紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

私の好きな撮影スポット…富良野・美瑛(秋・冬)

2009-04-30 09:25:15 | 写真
初秋の夕方、美瑛美馬牛駅近くのクリスマスツリーの木を撮ったものです。筋状の雲に落ちる夕日が反射してとても綺麗な画像になったと思います。この木は有名ですから、見たことのある方も多いと思います。

日中見ると、畑の斜面の中のぽつんと一本の木があるだけですが、夕景と組み合わせると、絵になります。次の画像は、いずれも11月上旬に撮影したものです。この時季になると、から松林が、オレンジ色になって、まるで燃えているような感じになります。

 

 

特に下の画像では、から松に、スポットライトが当たって、一層引き立ちました。
さて、11月も中旬に入ると、富良野、美瑛は夜間とてつもなく冷え込みます。早朝には、霜で畑が一面真っ白になることもあります。(下の画像)

 

 

落葉も何もかもが、霜に覆われて、真っ白になります。もうすぐ、長い長い冬がやってくるのです。最後の画像は、拓真館近くのから松林です。降り続く雪で、立ち木も、こごえているように見えました。

 
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私の好きな撮影スポット…富良野・美瑛(春・夏)

2009-04-28 09:23:26 | 旅行
テレビドラマ「北の国から」に詳しい方であれば、もうお分かりかと思います。そうです。草太兄ちゃん(岩城甲滉一)が経営していた牧場なんです。実際は、フェニックス牧場といいます。富良野の郊外八幡にあります。この近くには、有名な三好牧場もありますが、こちらは風景に肖像権があって写真に撮ることが出来ません。

富良野市内から吾郎の石の家のある六郷に向かう道道253号線入り口近くに、鳥沼という小さな沼があります。この沼は湧き水で出来ていてとても綺麗です。新緑の頃は、周囲の緑が写りこんで、絵になります。(下左の画像)

   

八幡の富良野ゴルフ場を過ぎたあたりからは雄大な風景が広がります。(上の画像)再び富良野市街に入り、少し進むと富田ファームがります。夏休みのシーズンになると、車が渋滞して、富田ファームの駐車場に入りきれないこともしばしばです。

次の画像は、観光客が必ずカメラに納める撮影スポットです。ただ、この時は、7月の上旬で、赤い花が植えられていませんでした。そこで少し引いて、花畑を撮影しているカメラマンに焦点を当ててみました。パノラマサイズにしたのは残念ながら曇天だったので、白い部分をカットしたためです。

 

題名をつけるとすれば、「みんなカメラマン」というところでしょうか。さて肝心のラベンダーですが、最近は観光シーズにあわせ、早咲き、遅咲きと植えられていて、夏場でああればいつでも見られます。

下は、深山峠近くの、神野ファームのラベンダー畑です。遠方の黄色は麦畑です。もう一つなくてはならないのが、北海道といえば、ジャガイモ、ジャガイモ畑です。どこまでも続くこの風景に北海道を感じる人は多いと思います。

 

 

ジャガイモの品種によって花の色が、ピンクであったり薄紫であったりします。下の画像は、夏の早朝の豆畑です。夏といえども寒暖の差が激しく、朝は霧(モヤ)がかかります。豆の新芽や雑草についた朝露が、朝日を受けて畑一面に輝いています。

 

最後の画像は、夏の夕方のことでした。美瑛の新栄の丘で撮影していると、暗雲の割れ目から一条の光が差し込み、スポットライトのように丘の一部を照らしました。僅か数十秒のことでした。すかさず、露出をアンダーにして、撮影した画像です。

 
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私の好きな撮影スポット…美瑛青い池2

2009-04-26 09:20:00 | 写真
前回に引き続き美瑛の青い池を取り上げます。私自身は、大げさですが、美瑛のこの青い池は、中国四川省の九賽溝に匹敵するのではないかと、内心思っております。昨年11月上旬に三度目の訪問をしました。寒い日で、朝方は当然氷点下でした。案の定青い池は全面結氷しておりました。

上の画像は、初冬の淡い朝日に照らされて、立ち木の陰が青い縞模様となっているものです。結氷した池面に青いストライプが走っていて、とても美しいその模様に、ただただ見とれておりました。(午前8時30分頃)

やがて日が高くなり温度が上昇してくると、池面は徐々に、シャーベット状になって行きます。(午前11時頃)そして、あちこちに穴が開いて広がってゆきます。画面を見てください。何と綺麗な模様を描いていることでしょう。自然というのは不思議ですね。思いも付かないような、アートを作り出します。

 


なお、下の画像を見ていただきますと、位置関係が分かると思います。画面左端が美瑛川(本流)です。子供たちの前にあるのが砂防によって堰き止められた水溜り、いわゆる青い池なのです。時間は昼頃ですので太陽は中天にあります。

 

子供たちは、中学生くらいでしょうか、引率の先生に「写真とっている方がおります。雪玉を投げ入れてはいけません」と注意されておりました。

次の画像は、なんでしょうか。斜面に付いた足跡は、多分キツネのものでしょう。では、奥の斜めの線上にに生えているようなものは?

一見キノコのようにも見えますが、実は、先の青い池からあふれ出した水が、斜面(砂防)を流れ落ちる時に出た、水の飛まつを高速シャッターで切り取ったものなのです。この水は、美瑛川に注ぎ込みます。

 

最後の二つの画像は、ここ青い池ある美瑛川の上流にある、白髭の滝と、下流の美望橋から見た真冬の美瑛川です。白髭の滝は、川の壁面から噴出しております。専門用語では、潜流瀑といい、日本では珍しい滝だそうです。
 
    

北海道、特に美瑛、富良野に来られる方は、是非日本の九賽溝を見ていただきたいと思います。
 
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私の好きな撮影スポット…美瑛青い池1

2009-04-25 09:20:00 | 写真
この美瑛の青い池は、美瑛市街から白金温泉に向かう通称白金街道のすぐそばにあります。しかし長い間、砂防工事の関係で立ち入りが禁止(入山禁止)されていたために、一般の人には、その所在が不明で、幻の青い池と呼ばれておりました。

一部のカメラマンにしか所在が知られておらず、私も、噂や、写真を見て、何度か探しましたが、公式には入山禁止になっておりましたので探し当てれませんでした。それでも、NET等で調べ、昨年7月に自己責任でやっとたどり着きました。

何とその直後に、砂防工事が完了して、入山禁止が解けたのです。やはり噂を聴いて訪れる人が多く、案内板も今は立てられております。天候などの気象条件によって川の色は変わりますが、入浴剤を入れたような乳青色をしております。下の画像は別の日のカットですが、幾分薄く感じました。

 

このように美瑛川の上流の水の色が青いのは、温泉の成分が含まれているからといわれています。しかし温泉から流れ出す川がすべてこのように青いわけではありませんので、その説の真偽は不明です。

この二枚の画像は、砂防ダムで堰き止められているところを撮影したものです。川の左側・下流は、次の画像のようになっています。白いもやは、早朝の霧です。やがて朝日が出て、日が登るにつれて、霧は消えて行きました。


 

以下の画像は、この本流に流れ込む支流、というよりは、砂防で堰き止められて出来た水溜り(通称青い池)なのです。対岸の立ち枯れた木々が青い池にマッチして、一層情感を引き出しています。

 

 

上記に画像のうち下段の画像は、7月下旬、早朝に撮影しました。朝7時前に到着した時には、一面の霧で、全く見えませんでしたが、日が登り、8時近くになってやっと、このような状況になりました。霧に咽ぶ立ち木も、また風情があります。

最後の画像は、午後に再度訪れた時のもので、霧は全く引いてしまっておりました。その青色はどこまでも青く、吸い込まれるような感じに陥りました。次回は、11月初旬に訪れた時の青い池及び今回紹介し切れなかった画像をアップしたいと思います。

 
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私の好きな撮影スポット…昭和記念公園

2009-04-23 09:19:20 | 写真
立川市と昭島市にまたがる昭和記念公園は、かつて立川基地のあったところで飛行場跡地を、国が公園にしたものです。国立公園で、東京ドーム約10個分ほどの広といえば、ほぼ見当が付くでしょうか。とにかく広くて、周囲には一周5キロのサイクリングコースがあり、ここで、競輪が行われることもあります。

私が立川に住んでいた当時(H12-14年)、整備・拡張工事中でしたので、現在はもっと広くなっていることと思います。自宅から、自転車で10分ほどのところにありましたので、土日はよく通いました。

上記の画像は、桜の木を、赤外フィルムで撮影したものです。カラーとは、一味違う画像になりました。サクラのシーズンには、夜間ライトアップされて、入園時間も延長されます。下の画像が、夜桜です。手前には、ポピーが咲き乱れています。

 

季節ごとに色々な花が咲き乱れ、色んなイベントも行われます。とても紹介し切れませんので、別の機会に譲るとして、秋口には、丘一面にコスモスが咲き乱れ、見事です。下の画像は、対角魚眼レンズで、多少ディフォルメされていますが、雰囲気は掴めると思います。ついでに、可愛いコスモス娘も、撮らせてもらいました。

     

11月も中旬になるとイチョウの木が色づきます。公園の一角には100メートルほどの銀杏並木があって、シーズンなると多くの人々が集まります。中には、銀杏を拾い集める方もおられます。次の画像は、銀杏並木のものではありませんが、見事な満開?振りです。画像をよく見ると、奥で、赤いセーターの女の子が、両手を広げておりました。偶然写りこみました。

    

最後の画像は、クリスマスイベントとして、12月には、園内の水路の両岸の木々にイルミネ-ションが取り付けられます。その入り口に飾られるのが、このシャンパングラスを積み上げたピラミッドです。最頂部からは水か噴出しております。そして、土日には花火が打ち上げられクリスマスを迎えるのです。 
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私の好きな撮影スポット…晴海埠頭

2009-04-18 15:18:13 | 写真
東京都内では、何と言ってもここ晴海埠頭の先端の公園が、撮影スポットとしては最高でした。暮色から夕景にかけて、レインボウブリッジをはじめお台場、竹芝などの光景は、いくら見ていても飽きません。

上記の画像に見られるように、埠頭の先端には人工池があります。風がない日は、ここに対岸の風景が映りこむのです。下の画像は、対角魚眼レンズで、デフォルメされておりますが、右は竹芝のビル群、東京タワーが見えます。中央に、レインボーブリッジが、そして左はお台場です。

 

次の画像はレインボーブリッジを撮ったものです。人工池の手前のコンクリートにカメラを置き、船の光跡を入れるべく、20秒くらいの露光をしております。見事にシンメトリックな画像になりました。

 

次の画像も同様に撮ったものですが、11月頃だったでしょうか、午後3時頃まで快晴で、良い夕景が撮れそうだと思っておりました。私以外に3人ほどのカメラマンがやはりカメラをセットして、待機しておりました。

ところが、画面右手から黒い雲が伸びてきて、あっという間に空を覆ってしまったのです。それを見ていたカメラマンたちは、今日はダメだといってカメラを片付けて帰ってしまいました。

 

しかし、よく見ると、レインボーブリッジに沿って、夕焼けの帯が出来ているではありませんか。ここでも光跡を入れたくて20秒ほどの長時間露光で二カット撮りました。撮り終えるとを待っていたかのように、夕焼けの帯は消えてしまいました。物事は、途中で諦めずに、最後まで粘ることですね。一つ勉強しました。

次の画像は、やはりこの人工池の前で、お台場方面を撮影したものです。画面の真ん中をモノレール・ユリカモメが通っております。左手には、お台場の観覧車が、画面中央右寄りには、フジテレビのシンボルタワーが見えます。なお、この日は幾分風があり、人工池への反射が揺れています。

 

最後の画像は、晴海公園右手に進んだところから、対岸のビル群を撮影したものです。いくつものサーチライトが空に伸びております。これは、新橋汐留に出来る商業施設の着工を祝したものと聞きました。

 

上記画像はすべて平成12年11~13年11月の間に撮影したものです。撮影機材は、CANON EOS55+EF28~105mm+ダイナハイカラー100を使用。一部、トワイライトフィルター使用。
東京駅から晴海埠頭行きのバスが30分おきに出ており、また帰りも午後9時頃までバスがあります。

 

 
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富士山を撮る…2

2009-04-17 09:04:05 | 写真
立川の自宅から富士山が見えることは前回も書きましたが、都内には富士山の見える名所があちこちにあります。町名に、富士見町とあれば、かつてはそこから雄大な富士山が見えていたことを示しています。最も、今はビルが林立して見えなくなりましが。

上記の画像は、文京区役所最上階の展望台シビックホールから、新宿超高層ビル群の間に浮かぶ富士山です。空気の比較的綺麗な冬季間に見ることが出来ます。特に雨上がりの後、晴れた日が最適です。

それにしても、新宿の街が、実に綺麗に、宝石をちりばっめたように見えて、しばし見とれてしまいます。
ところで、2月1日には、この富士山山頂に太陽が落ちるのです。下の画像は平成14年2月1日に撮影したものです。

 

陽の沈む一時間ほど前に、シビックホールに着いたのですが、展望台はカメラマンで超満員で、窓際には三脚がずらりと陣取っていました。立錐の余地がないほどでしたが、何とか隙間を見つけて数カット撮ったうちの一枚です。

最近聞くところによると、シビックホールと富士山の間に、超高層ビルが出来て、富士山がここからは見られなくなったということです。

さて次の画像は、自宅から近い多摩川の堰堤から撮影したものです。中央の光跡は、東京~高尾間を走る中央線の電車です。その下は、お台場青海にある船の科学館駅の階段から撮りました。夕日が丁度富士山の山頂にあります。もう数日すると山頂に太陽が落ちると思います。

 

 

次の二枚は都内ではありませんが、モノクロ・赤外で撮影した写真と、最後は、平成14年7月に、八王子から札幌に転勤した際に撮影したものです。

    

モノクロ・赤外は、春先に山中湖から撮影したものです。山頂から雲が消えるのを暫らく待ちましたが、消える様子がなく、やむなく撮りましたが、これもまた富士山の姿と納得しています。

最後の画像は、千歳に向かう飛行機の中から撮りましたが、遠方の富士山よりも、手前の渦巻き状の雲がとても面白く撮れました。
なお、モノクロ・赤外を覗いて、すべてポジフィルムによる撮影です。  
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富士山を撮る…1

2009-04-15 09:20:00 | 旅行
富士山を被写体としてカメラに収めたいという気持ちは、カメラマンであれば、誰もが抱きます。私は、政府系の金融機関に勤務しておりましたので、転勤がつきものです。横浜支店勤務の折は、南区の住宅から富士山が見えました。

また、平成12-14年の2年半は、八王子に勤務し、住宅が立川にありました。住宅の二階ベランダからはビルの合間に富士山が見ましたし、通勤途上でも、日野~八王子間では電車の中から見えます。

この2年半は、単身赴任という気安さから、土日祝日には、よく富士山を撮りに出かけました。富士山の撮影は、多くのプロカメラマンも取り組んでおり、素晴らしい作品が写真集などで発表されています。

そんな作品に、一歩でも、二歩でも近づきたいと思って撮影したものです。上記の写真は、「稲村ジェーン」の映画でも有名になった、稲村ガ崎から撮影したものです。

2月の上旬で、もやがなかなか引かず、富士山が現れずに諦めかけていたところ、日が沈んで30分ほどしてから富士山がぼんやりと現れました。トワイライトレッドフィルターをつけ、10秒ほどのスローシャッターで撮った一枚です。波が消えて、とても柔らかな感じが出たと思います。

下の画像は、湘南海岸をもう少し下り、逗子の海岸から撮影しました。江ノ島の後ろに白い富士山が見えます。この画像を見ると、真白き富士の嶺…と歌われた映画、旧開成中学のボート部員がここで遭難したことを思い出します。

 

下の画像二枚は、朝霧高原で撮影したものです。自宅のある立川からは、快速電車で一気に河口湖までいけます。そこでレンタカーを借りて富士山の周囲を走りました。一周200キロほどですから十分時間に余裕を持って撮影できました。

 

 

最後の二枚は、いずれも、下吉田の浅間神社の境内から撮影したものです。丁度桜満開の時季で、五重塔と桜、富士山が上手く撮れたと思っております。二枚ともネガカラーで撮影しております。そのため、特に下段の夜景は青色のグラディエーション綺麗に出たと思いました。

 

 

次回は、東京都内から見た富士山を紹介したいと思います。

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春の花を撮る

2009-04-12 09:00:00 | 写真
春先に咲く花の代表というと桜ですが、北海道では桜はゴールデンウイーク頃に満開になります。桜の花については後日取り上げることとして、雪が解けて最初に咲くのがフキノトウです。フキノトウは空き地などどこにでも咲きます。

本州では、春の味覚としてフキノトウが珍重されるようですが、北海道では食べる習慣がありません。
テンプラにすると多少苦味があって美味しいとよく言われています。私も、試しに、テンプラで食べてみましたが、確かにほろりと苦味はありましたが、う~ん、美味しいとはいえませんでした。

次の画像は、水芭蕉です。本州では尾瀬まで行かないと見られないといわれています。北海道では、湿地帯であれば、どこにでも群生していて、珍しい花ではありません。

 

 

小樽市内でも、苗穂公園に群生しております。雪解けと共に白い花が咲き始めます。写真のように綺麗な水芭蕉は極めて少なく、朽ちて黒ずんだ葉や花弁がまとわり付いております。上のカットを撮るときも、かなり苦労をしました。

また水芭蕉の近くには、雪解け水の小川の中にザゼン草も咲いております。この花も本州では珍しいそうですね。ここ苗穂公園では一面に群生しております。

   

右のカットは、小川の流れの中で見つけたカエルですが、何とウインクしているではありませんか。暫らく見ていると、盛んに左右の目を交互に閉じたり明けたり、していました。つい珍しくなって、数枚撮りました。

フキノトウも、水芭蕉も、ザゼン草も4月上旬に咲きますが、下旬から咲き始めるものに、カタクリの花があります。カタクリもどこにでもある花ですが、群生しているところとして、滝川市の隣町の浦臼神社の境内と、深川市の円山公園が有名です。

浦臼神社の場合は、カタクリとエゾエンゴサクという青い花とが交じり合って咲きます。咲くというよりは、咲き乱れると表現した方が適切かもしれません。下の画像がそうです。

 

   

下段左は、エゾエンゴサクを前ボケに使って一本のカタクリを撮って見ました。右の画像はソフトフィルターを使って撮影しました。 
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もっとレトロな話…小樽運河今昔

2009-04-10 09:00:00 | 日記
小樽観光の中心となっている、小樽運河は、大正12年に完成したといわれています。記録によれば、全長1300m、幅40mの水路となっております。運河は、港湾設備が整っていなかった時代、大型船が接岸できないために荷揚げ用として作られました。

しかし、その後港湾設備が整い、大型船が埠頭に接岸できるようになると共に、運河の役割は縮小して来ました。決定的だったのは、戦後小樽貿易の中心であった、樺太との交易が途絶えたことでした。

更に、太平洋岸の、苫小牧港の整備、発展により、小樽港の荷役量が減少したことでした。これらの要因から、運河方式の荷役スタイルは、衰退して行きました。

もはや小樽運河は、無用の長物と化した訳です。使われない運河は、廃船が沈み、汚泥が堆積し、メタンガスが噴出して、運河不要論、埋め立て論が台頭してきます。私も学生時代よくこの付近を通りました。ヘドロの中をぷすぷすとガスが噴出しているのを見たことがあります。

小樽市も、これらの声に押され、運河全面埋立て・港湾道路の建設プランを発表しました。昭和40年代初めの頃でした。しかし、市民の中に運河を保存する運動が起き上がって、昭和48年に小樽運河を守る会が発足し、市側の全面埋め立てと真っ向から対立したのです。

この運河論争は、一地域に留まらず全国に波及し、約10年間続きました。そして、両者の意見が折り合わないまま、半分埋め立てて半分を残すことで、昭和57年に工事が着工され、61年に今の形になりました。

標題の写真は、運河が半分埋め立てられるということで、昭和55年に、小樽に帰省した際に撮影したものです。(オリンパスOM-1+ズイコー50mm+サクラカラー)
下の画像は最近撮影したものです。撮影場所は、いずれも小樽駅から真っ直ぐ下がってきた中央橋です。(EOS40D+TAMRON18-200mm)

 

55年の画像では、見にくいですが、運河観光の中心地の浅草橋がまだ出来ておりません。右側の建物は様変わりしておりますが、左側の倉庫群は昔のままです。
下の二枚の画像は旧運河を、同じ撮影場所(中央橋)から手宮方面のいわゆる北運河方面を見たものです。(オリンパスOM-1+ズイコー50mm+コダックセイフティフィルム)

 

 

上段の画像では左側から、運河プラザ、飲食店(2F観光協会)、博物館と現在も同じ形を保っております。しかし下段の画像を見ると、かなり多くの倉庫がありましたが、現在ではその数は半分以下でしょうか。多くは取り壊されたようです。下の現在の画像と比較してみてください。ツインドーム(運河工芸館)の建物は旧運河時代にはありませんでいたが立て直されたようです。(EOS40D+TAMRON18-200mm)

 

新旧画像を比較してみると、新しい発見があります。写真って面白いですね。

 
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ちょっとレトロな話

2009-04-09 09:00:00 | 日記
上記の写真は石原裕次郎が主演したTVドラマ「西部警察」の刑事の面々です。その大きなパネルを、白髪交じりの初老の男性が見ております。「西部警察」は昭和50年代後半に放映されました。
撮影場所は、小樽マイカル(現ウイングベイ小樽)の3階にあった「石原プロワールド」の入り口です。(H11年12月撮影)


小樽マイカルは、平成11年にオープンした商業施設で、関東以北最大の施設といわれました。JR小樽築港駅と通路で直結し、数多くの商業、娯楽施設が入っておりました。上記写真の石原プロワールドもその一つでした。

その後、消費低迷等の影響を受けて、撤退する店舗が相次ぎ、小樽マイカルから、ウイングベイ小樽に変わりました。このような中、石原プロワールド、吉本劇場、ビブレなども撤退していきました。

前置きが長くなりましたが、当時の人気番組の一つでした。画面下のオレンジ色のフロアーには、番組で使用された色々な記録が記されています。「ストーリー230話」「破壊した建物320軒」「破壊した車両4080台」「使用した爆薬4300kg」等等です。

この西部警察のパネルだけを撮影しても面白くありません。パネルにマッチする人物は、若いカップルよりある程度の年齢者をの方がマッチします。誰か来るのを暫らく待ちました。運よく初老の男性が来たので撮りました。

次の画像は、同じくマイカルの中のナムコランドで撮影しました。覚えておられる方も多いと思われます。「ダンス・ダンス・レボリューション」といって、音楽に合せて、足元のマットの矢印に示されるとおりにステップを踏むゲームです。

 

写真に見られるように大勢の視線の中で踊るのは、かなりの自信と勇気がいるゲームといえます。撮影では、踊り手を少しぶらせて動感を出し、なおかつ周囲の視線が踊り手に集中するようにしました。(撮影H11年4月)

次の画像は、マイカルの中のタバコやさんです。看板娘は現代的ですが、雰囲気はかなりレトロです。特に注目していただきたいのが、サッポロビールのレトロなポスターです。そして、ガラスケースの中には、缶ピースがあります。

更に上部の看板は右から左へと文字が綴られています。そして、なんと言っても、周囲の光量落ちで、トイカメラ風に見えることが、なお一層レトロっぽくしました。別に光量落ちではなく、スポットライトのためなのです。(撮影H13年5月)

 

最後の画像は、90年代後半に流行した厚底靴をはいた少女たちです。撮影場所は、同じくマイカルの中です。三人の少女たちの横を、母に手を引かれた少年が、厚底靴を見ております。きっと、何と分厚い底なんだろうと思っているのかもしれません。面白い瞬間が撮れました。(撮影H11年5月)

 

 

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フィルムの乳剤面を裏返して使うと…

2009-04-04 15:21:05 | フィルム
上の画像は、小樽運河を撮ったものです。撮影時間は午後一時頃でしょうか。夕方の斜光の中で撮ったわけではありません。(EOS7+TAMRON28~200mm フジスペリアX'TRA 400)
またフィルターを使ったわけでも、セピアカラーフィルムを使ったわけでもありません。

フィルムの乳剤面を裏返しにして使うとこのようなセピアカラーのような映り方をするのです。作り方は簡単です。5分もあれば、乳剤面裏返しのフィルムが作れます。

先ず、からのパトローネのに残っているフィルムの端と、新しいフィルムのベロ(切り込みの部分をカットして)を、セロテープで繋ぎます。この時新しいフィルムの乳剤面を裏返しにして繋ぎます。その後はダークバッグの中で、からのパトローにまき戻します。

最後まで巻き戻したら、挟みで切り離して、切り込みのあるベロを作って終わりです。なお撮影に当たっては、ISO感度を一段落としたほうがいいかもしれません。フィルム感度通り撮影したところと、露出不足の画像が多く出来ました。


下の画像は、小樽運河ですが、北運河と呼ばれるところにある北海製罐の古い建物です。現在使われているのかどうか不明ですが、この古い建物に、この色調があっているように思います。(データ同じ)

 

次の画像は、小樽中央埠頭にある観光船の発着所に係留されていた小型船です。赤いペンキの色が鮮やかに出ています。(データー同じ)

 

さて次の二枚の画像は、今年1月12日札幌開拓の森で行われたモデル撮影会の時のものです。(オリンパス35RC フジスペリア400)
モデルさん二人が映っている画像については多少レタッチしてセピア色を薄めました。

いずれにしてもモデルさんのクラシックな装いと色調もマッチして、いい画像になったかな、なんて思っております。時と場合によっては、乳剤面逆のフィルムも使えますね。なお、LOMOジャパンから、乳剤面逆のフィルムが三本パックで発売されております。

 

 

 
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海外を撮る…ソウル・キムチのシーズン

2009-04-01 14:10:00 | 旅行
観光街の一つである仁寺洞(インサドン)を訪れた時に、偶然見かけたのが上記の画像です。それは12月初めのことで、初雪が舞い散る中、街角の公園の一角で、50人ほどのアジマー(おばさん)がキムチを加工している最中でした。

日本では見られない光景です。多分、日本では保健所のOKが出ないとおもわれます。これも文化の違いなのでしょうか。ともかく50人ものアジマーが同じ制服制帽で、加工している姿は圧巻です。

道路一本挟んで、反対側から、カメラを取り出し、恐る恐る数カット撮っていると、何と撮影に気付いたアジマーが手を振っているではありませんか。そして、こちらに来いと手招きしています。何と、出来立てのキムチを味見しろといっているのです(下の画像)。

 

 

言葉が通じなくても、仕草で分かります。出来立てのキムチの美味しかったこと、家内ともども何度もお替りしました。どうやら、写真撮影も、OKらしく(言葉が通じないので、勝手にそう思いました)ここで一時間ほど撮影させていただきました。ツアーであれば、時間が無いところでしたが、そこはフリープランのよさで、思う存分撮影が出来ました。

さて、韓国で有名なことの一つに露天の多いことは前回も取り上げましたが、ソウル市内では南大門市場と東大門市場が有名です。南大門は食料品店か多く、東大門は衣料品が多いようです。下の画像は東大門市場の一部です。カジュアルウエアーなどの多くは1000円前後と、日本に比べて三分の一くらいでしょうか。

 

南大門市場付近では、食べ物の露天が多くて量も豊富です。下の画像は、日本でも縁日でよく見かける串刺しの焼肉です。何と串の長さが30センチほどあって、日本の串の優に二倍はあります。一串だけで腹いっぱいになります。

これで250円ほど(H18.11月末、100ウオン=13円)ですから、とても安いと思いました。右下に、オレンジ色の鋏が逆さまに立てられているののが見えるでしょうか。串が邪魔になるとこの鋏で切って食べやすくするためなのです。嘘のような本当の話です。

 

現在は円高が進み、100ウオン=8円弱ですから、もっと安くなっていますね。とにかくソウルは、安く美味しいものが多いところだと思いました。最後の画像は残念なことに、放火で消失してしまいました世界遺産の南大門です。こういう世界遺産が、放火で消失した事は、誠に残念です。一刻も早い再建を願うばかりです。

 

蛇足になりますが、画面左上に、日本のカメラメーカーO社の広告が見えます。世界遺産のすぐ近くに、このような派手な広告を設置する企業の傲慢さに腹が立つと同時に、日本人として恥ずかしく思いました。
 
 



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