紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

コロナ禍で各種イベントが中止となる中で(1)

2020-11-26 15:53:33 | 祭り・イベント

                <メルヘン広場の中央に置かれたアーケード「おたるふうりん通り」(8.13PM7:40)>

 

11月も下旬に入り、道内あちこちで雪が降り始める季節になりましたが、新型コロナウイルスの勢いはますます広がり始めました。下旬の3連休を前に、感染者数が道内でも連日200人を超えという異常事態。Go to トラベルやイートの開始で、北海道と他県との人の行き来が原因の一つともいわれています。

今年2月に始まった、このコロナ騒ぎで、小樽市内でも各種お祭りやイベントのほとんどが中止となりました。一部に三密を回避するように工夫した代替イベントも行われましたが…。今回は小樽市内の代表的なイベントについて、過去の事例を挙げつつ、代替イベントを紹介いたします。

 

☆小樽住吉神社の例大祭は、明治、大正時には、函館、札幌とともに北海道三大例大祭と言われました…。出店約150店を数え、百貫神輿が練り歩くさまは壮大でした。その祭りも、コロナ騒動には勝てず、今年は中止のやむなきに至りました。なお、神輿渡御、出店などコロナ拡散の懸念ある行事は中止ですが、一部行事は、縮小の上行われました。
かわって、花手水が、7月4日から10月まで、行われました。

 


本祭7月15日午後6時、百貫神輿御幸渡御、本殿を出て参道を下りる。(2017.7.15撮影)

 


百貫神輿は、住吉神社前の国道5号線を一時ストップして、住吉町方向に向かう。

 


参道の両脇、参道と並行する住之江町の坂道にも出店がびっしり。(2019.7.15撮影)

 


祭典が中止となり、代わって市内生花店の協力により、7~10月の間「花手水」が行われました。手水鉢に浮かべられる花も10日間ごとに入れ替わるものでした。(7月16日撮影)

 


神社社務所横の包丁塚後方に、新しく鳥居が作られ、手水鉢横に出ます。

 


(8月6日撮影) 花はアジサイかな?

 


これも同じ日に撮影

 


周囲には風鈴が飾らえていました。涼やかな音色を奏でてました。(8月6日撮影)

 


9月16日撮影 リンゴも仲間入り


☆「おたる潮まつり」(2020年7月24日~26日予定)も中止となりました。第3埠頭を会場に、今年で54回目となるはずでしたが、花火大会を含め、すべての関連行事が中止となりました。

 


昨年第53回目の「おたる潮まつり」のポスターですが、花火大会も協賛行事である「小樽がらす市」も、今年は中止となりました。

 


神輿宮入の画像ですが、人出のすごさがうかがえると思います。2016年には3日間で126万人の人出があったと言われています。最奥は、JR小樽駅です。

 


第3埠頭の会場で行われる「YOSAKOIソーラン」演舞(1時間30分)が大好きで、毎年撮影に行っておりす。

 


祭り会場内のカーブミラーに会場全景が写り込んでいました。

 


メイン行事の一つ、「潮ねりこみ」は88梯団約6000人(2019年第53回祭り)の踊り手が、花園町グリーンロードから会場までの約1.5㎞を、潮音頭にあわせ行進します。

 


会場周辺には約120の出店・屋台が並ぶ。

 


旧JR手宮線で行われる共催行事「小樽がらす市」も、人気行事の一つ。

 

☆例年8月上旬に、小樽観光街であるメルヘン広場と堺町通りで行われる「小樽堺町ゆかた風鈴祭り」も中止となりました。土日の二日間にわたり、様々なイベントが行われます。

 


広場に作られた簡易ステージでは、スイーツの早食い競争、バンド演奏、浴衣コンテスト、風鈴コンテスト
などさまざまな競技が行われます。

 


2019年には、小樽太夫の花魁道中もありました。

 


堺町通りを歩く女性も、この日は浴衣姿の男女が多く見られました。

 


各種イベントがほとんど中止になる中で、風鈴アーケードだけがメルヘン広場の隅っこに、申し訳なさそうにおかれていました(2020年8月9日撮影)。コロナの緊急事態宣言が解除された後、徐々に観光客が戻り始め、メルヘン広場も賑わいを取り戻しつつある中、観光客の人気を集めたのが、風鈴アーケード。

 


風鈴アーケードも、広場の中央に移り、記念写真を撮る観光客が続出。

 


夜間も、周辺のガス灯に照らされ、風鈴の音色に誘われる人が三々五々。

 

コロナの影響で中止となったイベントはまだまだたくさんあります。小樽ワインカーニバル、小樽アニメパーテイー、浅草橋オールディーズナイト等々、次回以降に紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


小樽青の運河はじまりました

2020-11-18 11:51:02 | 祭り・イベント

                              <青色のLEDライトで飾られた小樽運河>

 

11月1日(日)から、今年も「青の運河」がはじまりました。年明けの1月31(日)までの、3か月にわたるロングランイベントです。約1万個の青色LEDが、運河沿いを飾ります。日没から午後10時半まで、運河は青一色に染まり、幻想的な光景となります。

なお、青の運河は「小樽ゆき物語」、11月1日から2月13日(土)までの期間行なわれている、イベントの一つです。ゆき物語の主なイベントは下記の通りで、最後を飾るのが「小樽雪あかりの路」です。
1「青の運河」11月1日~1月31日 運河浅草橋~中央橋の間
2「ワイングラスター」11月1日~2月13日 運河プラザ
3「ガラスアートギャラリー」12月1日~1月31日 JR小樽駅改札口前広場
4「雪だるま大作戦」1月1日~1月31日 小樽市内各所
5「小樽雪あかりの路」2月6日(金)~13日(金) 旧手宮線散策路、小樽運河遊歩道、ほか市内各所
(注)北海道内コロナ第3波の影響で「雪あかりの路」は2月12日(金)~14日(日)に変更と、今朝(11月18日)の道新後志版で報じられました。他のイベントについても変更の可能性があるので注意してください。

 

☆運河プラザでは、2000個のワイングラスを積み重ねた「ワイングラスター」がお目見え


今年は新型コロナウィルスの蔓延で、ここ運河プラザで例年行われている音楽祭等のイベントはすべて中止になりました。例年であればワイングラスターをバックに、記念写真を撮る観光客が後を絶たないのですが…。

 


積み上げられたワイングラスに、カクテル光線が当てられ、グラスの色が次々と変化する。

 


サイドに設置された投光器が回転し、色が次々と変化していく。なお、運河プラザ前の広場に飾られるはずの浮き球ツリーは。今年は中止となりました。
<参考>

例年であれば、運河プラザ入り口前に浮き球ツリーが設置されるのですが…今年は中止。

 

☆午後4時を回ると、小樽運河遊歩道のガス灯や柵などに飾られた青のLEDが輝き始めます

 


小樽運河の始点である浅草橋から中央橋(小樽駅前の中央通り)にかけて、電飾されています。浅草橋は観光スポットであり、広場になっています。

 


次は中央橋からクルーズ船をとってみました。センターフォーカスフィルターを使って撮影。クルーズ船の左右の赤と緑のライトが、幻想的になったかな。後方に見えるのは、浅草橋です。なお、中央橋にも広場はありますが北運河側にあるので、電飾された光景は見られません。電飾された光景が見られるのは、幅1間ほどの歩道からです。さて、運河沿いの遊歩道に沿って浅草橋方面に向かいます。

 


運河沿いの海側にはかつて使われていた倉庫がたくさんあって、いまは飲食店等に利用されています。この画像は小樽倉庫No.1と言う地ビール「小樽ビール」製造会社・飲食店です。中には製造中のタンクが黄銅色に輝いているのが、無料で見学できます。

 


クルーズ船が、澁澤倉庫の前を通ってきました。なお新1万円札の肖像は、渋沢栄一になりますね。

 


再び浅草橋に戻って…。運河をバックにスマホで撮影する人で、ごった返しています。

 


何だかわからない?運河に写り込んだ電飾されたガス灯です。

 

<参考 小樽運河ナイトクルーズ>

見るよりも実際に乗って夜の小樽運河を楽しんでみてください。所要時間は運河及び小樽港一部含めて約40分間、料金大人・ナイトクルーズ1800円(小樽市民1500円)となっています。上記画像は2019.12.23PM4:30頃船上から撮影したものです。

 

☆以上で青の運河レポートは終わりですが、小樽市民会議「小樽カレンダー2021」に小生の撮影した画像が選ばれました。11-12月頁に「青の小樽運河」として掲載されました。11月7日に、小樽博物館・同館内敷地の飲食店「トレノ」で表彰式及び入選者の懇親会がありました。

 


市民会議大渕会長(写真)の挨拶。その後川原審査委員長から、選考の概要及び、入選作品についてコメントがありました。

 

<カレンダー入選作品>

<上段左から> 1-2月頁「街角に春が」貝沼正雄さん、3-4月頁「花見日和」藤田哲さん、5-6月頁「住吉神社参道を行く」北宏保さん
<下段左から> 7‐8月頁「おたるの夏」林明李さん、9-10月頁「秋色の水すだれ」金子伸隆さん、11-12月頁「青の小樽運河」紅露雅之

<川原審査委員長のコメント要旨>
・写真の優劣よりも、小樽を周知すること
・2か月間見ていただくので、飽きの来ない写真であること 
・応募作品には、朝夕の写真が多いが、毎日見るので明るい写真がベターである 
とのコメントがありました。なお、各月の写真についてのコメントは省略いたします。

 

☆小生の作品 11-12月については、川原審査委員長から下記のうなコメント・アドバイスがありました。

・浅草橋手すり部分のLED飾りをもうすこし取り込みたい。
・奥に見えるクルー船が、もう少し手前ん来るまで待ちたかった。
・左上の空白部分を少なくしたい。
(注)撮影日:2016年11月14日 青のLEDライライトが、かなりピンク色が強く出ております。その後LEDの色が改善されて、現在は青になっております。

 

表彰式終了後、博物館敷地内の飲食店「トレノ」で懇親会がありました。


右端が審査委員長の川原氏。トレノは、かつての列車を改造した飲食店(洋食・スパゲッティ等)です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ノムラモミジを撮りに、平岡樹芸センターへ

2020-11-11 18:45:21 | 日記

                         <紅枝垂れモミジと日本庭園の休憩所の欄間>

 

ここ数年何度か、札幌清田区の平岡樹芸センターに行っておりますが、ここのノムラモミジの美しさは、ほかに類を見ない美しさと言えます。当センターは、昭和59年開園と歴史は浅いですが、専門の樹木管理者がいて、接ぎ木、交配、庭園の管理を怠っていません。

11月3日(火・祝)に行ってきました。JR快速エアポートで、南小樽から40分ほどで、新札幌につきます。新札幌からは111系統平岡循環バスで20分ほどで、着く予定。でしたが、降りる停留場と左折の案内板を見落とし、結局小1時間も歩く羽目に(おおドジ、笑)。それに、例年であれば、シーズン最後の閉園時(今年は11月8日・日曜)まで、循環バスは増便されて、30分ごとに発車のはずが…、コロナの影響で、増便なしの1時間に1本の割合。事前に、時間と停留場を確認しておくべきだった。

 


平岡循環バスの中から撮影。道の両側のイチョウが見事。

 


まずは、中央園路(紅葉並木、パンフレットによる)を1枚。散ったモミジが通路一杯に広がっている…と思っていた予想は見事外れ。どうやら管理員が開園前に掃除したようです。この園路をどんどん奥に進みます。

 


園路の両側は落ちたモミジの葉が一杯、まるで赤いじゅうたんを敷き詰めたようでした。

 


上を見ると、青空も見えます。

 


隙間から日差しが入って、ノムラモミジが真赤っか。

 


こちらはヤマモミジで、葉が黄色です。

 


うん、どこかで見かけたことがある。そうです「メタセコイア」でした。八王子勤務時代多摩市でこの木の並木道を見た事がありました。メタセコイアは、生きた化石ともいわれていますが、詳しくは、ウイキぺデア「メタセコイア」を参照のこと。

 


う~ん、何の木だったか忘れましたが透過光が美しくて、パチリ。

 


よく見かける枯れた花で、アジサイのようにも見えますが、右下の樹木名を見ると、アジサイ科の「ミナヅキ」でした。どうも順光で撮ると、画面にメリハリが欠けて、いまひとつの感じ。

 


ところどころに置かれたベンチ。老人が二人、何やら語り合っています。

 


紅枝垂れモミジ、くねくねしていますが、管理員が縄でわざと(?)くねらせていました。いやいや、この木はねじれながら成長するようです。

 


鼎型に曲がったモミジの木、一面赤い絨毯。

 


各種紅葉の集中している中央園路(紅葉並木)から1本隣の通路(ドライウォールガーデン)を歩いていると、水琴窟の看板があって、竹の樋を通って水がチョロチョロ流れています。看板には音をお楽しみくださいとありますが…聞こえない。

 


水琴窟の隣に小さな池があって、いろんな種類のモミジの落ち葉が、まるで美を競っているかのようでした。

 


青枝垂れモミジのプレートがありましたが…秋になると緑から黄色に変わるんですね。

 


ドライウォールガーデンの隣は、日本庭園。その休憩所の手前は池です。落ち葉と泡が一緒に流れゆっくり円を描いていました。

 


最後は、表題の画像ですが、休憩所には欄間(のような)庇があって、四角い窓枠がいい感じになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 


小樽街中風景(2)~中心商店街は…

2020-11-04 08:49:01 | 街中ウォッチング

                             <市立小樽病院横の坂道を下って、信香、若松町の住宅街に出ると、突然不思議な郵便局が…>

 

前回は小樽観光街の中心であるメルヘン広場、堺町通りを見て回り、観光客がかなり戻って来たことを実感しました。今回は同日(10月25日・日曜)に、日銀通り、旧国鉄手宮線と、小樽を代表する二つの商店街であるサンモール一番街と花銀通商店街を、そして27日(火曜)にJR南小樽駅から南側の信香町、若松町、南樽市場(新富町)界隈を見てきました。

旧日本銀行小樽支店(現日銀金融資料館)向かいが、「小樽文学館・美術館」です。同館では現在野幌森林公園の一角に建てられた「北海道開拓百年記念塔」展(10月3日~11月29日)が開催中です。同塔は、老朽化が進み、解体が検討されているとか…。「塔を下から組む」と題してパネル展が行われ、見てきましたが、それはいずれ紹介するとして…。

 


日銀横のイチョウの葉も、黄色が多くなってきました。

 


美術館前から露出を大幅に、アンダーにして撮ると、屋根の塔がくっきりしてとてもインプレッシブな画像になった気がします。
なお、明治45年に建てられたこの建物は、日露戦争(M37-8年)後であり、外国軍の艦砲射撃にも耐えうる設計だと言われている。なお設計者は、東京駅の設計を手掛けた辰野金吾である。

 


旧国鉄手宮線沿いの木々もすっかり紅葉しました。

 


美術館横出入り口の門塀に這う蔦も、真っ赤っ赤。

 


旧色内駅横のベンチで一休み。見上げるとモミジの葉が赤く染まって、プロペラ模様の種が可愛い。

 


都通商店街とともに、小樽を代表する商店街「花園サンモール一番街」も、閑散としている。いくらコロナで外出自粛とはいえ、日曜日の午後、まさに衰退する小樽を象徴している。

 


サンモール一番街角のコンビニローソン隣のビルの入り口に置かれたピンクの自販機が目立つ。北海道発のバーチャルアイドルと言うと「初音ミク」だが、それ以外にも道内で有名な「北乃カムイ」がいる。北乃カムイについては、当ブログ「2015.1.10付け北乃カムイ歌で全国デビュー」を参照してください。

 


老舗の喫茶店「つどい」も閉店して何年になるだろう。店名のつどいの「つ」が落ちてる。左隣の、パチンコ店も閉店したまま。

 


サンモール商店街から続く「花園銀座商店街」も衰退が激しい。あちこちに、閉店のお知らせの張り紙があったり、シャッターが下りたままの店舗も有ったり…。銀座どころではない、沈座だ。

 


地元では老舗で有名店の陶磁器の「よしかわ」も閉店のお知らせが貼られていた。同じく、うどん・ラーメンの老舗「鍋匠」も閉店した。

 


花園町のはずれからマンションの脇道を通り、細い小路を降りて踏切方向に行くと…玄関、窓が戸板で封じられた不思議な家が現れた。人の住んでいないような感じがするが、屋根の上に伸びた煙突が、真新しく見える。不思議な家だ。

 


踏切を渡って相生町に出ると、昔懐かしいくみ上げポンプがぽつんと立っている。このポンプは、私が学生のころ(S37~41年)から、この場所に立っていた。後ろの家は新しく建て替えられているのに、ポンプだけがなぜ、そのまま残されたんだろう…?。

 

☆さて、二日後の10月27日(火)、今度はJR南小樽駅から札幌寄りの信香、若松、新富町(南樽市場)界隈を散策してみました。

 


表題の掲げた画像の「郵便局もどき」を探してふらふら歩くと、大根を干してる家を見つけました。今時自宅で漬物にする大根を干しているのが珍しい。それにしても、郵便局もどきは…どこだ。以前車で通りすがりに見かけただけで、所在地がわからない。適当に歩けば…出くわすか。

 


あった!踏切を超えた国道寄りで見つけた。若松2丁目らしい。このポストの持ち主は、趣味で集めてる方で、ここは郵便局ではなかった。それにしても、いろんなポストをよく集めたものだ。

 


若松町、信香町から、勝内川を渡れば南小樽市場(新富町)だ。通称南樽(なんたる)市場と称している。コロナ騒ぎとは関係なく、いつも通り賑わっている。撮影時が、午後1時半ころ、客足の少ない時間帯で、夕方になれば、この数倍の人出となる。

 


相変わらず深沢肉店前は混んでいる。

 


南樽市場国道側入り口のガラス窓には面白い絵が描かれている。こちら側の出入り口のすぐそばに、豆腐で有名な土門商店や、みかんと言う市内でも有名なラーメン店があります。

 


さて南樽市場を後にして、自宅方面に向かう途中で見かけた光景。別にどういうこともない光景ですが…。玄関に除雪用スコップが並べられ…人の住んでる気配があります。しかしタバコと書かれた看板下のシャッターに、蔦が絡まり、開け閉めした気配がありません。○○商店の看板も見えます。

 


青いトタン葺きの倉庫の表面のペイントがはげ落ちただけですが…。なんとなく、インド、オーストラリアに、似ているような、いないような…