紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

初夏の札幌街歩き…ライラックが満開

2016-05-31 06:00:00 | 街中ウォッチング

          <大通西9丁目にある子供の遊び場 滑り台のような丘陵を子供たちが登ったり滑り降りたり…満開のライラック>

 

このところの好天続きで街はすっかり初夏の陽気。八重桜も殆ど散りかけていて、今は青空にライラックがいい香りを降り注いでいます。5月18日と22日の両日に札幌のライラックまつりを、そして28日(土曜)に天神藤を撮影に行ってきました。札幌に出たついでに北海道庁や駅前地下歩行空間等の撮影スポットにももちろん立ち寄りました。

今回はその前半として、道庁前庭、北大植物園、大通公園のライラック祭り、石屋製菓白い恋人パークの模様を取り上げます。二回目はOLYMPUS札幌で開催された写真家のトークショー、平岸天神緑地の天神藤、札幌駅前地下歩行空間(チカホ)でのイベント等を取り上げます。

 

☆北海道庁は八重桜も終盤
いや~それにしても中国をはじめ東南アジアからの観光客の多いこと、多いこと、ただただびっくりです。


ごらんのとおり八重桜は未だ残っております(5月22日撮影)が半分以上は新緑の葉が占めていて、まさに葉桜状態。それでも桜が珍しいのか、サングラスをかけた東南アジア系の外国人が盛んに桜の木の下で記念撮影に夢中。


落ちた八重桜の花びらを舞い上げてパチリ、何度も何度も繰り返していました。 


こちらは日本人カップル。アングルが気に食わないのか、5-6回撮り直していました。


一歩道庁から出て道警ビル、かでる2・7ビル方向に進むと、街路樹が新緑に染まり

 

☆北大植物園は花盛り

北海道庁から1ブロック西側にあるのが北大の植物園。札幌のビル街のど真ん中にありながら、一歩あしを踏み入れると、そこは別世界。野鳥がさえずり、イチョウの老木やハルニレの大木を始め原始の森が息づいています。正門で入園料420円を払って一歩奥に進むと、このイチョウの大木がお出迎え。


イチョウの大木3-4人がかりでないと抱えきれない…、老いてなお新芽があちこちから噴き出している。


散りかけている八重桜の向こうで、幼稚園児が、先生と鬼ごっこの最中。


木漏れ日が新緑の葉にそそいで…


園内にはいくつかの重要文化財に指定されている記念館があります。


温室の手前に多種多様なつつじが咲き乱れる一角があります。つつじと言うとオレンジ色が見慣れているので、この黄色いつつじが目を惹きました。


桜や梅は過ぎたはずなのに…と思っていると、「はなかいどう(バラ科)」と名札がありました。桜や梅よりも可愛い感じがします。

 

☆札幌大通公園はライラック祭りで大賑わい
5月18日(水曜)~29日(日曜)まで大通西5丁目から7丁目までを会場に、第58回ライラック祭りが行われました。なおに8丁目では協賛行事として、札幌ラーメンショー2016も行われました。ライラックまつりの主な内容は、写生コーナー、スタンプラリー、ライラック苗木の販売、ライラック音楽祭、ライラックワインガーデン等ですが…ライラックに名を借りた飲み食いがメインのような気がしました。


ライラックを楽しむというよりは、面白そうなイベントがあるから来たという人が多いのかも。花音痴の私なんぞもそのうちの一人かも…


確かにライラックは綺麗で、香りもいいです。


ライラック娘がいたので、カメラを向けると、ちょっと待ってと言って一呼吸、花束をかざして、はいポーズ。花束がなくても、十分可愛いんだけれど…。カメラ向けられたら花束を持って、と指示されているのかも。


西6丁目の野外ステージでは、22-23日の土日は、吹奏楽祭が行われていました。この日は札幌市内の中学校、高校、大学そして市民音楽団等17組が演奏したようです。画像は14組目の札幌光星高校吹奏楽部の演技中。


西8丁目では、全国10数カ所のラーメンが、1杯800円の前売り券を買って…チョイ高とと思うけれど、結構行列ができていました。人気店と不人気店の差が大きい様な気がしました。人気店には長蛇の列が…

今年は日程を第1幕と2幕に分け12日間開催(昨年は6日間)。東京、福岡、新潟、福島や道内の20店舗(昨年12店舗)が出店。推定10万杯(昨年は7万杯)を超える売り上げで、好調だったとのこと。
 


飲食ブースは、昼時時間の関係もあったのか、座る余地がないほど。


ワイン、ビールなどの飲食屋台や食べ物屋台はどこも混みあっています。まさに花より団子状態。

 

☆石屋製菓の白い恋人パークに行ってみました
札樽間を高速バスに乗ると国道5号線 琴似インターの手前に、石屋製菓の店舗があります。石造りの洋風建物で工場と言うよりは、博物館風の作りになっています。バスでこの建物の前を通る都度、中が見たくなってました。5月18日札幌の帰りに寄ってみることにしました。


洋風な石造りのしゃれた建物。中はどうなのか気になります。入場料420円を払って入ってみました。


飴玉の製作過程をガラス越しに見学。展示工房は、駅前地下歩行空間の石屋製菓ビルの地下1Fでも見ることができます。


中庭に出てみると、建物外観は中世ドイツ風。

なお、工場見学は、コースが決められていて、一度3Fまで上がり、白い恋人(お菓子)の製作過程をガラス越しに見学できます。隣の部屋では、お菓子作りの体験コースもあって、数名の観光客がチャレンジしていました。そして2F、1Fへ、途中の階にはお菓子とは無縁と思える「真実の口」、「懐かしのおもちゃ」や「古い蓄音機」等のコーナーがあります。1Fはお土産品コーナーとなっています。


なぜかクリオネが水槽で踊っていました。体調1㎝ほどでふらふら泳ぎ回るので、ピントが合わせにくい。5-6枚撮りましたがピントが来ているのはこの1枚のみ。

さてさて、この見学工場はいったい何を見せたいのか、観光客に何をアピールしたいのか、最後まで分かりませんでした。子供が喜びそうな施設と言うことでしょうか。なお駐車場には数台のツアーバスが来ており、そのほとんどが中国人。彼らは記念写真を取りあったり、建物を撮ったり、手一杯に石屋製菓の紙袋を下げておりました。

なお、字数の関係上地下歩行空間については次回アップします。

 

 

 

 

 

 

 


2016年桜紀行in Otaru

2016-05-25 06:00:00 | 写真

                メルヘン広場のエゾ山桜、露出をオーバー気味して撮影              

 

今年は暖冬のせいもあって、桜開花予想前線が例年より4、5日から1週間ほど早く北海道に上陸、その後あっという間に道央圏に広がりました。例年であれば、小樽市内では、GW中半~後半に満開となるのですが、4月24、25日ごろに咲き始めたところもあったようです。我が家の近くの観光街メルヘン広場のエゾ山桜も、4月の24日(日曜)には3~5分咲きとなりました。

小樽観光協会から、「おたるさくらマップ」なるチラシが作られていいて、8か所が桜スポットとして取り上げられています。今回全部回ることはできませんでしたが、そのうちの5か所+MAP以外の何か所かを紹介します。

 

☆MAP1 小樽手宮公園

手宮公園は陸上用のグランドを備えた総合公園ですが、公園内にもエゾ山桜や染井吉野が多いのですが、公園の一角にある「緑化植物園」の方が市民には人気があります。海が見渡せる緩斜面に咲くことや梅やつつじ、レンギョウ、などよく手入れがされていることもあってかと思われます。

5月1日撮影、この日は肌寒い日でで、ここ数日の寒い日続きで、開花も暫しストップ状態。1~2分咲きでした。あれれ、斜面でコスプレの女の子が4人、ポーズをとって撮影中。 聴くと、アニメ(西遊記関連)のコスプレとか。この寒いのに肌を出して…ついでにパチリ。

5月8日(GW最終日)撮影。一部散りかけている桜もありました。

5月8日撮影。手宮公園隣の小樽稲荷神社でイベントの最中でした。偶然知人である実行委員の安斎市議に遭遇。「夜桜ライブは夜から開始ではないの」と聞くと、「名称は従前どおり「夜桜ライブ」ですが、昼からやっています」とのこと。まあいいか。
ん?桜がないって?いえいえ、客席最前列に、鉢植えの桜が…まだ蕾だけれどもね。

 

☆MAP3 小樽公園の桜

つい撮りそびれちゃったと思っていたら、5月14日(土曜)中3の孫娘のバドミントン大会の会場市民体く館へ早朝車で送って行った際に、満開の八重桜を見ました。

5月14日撮影。正確には市民公園内ではありませんが隣接する裁判所の土手の八重桜が満開。

そこへ管内どこかの中学生一行が、中体連の競技場市民体育館に向かうのに出会った。

同日、グランドでは2面使って野球が行われて今いた。桜は殆ど散ってしまっている。

 

☆MAP4 水天宮の桜

市内海側寄りの高台にある水天宮は、小樽3大神社の一つで、小樽港や対岸の暑寒連邦が見える「小樽眺望地点」の一つに指定されています。

5月5日撮影。晴れていましたが風の強い日で、枝が盛んに揺れていました。シャッタースピード1/4秒手持ち撮影です。さすがOLYPUS OM-E10MarkⅡ(正式型番名称はもっと長ったらしいけれど…)五軸手振れ補正の効果抜群。

同日撮影。神社に併設されているお稲荷さん。手前の桜が大きく揺れている。

5月6日撮影、時折小雨。 札幌から小樽行きの電車、赤いテールランプと、窓の光が帯となった。

5月7日撮影。自宅の屋上から撮りました。

 

☆MAP7 平磯公園

高台にあって小樽港が一望できます。染井吉野、エゾ山桜、八重桜など約100本咲きます。

5月6日撮影。桜を眺めながら食事をする幼稚園児たち 

同日撮影。桜ロータリーと銀鱗荘の間にある熊碓川沿いの桜。一部は葉桜状態。普段は全く気にしないで通り過ぎているけれど…、こんなところに桜が咲いていたのを初めて知りました。

 

☆MAP8 朝里川温泉「宏楽園」(&朝里ダム)

一作年火事でホテル部分が全焼しましたが、今年4月にオープン。庭園の桜は火災に遭わず、今年も咲き誇っています。

5月6日撮影。相当な樹齢の古木。 

5月14日撮影。八重桜が満開でした。黄色っぽい桜は御衣黄かな?桜の枝にランタンがいくつも飾られているので、夜間ライトアップするのかも。

5月16日撮影。朝里ダムのエゾ山桜は殆ど散っていました。湖岸の向こうに春紅葉が見られます。 

 

なお今回ブログで取り上げていませんが、小樽さくらMAPに取り上げられているのは、上記以外に下記の3か所です。
② 長橋苗穂公園
⑤ 天上寺
⑥ 天狗山
なお合わせて「2014年桜紀行 in OTaru」にも目を通していただければ幸いです。

 

☆メルヘン広場の桜

小樽市内で最初に咲くのは小樽警察署横の桜でしたが、近年はここメルヘン広場の桜も早くなってきました。日当たりがいいせいかもしれません。4月24には咲き始めていました。

4月24日撮影。連日中国人観光客が押し寄せていました。カメラを向けると気軽にポーズをとってくれるのがいいですね。

5月2日撮影。ルタオの塔の時計をバックに、かなり葉桜に近くなってきました。染井吉野を見慣れている内地の方には、エゾ山桜の茶色の葉が同時に咲くのは珍しいのではないでしょうか。

 

☆二段公園とレストラン・マンジャーレの桜

旧手宮線沿いの二段公園、子供用の公園ですが桜が数本あります。

5月5日撮影。ライトアップされた桜を見に数人の人が来ていました。 

レストランマンジャーレは休業中でしたが、にもかかわらずライトアップしてくれるのは嬉しいですね。

 

☆JR南小樽駅の桜

駅舎とホームの間の急斜面に5-6本のエゾ山桜があります。

5月4日撮影。風の強い日で桜をぶらせてと思ったのですが、なかなかうまくゆかず、結局列車とからめて撮影。上下線同時にホームに入りました。撮り鉄ならここでおやと、おもうのですが…手前にいる男女2名の位置がおかしいと。そうです。そこには列車が止まりません、もっと右側に止まります。この二人、撮り鉄らしく、しばらく列車を撮っていました。

5月6日撮影。イヌの散歩で十一坂を回って、山田町に出る踏切付近から撮りました。

5月8日撮影。桜は半分ほど散りましたが、我が家のイヌ公をモデルに1枚撮影。

 

まだまだご紹介した画像はありますが、紙数の関係上、次回以降機会があればアップいたします。

 


洞爺湖畔の梅を撮りに

2016-05-19 06:00:00 | 旅行

              たまたま近くにいた美人のお姉さんに頼むと気軽にジャンプしてくれました                     

 

ゴールデンウィーク明けの5月9日(月曜)、写友と洞爺湖畔の壮瞥町の梅園に行ってきました。前回のブログ「平岡梅林公園は梅が満開」でもふれましたが、洞爺湖畔の壮瞥町の梅林も、梅で有名です。例年ですと、この時期に実施される「洞爺湖畔1周マラソン」時に満開となるのですが、今年は梅も桜も1週間ほど早まり、5月15日(日曜)のマラソン大会前に満開は過ぎてしまいそうです。

壮瞥町と言っても、ピンとこない方も多いかと思われます。道民の私でも正確な場所がわかりませんでした。洞爺湖温泉の隣町と言ったほうがわかりやすいかもしれませ。または大横綱「北の湖」の出身地、近年では「国際雪合戦」発祥の地と言ったほうがピンとくるかもしれません。ともかく、写友と梅を撮りに行ってきました。もちろん途中羊蹄山麓の撮影スポットも立ち寄ってです。

小樽からの経路はいろいろありますが、メープル街道(赤井川国道393号線)を通って倶知安富士見町に出て、京極、留寿都を経由して洞爺湖畔の洞爺村に出ます。後は湖畔に沿って壮瞥町の梅園に向かいます。湖畔沿いには、2008年の洞爺湖サミットで有名になった高級ホテルウィンザーホテルがありますが…北海道拓殖銀行の乱脈融資でも有名、その後倒産、今はどうなっているのか…

 

さて話を元に戻して、メープル街道を倶知安方向に進むと、両側の斜面や山にはエゾ山桜が咲いていたり、春紅葉が見えたりしています。

枯れ木に交じって桜やコブシが満開、 新緑のはずの木々が茶色っぽく見えます。これを「春紅葉」と呼んでいます。本格的な光合成が行われると、茶色の葉は新緑に変わっていきます。典型的な例はエゾ山桜で見られます。ピンクの花と茶色の葉が同時に咲きそろいます。やがて桜の花が散る頃、茶色の葉は、緑色に変わっていきます。「春紅葉」については、当ブログ2010.6.1付「春紅葉」を参照してください。

 

倶知安富士見町の「農家のそばや」裏の湧水地「姿見の池」には冠雪したエゾ富士が映り込んでいます。幾分青みを強調していますが…

 

同じ姿見の池ですがカメラを右に降ると、白樺林の間からニセコ連峰が見えます。

 

富士見町から東方向の京極町に進むと、農家の方々が畑を耕しています。

 

京極町の名所「一本桜&羊蹄山」の見える町営牧場に来てみました。中央の桜はまだ開花前でした。

 

これで桜が満開ならば…5月15日北海道新聞後志版に、満開の桜とエゾ富士の写真が掲載されました。このアングルとほぼ同じでした。

 

周辺の丘陵地帯では農作業の真っ最中。畑に描かれた鋤き目が美しい。

 

こちらは真狩村から見た羊蹄山。

 

あちこち立ち止まりながら撮っていると、いつの間にか洞爺湖湖畔に近づいてきました。

 

ブルーの湖にシルエットで写る桜の木、すでに散ってしまったのか、それともこれから咲くのかわかりませんが…

 

こちらの山側の斜面では農作業の真っ最中。

 

湖畔の道路から奥に向かって延びる道路(通路)の両側にはエゾ山桜のがアーチを作っている。一部は葉桜ですが…。確かこの奥は青少年〇〇館があったはず、6年前の5月23日洞爺湖マラソン撮影の際にもここで撮った記憶がよみがえりました。当時のブログ「2010.5.28付」を見てみると、この奥には「北海道立少年自然の家(ネイパル洞爺)」がありました。6年前のその日中国山東省からの留学生が多数この自然の家で研修中のようでした。

しかし今回来て見ると当時の自然の家は跡形もなく消えて、民家らしき住宅が数軒建っておりました。また園内に数多くあった桜の木々も、3分の1ほどは伐採されてしまったようです。

 

タンポポと桜、6年前はもっと数多くの桜が咲いてましたが…

 

さて、小高い丘の頂上を目指してグネグネと進むと、梅園のある山頂に来ます。10台ほど駐車すれば満杯。運よく空きスペースがあり、そこに止めて撮影です。画像では傾斜の度合いが出てませんが、転げ落ちそうなほどの急斜面で、梅園に降りていく人はほとんどおりません。

 

サングラスの格好いい、ペアルックのお姉さん方に、撮らせていただきました。陽気なお姉さん方、そろいのTシャツは彼女達のお店のユニフォームかな?洞爺湖温泉街ホテル万世閣向かいのバーガー屋さんの「Hyduneハイドゥン」、近くに来たら寄ってみてください。写真撮らせていただいたお礼にPRしました。(クリックすると、HyduneのFBページへ飛びます)

 

サービス精神旺盛な彼女たちでした。モデル代払えないけれど、ありがとうでした。

 

梅を十分取り尽くして壮瞥の滝を撮りに行きます。洞爺湖から流れ出る唯一の川だとか(滝の近くの看板による)…

川の縁には桜が咲いていました。手持ちで撮影(ISO100、F22、1/3秒 NDフィルター使用)、さすがオリンパスの5軸手振れ補正。

 

こちらもシャッタースピード1/3秒、手持ち撮影です。

 

洞爺湖で沢山撮りました。あとは北順路を逆にたどって小樽に戻ります。と言いつつ、途中で絵になるシーンはないか、目はキョロキョロ、帰路は留寿都村を通らず真狩・ニセコに向かいます。途中真狩神社の辺りでランニング中の高校生に出会いました。

部活の最中だったようですが、足を止めて色々ポーズをとってくれました。、笑顔をの素敵な女子高生たち。こういう出会いもまた楽しいものです。

 

残雪の羊蹄と桜、農作業の始まり等、まだまだ紹介したい写真はありますが、機会を見てアップします。

 

 


平岡梅林公園は梅が満開

2016-05-13 06:00:00 | 写真

                                 <見渡す限り白梅紅梅が満開の札幌平岡梅林公園>      

 

 

内地の方は、桜の後に梅?と疑問に思われるでしょうが、北海道では桜と梅がほぼ同時ないしは梅が後から咲きます。内地では桜開花のほぼ一月前に、梅が咲きます。約一月の差があった両者の開花前線は、北上するに従い接近し、津軽海峡あたりで並び、北海道に上陸した後は、桜の開花前線が梅に先行します。

今年は暖冬で桜の開花前線も例年より1週間程度早く、道央ではGW前に開花しました。5月2日に写真仲間と札幌市内の公園へ桜と梅の撮影に行きました(後日ブログ掲載予定)、その際に平岡梅林公園に寄りました。前年は桜も梅もほぼ同時開花でしたが、今年は梅の開花が遅れ、いまだ蕾状態でした。ところがGW中盤の好天で一気に開花、5月5日(木曜)には5分咲きとの情報がFBに載りました。

翌6日(金曜)に即撮影に行ってきました。JR電車で札幌駅へ、地下鉄東豊線で終点の福住駅まで行きます。福住のバスターミナルから出ている梅まつり期間中のシャトルバスを利用です。あいにく空模様が今一つぱっとしないこともあってか、バスは貸し切り状態。途中乗車を含めても3人とは…

札幌ドーム球場を横目に、清田区役所前を通って、30分ほどで平岡梅林公園到着です。途中の停留場で二人乗っただけで貸し切り状態。料金は1区間分の210円。

 

第1駐車場から公園内に入ると、遊歩道の両側はレンギョウが盛り。ただ手入れが十分でないせいか、伸び放題となっているのが気がかり。黄色い垣根の路を5分も歩くと、両側に紅白の梅がお出迎え。

 

イヌ連れの来園者が次々と入って行きます。10分ほど紅白の梅に見とれて進むと、売店等の立ち並ぶメイン会場らしきエリアに到着です。

 

カップルが盛んにスマホで撮影中。アングルが気に食わないのか5-6回撮り直していました。

 

梅の美しさに、しばしあ然としてしまいました。道内では梅は桜ほどポピュラーな花ではないせいか、梅を主とした梅園はあまり聞きません。ここ平岡梅園と、洞爺湖湖畔壮瞥町(そうべつ町、横綱北の湖の出身地)の梅林公園くらいでしょうか。もっとも個人の住宅では、数本植えているケースをよく見かけますが…

(注)道内の梅林公園は、「るるぶ」によれば、平岡梅林公園(札幌市清田区、約1200本)、三笠あすか梅の杜(三笠市幾春別、昭和61年造成)、壮瞥町梅林公園(壮瞥町洞爺湖東湖畔、急斜面に約300本)、狩勝高原梅園(新得町狩勝高原、約1200本)の4カ所が取り上げられています。

 

遊歩道・散策路があちこちに設けられ、周辺の高台からも一望できます。

 

手前の白+緑の花は、李(すもも)です。白梅との見分け方は、花と枝を繋ぐ柄の長さにあるそうです。梅は枝からすぐ花ですが、李は長い柄があります。(平岡公園梅林マップと言うパンフレットによる)

もう一つウンチク:「桃栗3年柿8年、梅は酸(す)いとて13年」(同上パンフレットによる)。「桃栗3年柿8年」はよく聞きますが、梅は13年もかかるんですね。後段部分については、「梨のバカヤロウ13年」と、聞かされていたような…

 

さて売店で甘いものでもと思い、つい「当地限定販売」という言葉につられ買ったのがこれ、「ウメソフト」。一口舐めて、ん!少ししょっぱい、失敗、甘いバニラにすればよかった…

 

ん?一本の梅の木から紅梅と白梅が咲いている。なんと器用なと思ったら、そうか接ぎ木をすれば、可能なんだ。

 

公園の端によって、レンギョウと梅をからめて撮ってみまました。 こちらのレンギョウもあまり手入れがされていないせいか、枝の先が伸び放題。

 

梅に近づいてアップで撮影。

 

お昼近くになって、雲の割れ目から陽が射してくるに従い、見学者が多くなってきました。シートを広げてたり,あるいはベンチで食事をする姿がちらほら。

 

売店で販売されている弁当やそば、うどんを購入して、ベンチ、テーブルで食べる人が増えてきました。

 

赤いジャケットのこの方、目立ちました。スマホで撮っているようですが、画面がよく見えない?それはハレーションのせいですよ。

 

OLYMPUS OM-Eには便利な「ボディキャップレンズ」なるものがあります。ボディキャップ自体にレンズを組み込んでいます。手軽に魚眼レンズが楽しめます。上の画像は、9mmのボディキャップレンズ使用。カメラがマイクロフォーサーズですので、35mm換算で、18mm相当になります。結構湾曲します。

 

日差しが相当出てきました。これも9mmのボディキャップレンズで撮影。

 

CASIOのコンデジでパノラマ撮影、丘陵感が今一つ出ない。 

 

平成12~14年に八王子に勤務時、よく梅の写真撮影に行きました。八王子の京王百草園、 府中市郷土の森博物館・梅園、青梅市吉野梅郷等には何度か行きました。吉野梅郷は残念ながら、2009年に梅の木が繁殖性、伝染性の強いウィルスに罹り、全木伐採したと聞きました。桃栗八年…の通り、梅園の復活には10年以上もかかります。全山梅の花で覆われるのはまだ数年を要するのでしょうか。

 

 

 


桜満開、花見の季節到来

2016-05-07 06:00:00 | 日記

                      <俺だって、花見だよ、って右上の鴉が呟いておりました(合成ではありません)> 

 

4月も下旬、月末近くになって、低気圧の襲来で北海道は猛吹雪に見舞われました。道東では20~30cmの時ならぬ積雪で雪かきに大わらわの状態でした。20日過ぎに例年より1週間近くも早めに、道南に上陸した桜開花前線も時ならぬ雪に戸惑っているようです。とはいえ一過性の雪も去って、GW突入と同時に道内あちこちで桜満開の声が聞こえてきました。

そんななか5月2日に、私の属している写団豊友会の春の撮影ツアーで、円山公園、平岡梅林公園、中島公園、札幌農試公園へと行ってきました。豊友会のレポートは後日するとして、中島公園の桜を翌日再度撮りに行きました。撮影会では時間の制約で、じっくり撮れなかったためで、公園内でも回りきれなかったところを補うためでした。JR電車で札幌駅へ、次いで北海道庁・赤レンガテラスそして中島公園と言う順路です。

 

JR札幌駅を出てそごうデパートの前を通ると、シャネルの広告が前回見た時とは変わっていたのでパチリ。ここはシャネルの指定席なのか季節毎に粋な広告に変わります。

 

道庁前の北3条広場(赤レンガテラス)では何かのイベント中かな?長い行列ができています。ジョージァの缶コーヒーがリニューアルし、その無料試飲会とのこと。無料と言う言葉に反応して、つい長い行列の後ろに並んでしまいました。

 

缶ジョージァはおまけ分で、カップが試飲分、2種類の豆までついていた。飲んだ感想をTwitterまたはFBに載せることが条件とか、スマホがないので、飲んだ感想を用紙に書き込みます。さて、味音痴の私はなんて書いたらいいのか…

 

道庁の前庭は、桜はほぼ終わりでした。エゾ山桜は茶色の葉の部分が目立ちすぎ。メインの八重桜はいまだ蕾も出来ていません。画像は「ハクモクレン」バックはエゾ山桜です。

 

道庁玄関ホールから前庭を眺める。どうってことないけれど…

 

この日は天気がよく、初夏の気候とか、TVニュースで言っておりました。

 

チカホ(地下歩行空間)を大通りまでふらふら、大通駅から地下鉄で、中島公園へ。地下鉄入り口の広告が目につきました。手すりにカメラを置いて、スローシャッターで…スローすぎたかな?

 

中島公園はエゾ山桜がほぼ満開状態。

 

リニューアルした北海道遺産の「豊平館」、6月1日リニューアルオープンです。

 

豊平館前の池で緋鯉が花見をしたいのか、盛んに水面でプカプカ。

 

ベンチに坐して花見…その1

 

ベンチに坐して花見…その2

 

ベンチに坐して花見…その3

 

桜の下で1曲、親子の情愛が感じられ、とてもほのぼのとした気分になりました。桜は幾分葉桜気味。なおエゾ山桜は花と葉が同時に咲きます。葉は光合成がいまだ十分でないために、もともとの茶色です。やがて光合成が十分進むと(花が散る頃)、新緑になります。

 

レンギョウも満開。男二人の味気ない花見?いえいえ小型犬が影におります。

 

中央の菖蒲池を一回り。アートフィルターの「パートカラー」を使いました。

 

地下鉄駅に戻る途中で見かけたペアルック…その1

 

ペアルック…その2、こちらはアジア系外人。

 

今一つ、これぞというカットが撮れませんでした。次回のブログでは…意気込んでますが…

 


春の花カタクリとエゾエンゴサクが満開と聞いて

2016-05-01 06:00:00 | 日記

                                                                                    <豊平公園は梅と桜の競演が…>

 

FB友から豊平公園は、カタクリとエゾエンゴサクが満開だよと知らせを受けました。道内では両花の競演が見られるのは、浦臼神社だけかと思って今いたが、割と近場の豊平公園にもあると聞いて、早速撮りに行くことにしました。札幌に出たついでに、最近テレビでサッポロビール博物館が、リニューアルオープンしたとの報道があったので、そちらも撮りに行くことにしました。

豊平公園については、札幌に勤務していた折にも、立ち寄る機会がなく、全く不知でした。地下鉄東豊線福住行きで、札幌駅からは10分ほどで、豊平公園駅で下車すると目の前にあります。園内は、野草園、花木園、樹木園、花壇園等いくつかのエリアに分かれています。ほぼ碁盤の目状になっていてはじめてでもわかりやすくなっています。しかも、テニスコートや子供用の遊具広場、さらに道路を挟んで温水プールまで設備された公園です。大都市のど真ん中にこれほどの公園があることに驚きました。

 

ピンクの花がカタクリ、青い花がエゾエンゴサクです。カメラマンや見学者が次々と来てシャッターを切っていました。

 

センターフォーカスフィルターを使って空宙レンズ風に…

 

アートフィルターの色抜き(パートカラー)を使って… このカメラ(OLYMPUS OM-E10MarkⅡ…正式型名は覚えられない、なんせ長ったらしいアルファベット文字がついていて…)のアートフィルターが15あって、さらに各5~6種類のエフェクト効果もついている。ワンカットで、総計70~80種類のにたような画像が…使いこなせない。

 

野草園から出ると、白樺林が見えます。気の足元には黄色い花が…多分レンギョウだと思うのですが、同じ黄色でも、サンシュウは各花びらが円形状に集まってるし、マンサクは花弁が細く…よくわかりません。綺麗なことは確かです。

 

灰色の枯草のそばで見かけた花、と言うより木かも…

 

 

付近をきょろきょろして、花名のプレートを探しましたが…ない。結構大きな(と言っても直径5-6㎝)黄緑色の花でした。

(注)ブログ公開した途端、FB友のkozukaさんから「クリスマスローズ」とのご指摘がありました。ん?春先にクリスマス…う~ん、ウィキペディアで調べると…納得。

 

管理事務所前にはキタコブシの花が咲いていました。近寄ってみると、半分以上は枯れかかっていました。

 

管理事務所内では、専門員がお客の相談に乗っていました。奥のスペースには花に関する図鑑や単行本がびっしり本棚に並んでいます。読書コーナーも設置されています。また隣室は花卉の即売コーナーもあって、10人程のお客があれこれ選定中でした。さて時間も昼を回っていますが、園内には食堂・レストランが設置されていません。公園を出ると目の前に巨大な施設があります。近寄ってみると、「きたえーる」(道立総合体育館)でした。1Fにエールカフェがあり、そこで昼食を済ませました。

地下1Fから巨大なオブジェが輝いていました。

 

食事後再度公園内で撮影を済ませつぎのサッポロビール博物館に向かうべく出口に向かうと、あちこちに桜が咲き始めていました、と同時に紅梅も満開でした。

 

後ろのピンクは、桜です。本州では桜に先駆け、2月に咲く梅も、北上すると開花が遅れ、津軽海峡で同時に並び、道央では逆転します。

 

標題の梅です。露出オーバー気味にして撮影。

 

さて一旦札幌駅に向かい、東急前のバスターミナルからサッポロビール園行きバスに乗り込みます。10分ほどで到着。現役のころは来客や知人友人をよく案内しました。30~40分ほどの製造工程を見て回り、そのあと試飲コーナーで出来立てのビールを頂き、そしてジンギスカン鍋で祝杯と言うのがコースでした。現在は製造工程の見学や無料の試飲コーナーも廃止されているようでした。製造工程はパネル解説になり、有料試飲コーナーに変わっていました。

園内はいたるところ桜が咲き始めています。

 

入館すると、有料コース(ガイド+試飲1杯分付き)で500円、無料コース(勝手に回る、試飲有料)に分かれています。無料コースで回りました。開業以来のラベルが並べられている。なお、赤い星は、北海道開拓使のシンボルマークです。

 

館内は番号順に順路が決められ、それぞれ解説パネルや映像があります。

 

サッポロビールの始まりである開拓使麦酒は、第3台開拓使長官「黒田清隆」によって始まりました。

 

右上の人物が黒田清隆です。

 

 

開拓使麦酒の当初からのポスターが一覧できます。昔懐かしいポスターが並んでいます。

 

裏側のポスターは割と最近のものです。

 

試飲エリアでは、入り口にチケット購入機械があって、ビールやソフトドリンクが選べます。創業当時の味のままという「開拓使ビール」を選びました。300円です。ちなみに黒ラベルが200円、北海道限定クラシックが200円です。リボンシトロン(サイダー)もありました。

 

結構な数の見学者が今いましたが、言葉から推測すると、9割以上は中国人のようでした。天上の照明がビール瓶の形です。

 

下戸の私ですのでビールの味は全く持って音痴、美味しいのかそうでないのか、たった一杯でほろ酔い加減。