTwitter(X)とFacebook(以下FB)で掲載してきましたが、Twitterでは文字数や画像数に制約があって、載せ切れませんでした。またFBでも画像の順番が不安定なため、今回からブログで紹介することにしました。


思い出の一枚の第1回目は「小樽中央市場のガンガン屋台」です。現在ではガンガンと言っても聞きなれない言葉かもしれませんね。昭和40年代頃には、醤油や油などの食料品を詰め込んだブリキの缶のことを言います。現在でもスチール缶として使われています。(詳しくはブリキ缶で検索のこと)
なお、小樽中央市場第2棟には、竹篭やブリキ篭に日用品を詰め込んで背負い、地方に売り歩く行商人のおばさん達が描かれています。これをガンガン部隊と呼んでいました。
<参考>



ガンガン屋台は、平成16年頃中央市場の第2棟と、第3棟で行われていたようです。新聞等で記事を読み、平成16年に撮影に行ってきました。当時はフィルムからデジタルカメラへの転換期で、この時はモノクロフィルムで撮影しました。


H16.6.17撮影  市場内のあちこちに「ガンガン椅子+テーブル」が置かれている。現在の閑散とした市場内とは雲泥の差。




二人で歓談、ビールもつまみも話も進む。




H16.6.17撮影 つまみ等の総菜を造っている。



さて、ガンガン屋台が旺盛を極めた当時とは違い今の現状を見てみましょう。3月11日(月)昼頃中央市場第2棟、第3棟、そして念のため3月末で閉鎖が決まった中央卸売市場も見てきました。
中央市場は、海側から山手の国道5号線に向かって第1棟、第2棟、第3棟という名称が付けられています。第1棟は、店舗が市場内ではなく外側四面にあります。第2棟から店舗が市場内にあって真ん中の通路を挟んで両側にあります。




第2棟の海側から入ると…



昭和30年代の間があります。裕次郎のポスターや炉端、それに前段でも見たガンガン部隊の写真等があります。




通路から奥(3号棟)を見ると昼時なので買い物客は少ないですが、なんとなくガラ~ンとした感じがします。




出口には海鮮丼で有名なガンガン亭があります。観光客らしき若い女性二人が海側に向かって降りて行きました。さて第2棟を出て、第3棟に入ります。




海側から第3棟に入ります。




一般客の買い物時間帯ではないと言え、ガラ~ンとした感じがします。空きスペースも多いようです。




ガンガン屋台は、第3棟で行われていたのかな?その名残りがあちこちに伺えます。




過去の隆盛が…今はギャラリーも閉められたまま。




中央市場第3棟を出て、小樽中央卸市場に入ります。この卸売市場は、今年3月末で売却閉鎖されることが決まっています。この建物は昭和32年の建物で、築67年老朽化が進み、また市場の利用者も激減、昨年10月に、札幌の不動産開発業者に売却されました。



3月11日訪れた時には、数店舗が営業中でしたが、どの店も在庫処分中でした。




卸売市場を出て、国道5号線を渡って見ると、小樽駅に近く立地はいいのですが、こちら側には観光客がこぞって立ち寄る、三角市場の出口と向かい合う状況。