紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

豊友会春の撮影ツアーに参加して

2015-05-26 06:00:00 | 写真
               <札幌農試公園…初めて聞く名前に半信半疑で行ってみると…驚いた、郊外にこんな素敵な公園が>


一昨年まで所属していた写真倶楽部「フォートピア」が、意見の相違等から自然解散、それまで協力関係にあった豊友会に大半の会員が移ったことは、このブログでも触れました。豊友会はもともと北海道新聞小樽支社の文化講座を受講修了者が中心となって作ったクラブでした。どこのクラブも会員の高齢化、自然退会者が増え、活動が停滞しています。豊友会も例にもれず、撮影ツアーへの参加者が減る傾向にあります。今回5月8日(金曜)の撮影会も参加者が5名にとどまってしまいました。

午前8時に小樽美術館前に集合し、2台の車に分乗し、まずは北海道神宮を目指します。北海道神宮では毎年神宮に関連する行事・祭事・風景等のフォトコンテストを実施しています。出来ればコンテスト用のカットを撮ろうということもあります。次は札幌清田区の平岡梅林公園での撮影です。今頃梅が咲くのとお思いの方もおられるかもしれませんが、関東では2月に咲き誇る梅も、北上するに従い開花が遅れ、津軽海峡あたりで桜の開花と同時期になります。その後は同時期ないし桜の後に梅が咲きます。

ただ数日前の新聞によれば、今年は梅も開花が早く、梅のつぼみが渡り鳥(鳥名を忘れました)が食べてしまい、7-8割が被害にあったと報じられました。若干心配ですが、現地に行って見ないことには…。3か所目は未定ですが時間があれば八重桜が満開のところへ…と思いつつ、北海道神宮へ向かいます。


<なんと外国人参拝客の多いこと…色んな国の言葉が飛び交ってます>


先ずは記念写真を…韓国でしょうか中国の方でしょうか…


聴きなれない言葉に、英語で尋ねると、マレーシアからの方たちでした。皆さん笑顔でポーズを取ってくれました。

車を駐車場に止める際に、大型観光バスが10台以上駐車しており、まだ続いて入ってきます。カラフルな服装と、サングラスで日本人とは雰囲気が異なります。北海道神宮も観光名所の一つになったのかと、その様変わりに驚きました。


紙封筒を抱えた団体は日本人ですが、後方の方々はほとんどが観光客です。


参道わきにはつつじが満開。後方の方々は外国人。


5月5日の子供の日は過ぎてましたが、正面横にのポールにはコイが泳いでました。


金髪美人が、参拝の後…どこへ行くのでしょうか。


回廊のパネルに展示された、前回の「北海道神宮フォトコンテスト」の入選作品を見ていました。


韓国人でしょうか、おみくじを結びながら記念写真を撮影してました、そこをパチリ。

さてフォトコンテスト向けのカットも何枚か撮れました。次の撮影地に向かうことにしますが、それにしても、神宮は観光とは遠い存在だとばかり思ってましたが、これほどまでに外国人観光客が来るとは驚きでした。


<平岡梅林公園は…梅のピークは過ぎていましたが…>

札幌支店に再雇用(H14~17年)で勤務の折に、何度かこの公園の近くに来たことがありますが、入ったのは初めてです。しかも梅林と言うと、道内では洞爺湖・壮瞥町の梅林くらいしか知りませんでした。全国では各地に有名な梅林がありますが、梅と言うと北海道ではマイナーな感じで…ともあれ来てみるとなるほど、花が少なく、被害が甚大であったことをうかがわせます。


半分散っています。


綺麗に咲いている枝を探すのも一苦労です。


殆ど散りかけた樹の下でのお弁当


ケアハウスのお年寄りたちが記念写真を撮ろうとしていると、幼稚園児御一行様がお通りです。右端のおどけた格好のお兄ちゃんも、園児たちの存在感には勝てない。


同伴の先生の一言が…笑わせる。売店の方を見ちゃダメです!園児が一斉に売店の方を見ましたよ。


ピンクの花は存在感が薄いけれど、黄色い園児たちの存在感が大きいね。

平岡梅林での撮影は、梅のピークが過ぎていたこと蕾の大半が鳥害で無くなったことから、今一つ満足感がありませんでした。昼食を食べて、さて次の撮影地は?特に決まっていないとのこと。では数日前にブログで札幌農試公園の八重桜が満開だと出ていました。場所がJR発寒公園駅の近くで、小樽への帰り道にあたります。同行者のだれもが農試公園を知らないということで、行って見ることにしました。


<八重桜満開…子供の遊び場もあって…>

札幌農試公園は、元北海道農業試験場であったことから、農試公園とネーミングされたようです。総面積12.4ha(東京ドーム4.7haの2.6倍)あって、野球・テニス等の球技場のほかに、子供用プールや遊び場を備えた運動公園になっています。はじめて公園内に入りましたが、数百本の八重桜が満開で、それを楽しむ家族連れやケアハウス関係の老人がたくさん来ておりました。


幼児たちが遊具で遊んでいました。


子供は絵になります。豊友会メンバーもパチリ、パチリ。


お姉ちゃんが、シャボン玉を吹いています。なぜか背伸びをして…少しでも高くとばそうとしてるのでしょうか。


桜のアーチの下を、車いすの老人たちが行きます。公園内の主要道路は簡易舗装がされていて、乳母車や車いすの通行が容易です。


当初予定されていた撮影地に農試公園が加わりましたが、桜の木の多さと満開の八重桜に、メンバー全員が驚きの声をあげていました。さて次の撮影地は…シーズン前の銭函ドリームビーチへ、とも思いましたが、現在ビーチの海の家組合と市の建設部との間で、建築許可をを巡ってトラブル発生中です。避けた方がいいということで、今回の撮影会は終了となりました。
次回のブログは(6月1日予定)、孫たちのGW最終日「円山公園の花見と動物園」を予定しています。

早春の恵庭公園原始の森へ

2015-05-20 06:00:00 | 旅行
                      <突然原始の森に響く嬌声と子供たちの出現、一瞬妖精たちかと…>


雪解けから顔を出した枯れ葉を踏みしめて坂を下りていく。それまで聞こえていた子供たちやテニスを楽しむ大人たちの声が小さくなり、やがて消えて行った。沢の底を流れる幅2mほどの小川、これがこの原始の森を流れる「ユカンボシ川」だ。アイヌ語で「シカの住んでいるところ」と言う意味を持つユカンボシ川、沢の奥から湧き出すこの清水は、縄文時代から人々の生活を潤してきた。源流付近には1200年前の住居跡が30カ所も見つかっている…。

前置きが多少文学的になりましたが、2011年8月北海道新聞に連載された「水辺の風景~その3ユカンボシ川源流(恵庭市)」の文章の一部を借用いたしました。と言うことで、今回は4月29日(水曜・祭日)に恵庭公園、エコリン村、道道117号(恵庭岳公園線)線沿いの白扇の滝の撮影に行ってきました。恵庭市と言うと「恵み野のガ-ディニング」が有名です。ただこの時期は、春まだ浅く十分花々が咲きそろっていないので、花ロードの撮影はパスしました。

さてユカンボシ川源流のある恵庭公園は、JR恵み野駅から約1.5km、市街地の住宅街と恵庭南高校に挟まれた街の真ん中にあります。野球場や球戯場、陸上グランドが併設された総合公園です。その公園に手つかずの原始の森があります。



幅2mほどの小川にかかるアーチ状の眼鏡橋。水は澄んで、とても冷たい。


眼鏡橋の上から見ると、川に点々と水草が生え、石は苔むしている。川辺を散策する人も…


川辺に沿って沢を歩くと、そこは手つかずの原始の森。


一段とグリーンが綺麗な大きな草は、水芭蕉にも似ていますが…


倒木はそのまま放置され、樹木に張り付いたキノコが半ば化石化しているみたいです。


新緑にはまだ早く、木々の枝は裸です。


新緑の葉もまだ子供です。


アカゲラがつついたのでしょか、古木の根元は穴だらけ。


日当たりの良いとこではエゾエンゴサクが一面に咲き誇っていました。


突然現れた子供たちは(トップの画像)、倒木や樹木の間を跳ねるようにして、あちこち飛び回っていました。何とか追いつこうと彼らの後を追いますが、倒木から滑り落ちで、水深20cmほどの小川にざぶん、結局見失ったしまいました。どうやら子供たちにとっては、この原始の森は遊び場のようです。ここで十分撮影を済ませて、もと来た広場の方に戻りました。風になびく桜を撮影していると、あの子供たちが帰ってきました。


沢での遊びに飽きたのか、広場に戻って来たようです。


これはチャンスとばかり、桜と自転車に乗った子供を…スローシャッターのままだった。でもいい感じに撮れました。


さて恵庭公園での撮影を終えて、近くにあるエコリン村に向かうことにします。エコリン村は過去何度か撮影に行っていますが、数年前に、写真道展で道展大賞を取った作品が、ここエコリン村で撮影されたものでした。教会風の建物をバックに、マリアの石像を下から撮影したもので、頭頂部に偶然日暈(日傘のような輪)が射していた画像だったことを思い出しました。写友がその撮影現場を見たいというので…残念ながら、かの撮影現場の石像はすでに移動されていて、教会風の建物も改造されているようでした。


エコリン村の入り口で歓迎してくれた農夫。働いた後は地ビールでも…と言っているような、いないような…


ここの名物は一本の水耕トマトの苗です。シーズン1万7千個の実がなるといいます。


有名作家によるオブジェも展示されています。


その一つを利用して、セルフポートレート。ん?お邪魔虫?では次、お口直しに…


道展大賞の石像とは違いますが、石像コーナーにあったのを借景して…


大賞を撮った現場が無くなっていて、がっかりしていたY氏も、豊満な若い女性モデルを見つけて、俄然張り切りました。


いやーオヤジさん久しぶり、しばらく会わないうちに随分日焼けしたね。アフリカに3年も行っていたって?それでお土産にダイヤモンドの原石をくれるって?嬉しいけれど…それ、岩塩だよ。

エコリン村を後にして、道道117号線(恵庭岳公園線)を恵庭湖(漁り川ダム)、白扇の滝方面に向かいます。途中恵庭湖の手前を右折するとダムの堰堤下に桜公園があります。休日とあってかなりの車が駐車していましたが、あいにく時期が早いのか桜はまったく咲いていませんでした。それでも大勢の花見客(?)がバーベキューやボールゲームで遊んでいました。桜の下でのバーベキューであれば絵になりますが…先を急ぐことにします。


漁りダム下流の桜公園は、バーベキューをする人たちでにぎわってました。


白扇の滝は、道道117号線沿いにあります。駐車場も完備されていて、訪れたときには10組以上の方々が滝を背景に記念写真を撮ったり、三脚で撮影されている方もおりました。オールシ-ズン売店は営業しているようですが、長距離運転で疲れているときには、ソフトクリームがとても美味しく感じました。


白扇の滝は、川幅18m、落差15mあります。


紅葉の時期であればもっと映えるのでしょうが…


川のふちには柵が張られていて、撮影ポイントもほぼ決まっています。何度か撮影に来ていますので、毎回似たような画像になってしまいます。


ほぼ当初予定していた通りの撮影ができました。あとは小樽に向かうだけです。
次回は5月8日(金曜)に行われた、豊友会の春の撮影ツアーの模様を取り上げます。撮影地は、北海道神宮、平岡梅林、札幌農試公園です。




残雪の羊蹄山麓(後篇)

2015-05-14 06:00:00 | 旅行
                      <京極町ふきだし公園の湧水池に残雪の羊蹄山が映り込む>


前回のブログでは、ニセコ曽我の二本のサクランボの木と羊蹄山の撮影スポットで朝日を撮影し、倶知安富士見町の十割そば店の湧水池(姿見の池)で撮影したところまで紹介しました。次は京極町のふきだし公園に向かいます。ここ十割そば店の前の道道478号線(京極倶知安線)を左に15分も走ると、京極町の「ふきだし公園」に着きます。

この京極町のふきだし公園の湧水は、羊蹄山に降った雨や雪が数十年の歳月をかけて地下に浸透し、この地に湧き出したものです。夏も冬も絶え間なく湧出し、1日約8万トン(約30万人分の生活用水)の湧水量を誇ります。なお、羊蹄山麓には各地に湧水地がありますが、この京極のふきだし公園と、真狩村のカムイワッカ(神の水)の湧水地が最大規模で、いずれも環境省の「名水百選」に選ばれています。そして双方ともに名水を売り出しています。片や「京極の名水」として、片や「カムイワッカの麗水」と言うブランド名で…

さてふきだし公園の湧水地に着くと、やはり標高が高いせいか、小樽市内では終わってしまった水芭蕉が、今が盛りとばかりに咲いておりました。


池に架かる木道のそばに固まって咲いています。


逆光で見づらいかも…


角度を変えてみると…


池の上流から見ると…中央は50-60cmの段差になっています。


さらに上流の湧水口に向かうと…水鳥(鳥名不詳)がいました。


吹き出し口では、5-6人の作業員が清掃中ですいた。この吹き出し公園にはよく来ますが、初めて清掃作業を見ました。

残念ながら4月23日は平日で、しかもGW前の早朝と言うこともあって、水汲みあるいは名水を飲みに来た方も見当たりません。と言うことで、ここでの撮影を切り上げ、次の撮影地である尻別川ラフティングの名所に向かうべく、車の駐車場に戻ります。とその時、遠方に野焼きの煙が見えました。急いでそちらの方に向かいます。


公園の向こう側の民家の奥から野焼きの煙が何本か立っています。


老農夫が枯れ木を燃やしているようです。この煙を見ると間もなく本格的な農作業が、始まります。


一旦道道を倶知安方面に向かい、途中で尻別川沿いの農道を走ります。

何度もラフティングの撮影スポットに来ているのですが、途中に目印となる目標物がなく、何度も迷います。ただ今の季節は、新緑に覆われていないので尻別川の方向が分かりますので、堰堤を目指し車の入れる道を探します。堰堤のサイクリングロードが目印です。


どうやらいつもの撮影スポットに来たようですが、河川敷は雪解け水で池のようになっています。


この水たまりも今が春真っ盛りのようで、水芭蕉やフキノトウが咲き乱れています。


幾分トウがたちすぎてますが…


白樺の根元の日当たりがいい場所に、フキの兄弟が…

水たまりの河川敷で撮影に夢中になっていると…ラフティングのボートが3艘やってきて、中州に乗り上げました。どうやらGW前に、インストラクターたちが訓練しているようです。


何に可は中州に上陸しました。


何人かは急流に逆らって登ろうとしていたり…


敢えて急流に飛び込んで、上陸した仲間が救命用ロープを投げたり…

30分ほど訓練を繰り返していましたが、やがて彼らも、さらに下って行ってしまいました。珍しい光景を見せて頂きました。時間はまだAM10時になったばかりですが、ここまでで満足できるシーンが撮れたせいでしょうか、小樽に戻ろうということになりました。なお、ニセコ近辺の温泉付近にも撮影スポットはあるのですが、いまだ冬期間通行止めが何か所かあって、全線開通に至っていません。と言うことで、国道393号線(メープル街道)を赤井川方面に向かいます。


最近できたばかりの「道の駅あかいがわ」に立ち寄ります。


午前11時前と言うこともあって、来店者はぽつぽつでした。ソフトクリームでもと思いコーナーを覗きましたが…結構いい値段。

早々に道の駅あかいがわを出て、途中落合ダムに向かいます。残念ながらダムは一部を除いて全面結氷。管理棟から先は除雪がされておらず、撮影スポットには行くことが出来ません。機会があれば行ってみたいと思います。




残雪の羊蹄山麓(前篇)

2015-05-08 06:00:00 | 旅行
                <赤井川村から倶知安町に入ると、田んぼの水たまりに羊蹄山が映り込んでいる 午前4時>


羊蹄山麓へは、数年前までは四半期に一度くらいの割合で撮影に来ておりましたが、このところめっきり回数が減って1年半ぶりくらいでしょうか。歳をとるとともに、車の運転が億劫になって来るし、以前再三一緒に行動したフォートピアの仲間たちも、意見の相違から分裂・消滅したことも原因かもしれません。ともあれ、久しぶりに羊蹄山麓から昇る朝日を撮りたいという写友たちと一緒に、4月23日(金曜)、午前3時に小樽を出発しました。日の出が5時前後ですから…まずは国道393号線(メープル街道)でキロロを経由して、倶知安町富士見、ニセコ町曽我の「二本のサクランボの木と羊蹄」の撮影スポットに向かいます。


倶知安町富士見(十割そば店の湧水池のある撮影スポット)に近づくに従い、霧が濃くなってきます。


サクランボの木と農作業小屋のある撮影スポット。進むに従い、霧が濃くなってくる。この辺は真夏には、一面のジャガイモ畑です。


日の出15分ほど前に、ニセコ町曽我の撮影スポットに到着です。


かなり冷えていて、多分氷点下5度以下でしょうか、水たまりがごらんのとおり、あちこちで結氷しています。


色んな形があります。


水たまりすべてが形が違っていて…全部紹介はしきれません。


午前5時羊蹄山の裾から朝日が顔を出し始めました。


真ん中の方は、前夜から車に泊まり込みで、この瞬間を待っていたとのこと。


太陽は、地平線上に上がってきましたが…私は何度かこのシーンを撮っているので、興味は別のところへ…


川渕の樹木のそばにはフキノトウが顔を出していますが…細かな水滴と言うか氷滴が輝いてます。


蔓アジサイが雪の下から結氷&ドライフラワーとなって顔を出しています。


何という木の葉かわかりませんが…


さてニセコ町曽我の朝日を十分撮影したので、次はニセコ連峰の中腹に行ってみます。羊蹄山麓のい町々には、尻別川をはじめ、川が網の目のように流れていて、川面の温度と空気中の気温差が大きいと霧が発生します。これを高いとこらから見ると、雲海を眺めていることになります。


気象条件に左右されますが、まずまずかも…


陽が高くなるに従い、雲海の赤みが失われていきます。


雲海も撮り終えて次は、元来た道を戻ります。倶知安町富士見町の十割そば店の遊水地に向かいます。ここの正式呼び方は…「姿見の池」とも呼ばれていますが、よく知りません。蕎麦屋さん(店名は「農家のそばや羊蹄山」)の幟が「十割そば」と書かれているので、仲間内では「十割そばの池」と呼んでいます。天気が良くて無風の時は、この湧水池に羊蹄山が映り込みます。


池の周囲の木々が新緑だと、もっと映えるんですが…


池の反対側から、見るとニセコ連峰が映り込みます。


池の周囲を回ると、フキノトウに朝日が当たってとても綺麗に見えます。


そばがらの中からフキが出てきました。周囲の白っぽいのは霜です。やがて朝日にあたると消えていきます。


池からあふれた水は小川となって流れてゆきます。

さて次回の後半では、京極町の吹き出し公園、尻別川のラフティングの撮影スポット、赤井川に新しくできた道の駅、最後に朝里川沿いの桜を撮る予定です。

今週の一枚~鯉の滝登り

2015-05-04 06:00:00 | 今週の一枚
                            <小樽勝納川を泳ぐ鯉のぼり>


かつて暴れ川と言われ、都度都度氾濫を起こした小樽勝納川も、上流の奥沢水源地の整備や再三の護岸工事によって、氾濫も収まり、今では下流に散策路まで作られています。平成12年から17年にかけて大規模な改修・護岸工事が実施されたのも記憶に新しいところです。2002年(平成124年)からは、地元若松町会の有志が中心となり、南樽市場沿いに鯉のぼりを展示するようになりました。加えて、2013年(平成23年)からは、南樽市場沿いと言うこともあって、大漁旗がこれに加わりました。今では勝納川にそよぐ数百匹の鯉のぼり群は、小樽の風物詩の一つにあげられています。

今年も鯉のぼりの飾られるシーズン到来に合わせ、4月10日から5月10まで、勝納川に飾られることとなりました。毎年撮影に行ってはいるものの、風のない日は泳いでいる姿が撮れません。風の吹く日を待っていると、幸い4月24日(金曜)、朝からかなり強い風が吹いています。しかも雲の流れが速く、日差しが出たり入ったりしております。早速三脚を担いで行ってきました。


隣の南樽市場に来られた方でしょうか、盛んにシャッターを押していました。


コンデジのHDRアートで撮ってみました。

30分も撮影していると、空模様が急変、雨が降り出して午前中にもかかわらず、薄暗くなってきました。風も強くなってきました。


鯉が勝納川を遡上している感じがしました。ソフトでアンダー気味に補正しています。鯉の滝登りのような感じがしました。なお、秋口には鮭がこの川を遡上する光景が見られます。


ついに本格的な雨になってしまいました。せっかく南樽市場に来たので、中を覗いて行くことにします。それにしてはお客さんの数がやたらと多く、駐車場には整理係が車を誘導しています。聞くと、市場大売出しとのこと。


市場内の握りずし店も、満席でした。価格も当然リーズナブル。


野菜コーナーも鮮魚コーナーも大勢の人また人。


写真には撮ってませんが、店頭に並べた活きシャコが隣のコーナーにまで飛び跳ねて、店員さん大慌て。チャンスを撮り逃がしてしまった。