<小樽住吉神社社務所前 大量の雪虫が飛び交う この小さな白い妖精とは…>
早いもので、10月もはや下旬。自宅の周辺には雪虫が飛び交い、向かいの旧海陽亭のツタも赤く染まってきました。朝夕の冷え込みに耐えかねて、我が家でも数日前から石油ストーブを時折スィッチオン。さすが床暖やこたつの出番は、まだ先ですが…
ということで、秋の気配を肌で感じるべく、街中ふらりふらりと散策しました。幸い春先から悩まされていた腰痛も、少しは改善され、15分程度であれば、なんとか歩けるようになりました。
☆秋は美術鑑賞の季節…
小樽駅前第一ビル1Fをたまたま歩いていると、普段開かれていない駅前ギャラリーが、珍しく写真展を開催している。しかもわが母校・小樽商大の写真部が「特撮 小樽商科大学」というテーマーで…覗いて見ました。
商大写真部員の皆さん。「6月29~30日の緑丘祭に、写真部は、写真展示していませんでしたが…?」と尋ねると、「食べ物屋台を出して、まずお金を集めるのが先決でした。写真展実施するにも費用がかさむので…」とのこと。(今回の写真展は、10月12~20日まで)
展示されている写真は、主に北大との応援団対決の写真が中心でした。チラシにある「特撮」とは…? 深く突っ込むのはやめておきました。
この会場で同時開催(共同)されていたのが、三浦群来さんの著作「Invitaition」です。彼女は小樽出身ではありませんが小樽が好きで、小樽にかかわる著作3部作を展示しております。第2作目には、商大応援団の話がかなり大きく取り上げられています。なお本書は一般書店では取り扱われておらず、JR小樽駅内たるしぇに置かれております。(1冊税込み1000円) 私も1冊購入。
小樽市文化祭の一つ「書道展」も見てきました。
達筆で、何と書かれているのかわかりませんが…
稲穂十字街から花園商店街に抜けるアーケード商店街が「サンモール一番街」。ここの「屋台村」の入り口に1台のピアノが置かれていて、誰でも弾くことができます。このピアノは市内の小学校が統廃合で使われなくなったものをここに設置したものです。偶然通りかかると、初老の男性が、聞き覚えのある「Beautiful Sunday」(1972年ダニエル・ブーンのヒット曲)を演奏しています。暫し聞きほれてしまいました。弾き終わると、通行人からも、大きな拍手が沸き起こりました。
☆食欲の秋…
JR小樽駅のそばの三角市場に行ってみました。お客の8-9割方はアジア系外国人(中国人が多いような気がします)。
三角市場の中には鮮魚店直営の食堂が数店ありますが、そのいずれもが長い行列ができていました。
海鮮丼専門のお店のようです。ここも満席で、順番待ちのお客が並んでます。画像からは見にくいですが…うに丼が一杯5900円!ええっと目を疑いましたが、数軒のお店みな同じような値段。その他の海鮮丼も3~5000円、いやはや誰が食べるのか、びっくりです。小樽市民には昼飯に5000円もかけるなんて、とても信じられない話。
こちらは運河そばの「出抜き小路」、1本180-200円の串焼きをほおばっています。店によっては結構いい値段のところもあります。
高い値段の店は客の入りは少ないようです。
都通商店街で見かけた、タピオカ入りの飲み物を売っている店Kohaku、長い行列が来ていました。店から出てきたカップルに聞くと、ここのタピオカ入り飲み物は有名なんですよ、との返事。昨年孫娘の通う小樽双葉高校の文化祭で、初めて「タピオカ入り抹茶ミルク」なるものを飲みましたが、「黒っぽいもちもちした味っ気のない…粒」よくこんなものを、というのが感想でした。
こちらはJR小樽駅内の立ち食いすし店。満席状態。値段がリーズナブルなせいでしょうか。
☆紅葉が進む街中…小樽の街路樹はナナカマドとプラタナスが多い
街路樹の一つナナカマド。実はすっかり赤くなりました。
小樽運河の観光案内書横のナナカマドは見事、真っ赤です。葉はまだ赤くはありませんが、やがて葉も真っ赤になります。おっと、画面右の丸いポストに注目。市内ではほぼ3分の1くらいは、この赤い丸ポストです。ただA4サイズの写真を送付するのは不可ですね。
日銀通りの両端にはプラタナスの街路樹があります。なお、中央右奥の緑の屋根の建物が旧日銀小樽支店、現日銀金融資料館です。プラタナスは、葉が大きく、秋口には大きな枯れ葉が道路一面に散らかります。なので本格的に枯れる前に枝葉を切り落としてしまいます。
☆小樽運河の倉庫群に張り付いたツタも真っ赤に染まって…
ツタは日当たりの有無によっても真っ赤になったり、青々(緑というほうが正しいかも)としていたり様々です。
運河近くを歩く女性の影も長~~くなって…
☆雪虫が飛ぶと、まもなく初雪が降る…
今の街中は雪虫が大量に飛び交っています。道外の方には雪虫といっても、ピンとこないかと思いますが、体長4-5㎜で尾が白い綿毛に覆われ、民家の軒下や街路樹周辺に大量発生します。
運河そばの色内交差点から日銀通りのプラタナスを撮影した画像ですが、画面に無数の白い点々があります。これが雪虫なんです。私の指に止まった雪虫を拡大してみました。道民は「冬の使者」とか「冬の妖精」と呼んでいますが、じつはアブラムシの仲間です。1週間から10日ほどの命で、この妖精が飛ぶと間もなく初雪が降ると言われています。
☆小樽観光の中心街メルヘン広場は、ハローウィンでにぎわう…
洋菓子店ルタオの店員さんも魔女の格好で観光客と写真を撮り合う。
メルヘン広場でカボチャを撮る若い、子連れの夫婦