<龍宮神社祭で境内を出て、梁川商店街に向かう神輿>
今年の6月は、天候がすっきりしない日が続いています。内地とは違って、梅雨のない北海道は蒸し暑さはないのですが、逆に肌寒い日が多く、この時期半袖やTシャツだけで外出することは出来ません。観光客も薄手のコートや長袖のジャケットを着用しています。
とはいえ季節は着実に進んでいて、夏祭りのシーズンに入ってきました。小樽三大神社祭りと言われている水天宮祭は、6月14~16日に、龍宮神社祭は6月20~22日に行われました。残る住吉神社祭は7月14~16日に予定されています。これ以外にも以下の通り各種イベントが目白押しです。その中から撮影を予定しているのは(孫が通う菁園中学吹奏楽部のイベントも含め)下記の通りです。なお日時、開催場所等については、未確認情報が含まれています。なので、行かれる際は、実行委員会等にあらかじめ確認してください。
1 小樽商大緑丘祭(学園祭) 6月31~7月1日 大学構内
2 社会を明るくする運動・菁園中吹奏楽部パレード 7月7日 サンモール一番街
3 あおば祭り・商大翔楽舞演舞ほか 7月8日 小樽運河・マリン広場
4 おたる浅草橋オールディーズナイト 7月14~16日 小樽運河・マリン広場
5 マリンフェスタ・菁園中吹奏楽部演奏 7月15日 小樽臨海公園、フェリーターミナルほか
6 第52回おたる潮祭り・おたる硝子市 7月27~29日 小樽運河・マリン広場、旧手宮線ほか
さて今回ブログで取り上げるのは、水天宮祭と龍宮神社祭、そして6月17日に行われた「小樽運河ロードレース」を取り上げます。
☆例年雨に見舞われる水天宮祭(14~16日)、今年は…
どう言う訳か、水天宮のお祭りというと雨が降るというイメージが強いのですが、今年は幸い日中雨に見舞われることはありませんでしたが、深夜近くに大雨になった日がありました。またこの3日間とも平年以下の温度で肌寒いお祭りでした。特に初日の最高気温は14度、平年を4-5度も下回りました。でも子供たちには寒さは関係ないか…。そんな中最終日に家内と行ってきました。メルヘン広場の堺町郵便局裏手から、急な坂道を20分以上かけて、とろとろと…境内に着いたときには、二人とも足腰が、がくがくよろよろ…
境内には屋台は、二か所だけ。人影もまばらでした。右奥は、夕方からカラオケ大会が開かれる舞台です。
警備に当たっている氏子の方々に聞くと、参拝客の減少に加え、神主が亡くなった後も後継者がおらず、他の神社の神主が兼務とか。寄付金も集まらない。なので町内を回る神輿や山車は、3年に1回しか出来ないんです、と嘆いておられました。水天宮自体高台にあって、駐車所がない、急な階段を転落を恐れながら登らなければならない(特に老人にとって)、縁日の屋台も本殿からかなり離れているなど、他の神社に比べ不利な点が多すぎます。
階段の上部から花園町方面を見ると…、なお右側に「小樽聖公会堂」の青文字の看板が見えますが、この教会は、かつてニッカウィスキーの創業者である竹鶴政孝さんの奥さんであるリタ婦人(NHK朝のTVドラマで有名)が熱心に通っていた教会です。
教会の前には、このような看板が出ておりました。オルガンの演奏会も行われていましたが、次の演奏まで10数分あると言われ、立ち寄りませんでした。数年前に、この相生町界隈で撮影会を行った際、いれてもらいましたが、ステンドガラスが、とても素敵でした。
花園陸橋に近づくほど人出が多くなり、賑わいが出てきました。
チョコバナナの屋台ですが、チンパンジーの置物とバナナが上手い取り合わせになって、ついパチリ。
さらに縁日は花園商店街(花園銀座街)に続くはずですが…商店街には屋台は数軒しかありません。聞くところによると、夕方から食べ物、飲み物を中心とした屋台が数多く出るとか。空いたスペースで、猿回しの曲芸をやっておりました。サルが、バック転したところ。オジさん、見ていなくて良いの?失敗することがないので良いんだよ、と。
台と台が徐々に離れ3mほどの間隔になったところで、端から端をサルが飛び渡りました。猿回しのオジさんの足下に注目!なぜか、オジさんもサルに合わせて飛び上がっています。左足はもちろん、右足も浮いているのがわかりますか?
☆龍宮神社と榎本武揚の関係については当ブログ(2016.6.30付「初夏を迎えた小樽は…」)を参照してください。
北海鎮護の揮毫を神社に奉納した榎本武揚と龍宮神社は深い関係にあります。例大祭でも榎本ゆかりの方が明治時代の軍服もりりしく着こなして、武揚に扮して宮司や氏子代表の方々と共に、梁川町商店街を回ります。
ゆかりある方が榎本武揚に扮し、柳川商店街をまわる。梁川町商店街の「やながわ」は、榎本の雅号(梁川)が起源となっています。
猿田彦も行列の先頭に立って町内を回ります。右奥に宮司の人力車が見えています。
午後1時半に神輿の蔵出しが行われ、宮司、榎本武揚はじめ関係者の詔、挨拶が続きます。
そして神輿は担がれて渡御にでます。
箱館戦争で、榎本と共に官軍と戦った「土方歳蔵」のゆるキャラも蔵出しを見守っております。函館からここに駆けつけたとか…
商店街に入るや、わっしょい、わっしょいの大きなかけ声と共に、神輿が躍動します。
子供神輿もわっしょい、わっしょい!
昔ながらの金魚すくいもありました。
去年までは「電球ソーダ」が幅をきかしてましたが、今年は「点滴ジュース」がはやってるとか…手を変え品を変え、新製品を売り込む姿は今の日本を表しているようで…それにしても500mlあるかないかのジュースが500円とは、驚きです。
ん?どこかで見かけた人物が…そうです、大ヒットした映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の主人公ジャック・スパロー役のジョニー・ディップのそっくりさんです。焼きそば屋を経営していたんですね(?)。幟には「なまらうまいっしょ」(北海道弁)のマークが…
☆小樽運河と歴史的建造物を横目に走る小樽運河ロードレース(ハーフマラソン)は…
今年で第30回を迎えるこのレース、ケニヤ出身でオリンピックメダリスト(アトランタ銅、シドニー銀)のワイナイ選手を、ゲストランナーに迎え、6月17日午前9時にスタート。距離別、男女年代別等に分かれ、色内公園を順次スタートしました。
旧日本郵船小樽支店前を通過するランナーたち。
約1km地点では未だ集団ですが、ここから臨港線に出て、小樽築港方面に向かいます。
小学生に混じって、高齢者の姿もちらほら。
留学生でしょうか、外国人の姿もありました。
運河沿いの北海製罐前を走るランナーたち。