紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

世界一の餅つき~岩見沢ふるさと百餅祭り

2016-09-30 06:00:00 | 祭り・イベント

                    <交差点の真ん中にやぐらを組み、200㎏の杵を引き上げ、5mの高さから杵を落とすと…>

 

9月17~19日の3連休に、岩見沢市で行われた百餅(ひゃっぺい)祭りを見てきました。直径2.1mのうすに60㎏の地元産の餅米を入れ、約200㎏の杵で、5mの高さから杵を落としてつくさまは、まさに豪快の一言に尽きます。3日間で延べ7回、420㎏の餅をつき、約1200食のお汁粉にして観客に無料でふるまわれます。昭和58年、街の活性化事業の一環として発足しましたが、岩見沢市開基「100年」を迎えた年であったこと、100歳まで長生きするようにと、願いを込めて「ふるさと百餅祭り」と名付けられました。

私も札幌北支店に勤務していたおりに、地元商工会議所の案内で平成9~11年の3回、百餅祭りを見る機会がありました。当時は本格的に写真を始める前で、当時のネガを探しましたが数カット撮っただけでした。今回は、二日目の午後12時の餅つきに間に合うように自宅を出発、先ずは駅前赤レンガ広場で、関連行事を見ることに…

 


あいにくの小雨模様、その中に長い行列が… 何事かと近寄ると「福よし」と言う焼き鳥を売るテントでした。焼き鳥は美唄が有名ですが、その元祖美唄の福よしの岩見沢店が出店しているようです。

 


さらに赤レンガホールに進むとこちらでも長い行列が目につきました。ホクレン岩見沢が、秋野菜のセール中です。袋に詰め放題で100~200円です。

 


あるテントの前に農協青年部の写真コンテスト入選作品が展示してありました。

 


お米の安売りもやっていましたが、あっという間に売り切れてしまいました。右の美人はミス北海道米の娘さん。

 


さて雨も上がり、雲間から太陽が顔を出してきました。赤レンガスペースの一角で、クレーンを使った大掛かりな装置が進行中。何事かとしばらく見守っていると…

 


ん?白いレースのような布で覆い始めた。はて何をやっているのだろう。作業をやっている方に聞くと、今夕から始まる巨大人形劇「岩見沢人」の舞台装置だとのこと。う~ん、装置の完成図が予想できない。係員がパンフレットを持ってきてくれましたが、それには巨大な馬が車輪を曳いているように見えました。後日新聞記事によれば…(下記)

 

さて午後12時の餅つき開始時間が迫ってきましたので会場方向に進みます。すでにやぐらの周辺には男女「若衆」と呼ばれる餅のつき手が集まって来ています。そして200㎏の杵を綱で引き上げる一般市民も勢揃いをしています。壇上では実行委員の方々の挨拶が続きます。

 


可愛い「若衆」が目を惹きました。こちらを向いた瞬間にパチリ。

 


やぐらの上のうすに、先ずは蒸かした持ち米が入れられます。実際はすでにつかれて餅になった物を@10㎏×6ケースが投入され、最初に女性若衆が杵でこねます。次いで男性若衆が登壇、同じようにこねます。そして男女若衆が同時に作業。

 


うちわを持ったリーダーが綱の引手に指示を出し、杵を5mの高さまで持ち上げます。

 


うちわの合図と同時に綱を緩めます。200㎏の杵がうすに落ちます。

 


餅の破片が辺りに飛び散ります。

 


はんつきになった餅を捏ねてひっくり返して…この工程を数回繰り返して餅つきは終了。後は餅をお汁粉にします。同時に今まで綱を引いて観客も、無料配布所に向かいます。

 


うろうろと周辺で写真を撮っている間に無料配布の行列はすでに長蛇の列。最後尾看板を持ったお嬢さんに聞くと、配布所にたどり着くには多分30分ほどかかりますとのこと。お汁粉はあきらめて、周辺の様子を取ります。

 


先ほどの会場の周辺では、小型の臼&杵が並べられ、ちびっ子餅つき大会が行われるとのこと。

 

メインの百餅餅つきは、撮る&見ることができました。お昼をかなり経過、腹も空いてきたので昼食をとることに、一応JR岩見沢駅方面に向かいます。途中祭りの露店が立ち並んでいます。福よしの店舗があり、その横の露店で福よしの焼き鳥が売られていますが、ここも長蛇の列…


福よしの焼き鳥、一度は食べてみたいもの。でも10分以上かかりそう、順番待ちは苦手なので、即駅へ。

 


先ほどの白い布のオブジェはかなり格好が出来上がってきました。まだ馬には見えないけれど…

 

JR岩見沢駅のホールでは、祭りに合わせていろんなイベントが行われていました。


宝来ひょっとこ踊りの実演。

 


昔遊びのコーナーでは腹話術のオジサンが、幼児に声をかけるも、あんた何やってんの、と言うように全く興味を示さず。オジさんもう~んと唸ったきり。

 

10数年ぶりに見るふるさと百餅祭り、甘いもの大好きな私は、お汁粉にありつけなかったのは残念ですが、会場近くのビルで行われていた地元高校生が支援する「東北災害復興支援物産展」で、甘い菓子類を購入。


豆菓子を数個(袋)購入、ポリポリかじりながら帰路につきました。

 

 

 

 

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秋を探しに、札幌の街へ

2016-09-24 06:00:00 | 街中ウォッチング

                        <いいとこ撮り北海道2016フォトコンサミット in Sapporo 札幌駅前地下歩行空間にて>

 

 

8月の下旬から9月上・中旬にかけて相次いで襲来した台風で、道東、オホーツク海側では甚大な被害が生じました。毎日のように被害状況がテレビや新聞で報道されています。また秋とは思えないほど蒸し暑かった天候も、9月中旬以降は一気に寒くなりました。今では長袖のジャケットがないと外を歩けないほど。つい2-3日前には、今季初めて床暖の石油ストーブを点けました。

とはいえ、紅葉にはまだ早いようで、もっぱら秋の収穫祭があちこちで催されています。札幌でも恒例のオータムフェスト2016(9月9日~10月1日)が大通公園で開かれています。また札幌駅前の地下歩行空間では去年に続いて『いいとこ撮り北海道2016~フォトコンサミットin Sapporo』(9月13日~18日)が行われています。両者ともに写真好きには欠かせない被写体です。ということで9月16日(金曜)に中島公園を含め撮影に行ってきました。

 

☆中島公園は、わずかに初秋の気配が…

中島公園に隣接する「札幌パークホテル」が毎年秋に実施する「中島公園四季のフォトコンテスト」もあるので、年に数回は中島公園を訪れます。地下鉄南北線の中島公園駅で降りて、園内に向かうと…屋外実習の小学生がそろいの紅白帽で、大勢あちこちにおります。まずは日本庭園に向かいます。

 


公園内の樹木もわずかですが赤い色がちらほら…

 


清掃員の方が落ち葉をかき集めてましたが「きりがないな~」と笑っていました。

 


豊平館前の池の縁の樹木には、赤い実が鈴なり…、はて何の実だろうか?

 


豊平館前の池を一周すると、天文台のある小高い丘にナナカマドの大木があります。身はすでに赤くなっていますが、葉はいまだ緑色。一部黄葉しているのは別の樹木の葉のようです。

 


さらに奥に進んで行くと菖蒲池のほとりにアジサイが咲いていましたが、今はほとんどドライフラワーになりつつあります。アキアカネが1匹休憩中。

 


ハマナスもほとんどが赤い実になっており、花はごく一部に咲いているだけ。

 


はて、これは何の実であろうか?低灌木になる赤い実、樹木の名札を探しましたが見当たらない。公園内に咲く花々はすっかり秋に変わっていいました。

 

 
さらに菖蒲池を回って、元来た地下鉄の出入り口に向かうと、夏休み中には順番待ちも出たほどの貸ボートも今は岸辺で越冬の準備中。

 

☆北海道最大の美味しい祭典「さっぽろオータムフェスト2016」は10月1日まで開催中

大通公園1丁目、4丁目~11丁目(9丁目を除く)の9会場で行われています。各会場ごとにテーマを設けていて、例えば5丁目会場では「北海道ご当地グルメ&HOKKAIDOラーメン祭り」、7丁目会場では「7丁目BAR」として道産の酒&ワインが並べられ、10丁目会場では「お肉じゅっ丁目」として各種肉料理が並んでいます。そして11丁目会場では「World Food Park」として、トルコ(ケバブ)、ロシア(ポルシチ)、イタリア(ピザ)、スペイン(パエリア)等々10カ国それぞれ代表的な料理が堪能できます。全部は回りきれませんので…その一部を紹介します。

 


あれれ、食べ物ではなく、キャラクターグッズを販売しています。ジンギスカン鍋のキャラクター(ジンくん)でした。

 


どの飲食店とも昼時のせいか、平日にもかかわらず、満席でした。

 


「7丁目BAR」会場の飲食ブースは黒を基調に店づくり。

 


あらら、三重県からのブースもありました。

 


これはホットドッグ?TV取材が殺到ってあるけれど…客がおらず、店員も退屈そう。

 


店によって人気度が違う。客は、片や1人、片や行列ができるほど…

 


「まっさん」人気のニッカウヰスキー(正しくはウィスキー、ニッカの宣伝にはウヰスキーの文字が使われることも)、どうでもいいけれど…

 


この店は、スープカレー屋さんだったはず…?南樽駅の下で2年ほど営業していたけれど…、移動販売車をイベントでよく見かけます。
ところで「小樽流ザンギ」?初めて聞いたよ。 看板を読むと、鶏肉を普通は醤油&にんにくに漬け込みますが、味噌に漬け込んだものが「小樽流」と、勝手に名づけたとあります。なるほど…美味しさが増すんだそうです。
もう一つ、本州の方には『ザンギ』と言う言葉自体目新しいのでは?鶏のから揚げとどう違うのか?という疑問がわくと思います。基本的にはザンギも唐揚げも同じです。ただザンギの方が味が濃くて、衣も唐揚げが小麦粉を使うのに対して、ザンギは小麦粉+片栗粉を使います。 

 

☆地下歩行空間では、道内各地のフォトコン優秀作品が約300点も展示され…

この時期、昨年に続いて札幌市が主催し北海道開発局ほかが協賛したイベントです。各市町村や支庁(振興局)、各地のフォトコン実行委員会が実施したフォトコンテストの上位作品を集めたものです。

 


AIR-G FM北海道が実況放送中でしたが…平日の午後と言うこともあってか、観客はおらずアナウンサーの声だけが…

 


宗谷・網走管内の写真を見るカップル。

 


後志管内の写真。

 


空知管内の写真。

 


石狩管内の写真。

 


多くの写真の中で特に目を惹いたのがこの画像でした。一面のひまわり畑の遊歩道に置かれたオレンジの傘がとても印象的でした。

 

北海道庁前の赤レンガテラスのイチョウもまだ青々しており、紅葉にはまだ早いですが、札幌に限らず道内あちこちで秋の美味いものフェアが行われています。石狩鍋の美味しい季節になりました。今年こそは自家製のイクラの醤油漬けをたらふく食べたい。ん、血圧によくないって?

 

 

 

 

 

 

 

 

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芸術の秋は…写真展三昧

2016-09-18 06:00:00 | 写真

                                 <小樽鉄路写真展から>

 

8月下旬から吹き荒れた相次ぐ台風で、北海道、特に道東・オホーツク海側に甚大な災害をもたらしました。とりわけ農作物の被害が大きく、これから収穫という時期での被害、農家の方々は大変な思いをされているのではないでしょうか。幸いと言うか道央、特に札幌周辺・小樽には全く被害がなかったのは不幸中の幸いと言うべきか…。例年ですと台風過ぎて、一気に秋らしくなるのですが、いまだすっきりとしない日が続いている昨今です。

さて秋と言えば芸術の秋。札幌の芸術の森では、だまし絵で有名なエッシャーの世界展が行われています。機会があれば見に行きたいのですが…。それはさておき8月中下旬から9月上旬にかけて、小樽市内でも写真展が沢山行われています。今回はその中から、①第63回写真道展巡回展(8月17~20日)、②道写協小樽支部写真展・モデル撮影会入選作品展(8月24~28日)、③ニッコールクラブ小樽支部写真展(8月24~28日)、④2016小樽鉄路写真展(8月29~9月11日)を取り上げます。(なお写真についてのコメントは、私の個人的な見解ですので、悪しからず)

 

☆写真道展小樽巡回展は、学生写真道展の入選作品が面白い

今回の巡回展には写真道展入賞・入選270点と小樽支部道展審査会員・会友の作品11点、そして学生写真道展入賞・入選作品60点が展示されています。


画面右半分に展示されている大き目の額の作品が、小樽支部道展審査会員・会友の作品です。

 


ネイチャーの部3席に入賞された方の作品「スズメの羽ばたき」です。まるで日本画を見ているような美しい作品です。ひときわ目を惹きました。

 


学生道展入選作品は、学生ならではの作品が目につきました。夕日をバックに水たまりの上でジャンプする若者、その右はJR札幌駅北口の地下通路ですが、切り取り方によって全く異次元の空間にも見えました。以下の3点とも学生道展の入選作品です。

 


魔女の宅急便に出てくるシーンをまねた女子高生、ローアングルのために空を飛んでいるように見えます。これでバックが青空なら上位入賞していたかも…

 


右下の顔のものすごい迫力に圧倒されます。

 


ん?ボケボケの写真じゃないかって?確かに傘の女子生徒にも自転車にもピントは来ていません。よく見ると手前の降りしきる雨粒にピントが来ているんです。

 

☆道写協小樽支部モデル撮影会入選作品は…

今年は小樽潮祭り第50回開催を記念して、道写協小樽支部と小樽市立美術館との共催で、実施されたモデル撮影会(8月7日実施)のフォトコンテスト入選作品が、小樽美術館で展示されました。撮影会に参加された約50人のカメラマンのうち23人から応募があったとのこと。あいにく展示最終日の28日の表彰式に参加できませんでしたので、講評等はわかりません。応募した方全員入選したようです…

 


左から推薦、特選2点です。

 


準特選3点です。

私が応募した作品も入選しておりますが…どの作品も被写体が同じで、なおかつ似たような作品なので、掲載を省きました。

 

☆第8回ニッコールクラブ小樽支部写真展は半切~全紙の大型写真がいっぱい

会員14名53点が展示されました。特に統一したテーマは無く、海外登山写真や身の回りの日常を切り取った写真、動植物のネイチャー写真と雑多でした。なかでも目を惹いたのは以下の写真です。




滝野氏(道展審査会員)の作品、日常よく目にするシーンですが、モノクロで切り取ると、切り取り方によって全く違って見えるから不思議です。右の多重露光らしい画像を切り取ったのか下の写真です。

 


題名「都会の幻想」 大きなビルの前の歩行者とディスプレーのモデルの顔が重なって(多分合成かと…)とても不思議な感じがします。

 


西村和雄さんの「想い」 花やネイチャーを主に撮る西村氏にしては珍しい作品。

 

 

☆旧手宮線跡地を利用した小樽鉄路写真展が今年も開催されました

屋外で24時間展示されるこの鉄路展も、すっかり小樽晩夏の風物詩として根付いたようです。8月29日から始まりましたが、丁度台風が北海道に上陸するのではないかと言われていました。一夜明けて見ると台風は道東に大きな被害を残しましたが、幸い小樽は雨と若干の強風だけで済んだようでした。

 


台風の影響か、展示物が崩れたり、一部作品が吹き飛ばされる被害もあったようですが…

 


FB友の小林好江さんの作品 最上段の黒猫がゴミ箱をあさる画像が目を惹きました。シャッターを切る瞬間黒猫と視線が合っており、まさに猫が「何か用かな?」と言っているようでとても面白いですね。

 


今年も藤女子大写真部の方が、多く出品されていました。なかでもこの作品は同級生(?)をモデルに使ってストーリ仕立てにしているようです。

 


奥の倉庫の壁は一面小樽の写真がペタ、ペタ、倉庫の手前線路上にスペースをとっているのは当別町の坂本さんの作品群。

 


この坂本さんの作品は、毎年みるのが楽しみです。左上の親子の写真がとてもいいですね。

 


なんといっても花の部分が黒い、白猫がユニーク、笑っちゃいました。

 


最後の1枚は、まるでポスターか、広告用の写真みたいです。出品者名を確認すると、写真店の方でした、納得。

 

 

 

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小樽の秘境・青の洞窟クルージング

2016-09-12 06:00:00 | 写真

 

8月上旬のことです、暑い日で空には雲一つなく、真っ青で、こんな日に海水浴でも…と思いながら堺町通りを歩いていました。北一硝子の前で、真っ黒に潮焼けした青年が、クルージングの看板とパンフレットを手に客引きをしています。ふと看板を見ると「神秘と迫力・小樽の感動クルージング」「必見・小樽青の洞窟」という文字が飛び込んできました。かねてからフェイスブック等で青の洞窟についてはいくらかの知識があり、一度は行ってみたいと思っておりました。

青の洞窟と言えば、イタリア・カプリ島の「青の洞窟」を想起しますが、なかなか行く機会もありません。また行ったとしても当日の天候次第で、100%体験できるわけではありますん。とすれば今日は絶好の好天、風もないし…@5000円×2人分は多少出費ですが、家内と体験してみることにしました。乗客は我々夫婦と帯広から小樽観光に来たという親子4人の計6人。まずは高島漁港のクルージング発着所『小樽ファンクルージング』へ。

 


発着所は現在工事中で、近日中には駐車設備、飲食コーナー等が完成するとか… 絶好の好天、遠く対岸の暑寒別連邦が見えます。

 


正面は高島漁港。右手に見えるのが高島漁港のシンボル弁天島。

 


漁港から外海に出ると多少ゆれます、酔う方は揺れの少ない後方席へという案内にもかかわらず、船長の前の最先端の座席に着席。写真撮るには障害物の無い一番前に限る。これが大失敗のもと…後部座席の乗客は悠々と写真撮っている。

 


外海に出ると…一見凪のように目えていても、かなりのアップダウン。特に船の最先端は、波を乗り上げたときは数m飛び上がったような感じ、波の突端から下るときは、やはり数m落ち込んで、ド~ンと船体ごと叩きつけられる感じ。数十分この繰り返し。写真どころではない。一瞬たりとも手すりから手を離すことが出来ない。
画像が右下がり? カメラを両手で構えられないので、水平を保つどころでない。シャッター押すのもやっとのこと。 

 

 


往復90分のクルージングですが、祝津オタモイ海岸沿いは奇岩奇跡のオンパレードですが、とてもシャッター押すチャンスはない。見かねたガイド嬢のTさんは、帰りはゆっくり回りますのでシャッターチャンスがありますとのこと。

 


やっと青の洞窟近くにやって来ました。この辺りから海の色がマリーンブルーになってきました。

 


水上バイクが数台見学に来ています。

 


青の洞窟のすぐそばに「窓岩」があります。

 


クルーズ船はこのまま洞窟内に進みます。洞窟内では左に曲がって別の出口に進みます。日差しや場所によって海水の色はさまざまに変化します。

 


洞窟内から進行方向を見ると、洞窟の壁が…苔のような、錆のような…着色が不思議。

 


入ってきた方を振り返ってを見ると…洞窟内は揺れがありません。

 


う~ん、今一つカプリ島の青の洞窟とはイメージが違う…ような、

 


出口付近の波は確かに青いが…もう少しじっくり海中を撮りたかったのですが、次のクルージング船が待機中とのこと。

 


帰りはやや速度を落として、奇岩奇跡を見学できるように進みます。う~ん、顔にも見えるけれど…なお帰路については、最前席から船長の後ろの席に移動。

 


オタモイ龍宮閣のあった近くの監視小屋。このような不便なところに誰か住んでいるのでしょうかね?崖の上から降りる道はないし…

 


かつて龍宮閣のあった場所は今は廃墟。

<「龍宮閣」について 小樽市博物館資料、小樽観光案内等による>
かって、この景勝地に大リゾート基地が存在した。昭和初期、隆盛を誇った割烹「蛇の目」の店主加藤秋太郎は小樽には見所がないという知人の言葉に奮起し、名所探勝の日々にあけくれる。そして、ついに、古来白蛇の谷と呼ばれたこの地を探し当て、昭和11年「夢の里オタモイ遊園地を」完成させた。
 その規模は当代一を誇り、ブランコ、すべり台、相撲場等の遊園施設のほか、「竜宮閣」や弁天食堂といった宴会場や食堂を設けた。特に京都の清水寺を凌ぐといわれた竜宮閣は、切り立った岩と紺壁の海に囲まれ、まるで竜宮城のお伽の世界のようだったという。
 最盛期には一日数千人の人々で賑わったこの施設も戦争が始まると贅沢とみなされ客足が遠のき、戦後、これからという昭和27年5月営業再開を目前に控えながら、不慮の失火から火災が起こり、龍宮閣は全焼した。
 現在、遊園地の跡を偲ばせるものは断崖の上に残った竜宮閣の礎石と遊歩道トンネルの部分だけである。

手前の浜は海水浴場としてにぎわった。現在はここに至る道路は落石等の危険もあって全面的に通行止め、立ち入り禁止になっている。


さて、奇岩奇石も見学終えてクルーズ船は祝津展望台・日和山灯台のある高島岬を回って、高島漁港に戻ってきました。往復90分のクルージングでした。



祝津展望台の先にあるトド岩を回って高島漁港に入ります。



船長のモリタさん、ガイド(兼社長)のタダさん、有難うございました。


現在小樽市内にはこうしたクルージングを行う会社は10社ほどあって、それぞれ発着所が異なるとか。今回は高島発着の「小樽ファンクルージング」を利用しました。青の洞窟見学は10月末で終了ですが、クルージングは冬期間も行っているとのことでした。

 




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夜高あんどん祭りを撮りに

2016-09-06 06:00:00 | 祭り・イベント

              <今年は第40回回目のあんどん祭り 同じ沼田にちなみNHKドラマ「真田丸」の出演者も応援に来るとか…>

 

 

8月の26(金)~27日(土)の二日間にわたって、夜高(ようたか)あんどん祭りが空知管内沼田町で行われました。この時期台風が相次いで北上し北海道をかすめました。その影響もあって、26日には北海道上陸の恐れもありました。てっきりあんどん祭りも影響を受けるものと懸念していましたが、小樽、札幌、空知管内は被害はなく、道東・オホーツクでかなりの農業被害が出ました。と言う訳で27日(土)に、撮影に行ってきました。

小樽からは石狩、当別、月形、雨竜経由で沼田へと行きますが、片道約150㎞程の行程です。往復300㎞の運転は、高齢ドライバーにとってはかなりの負担ですが、途中景色を撮りながらゆっくり進めばと思い、午前11時頃出発。途中雨竜の道の駅「田園の里うりゅう」に立ち寄りました。雨竜は私が生まれ育った地で、高校時代まで過ごしました。道の駅でまずは撮れたての果物を…、寄ったのが午後3時頃だったためか、ほとんどが売り切れ。それでもトマトをはじめ野菜を大量に購入。スーパーで買うのと違い、何とも新鮮でおいしい。

 


道の駅には当町在住の写真家・岡本洋典氏のギャラリーが併設されています。雨竜沼の写真他当地の写真がたくさん展示されています。

 


樹氷ですが、大好きな1枚です。この地では真冬に郊外に出れば、かような写真が撮れます。

 


道の駅の横に併設されている「田園アート」、展望デッキの影と重なって幾分見ずらいですが…はて?何が描かれているんでしょうか?

 

大量に野菜果物を買い込んで、次の北竜に向かいます。20分も走ると北竜の街「ひまわりの里」につきます。さすがひまわりを街のシンボルとするだけあって、街路灯はじめいろんなところにひまわりのマークが見られます。シーズが過ぎたと言うこともあって、観光客らしき姿は2-3組しかおりません。それにしても不思議、シーズン中は太陽の方向に向いて、咲き誇っていたいたひまわりが、今は太陽に背を向ています。役目は終わったといわんばかりに…。

 


手入れがされていないために、雑草が生い茂り、蜘蛛の巣が張って…

 


葉も枯れかけ、種の周囲に残った僅かばかりの花びらが哀れを誘う。

 


時折見える観光客も、すでにシーズンオフであることを知っているせいか、さ~と見回してさっさと帰ってしまう。

 

さてひまわりの里をあとにして、沼田町に向かいます。ここで夜高あんどん祭りがどうして沼田町に伝えられたか見ておきます。

<夜高(ようたか)あんどん祭りの由来(沼田町公式HPから転載)>

それは、今をさかのぼること350年前。承応2年(1653年)、越中・砺波の里での出来事でした。
福野村の鎮守の氏神として、伊勢神宮より御分霊を勧請した還宮の行列。御一行は、加賀と越中の国境である具利加羅峠にさしかかったところで日暮れを迎えてしまい、どうにも先へ進めぬようになってしまったのです。
この知らせを飛脚で知った村民達は、手に手に燈火用のあんどんを持って峠へとはせ参じ、村を挙げて奉迎したとか。
これを起源として祭りが生まれ、地元で代々受け継がれてきたということです。
 
そして昭和52年、当町の開拓者・沼田喜三郎翁(明治27年18戸を引き連れ当地に移住した)のふるさと(現在の富山県小矢部市)の松本市長と津沢の有志の方々により、沼田町の開基80年(昭和49年)を喜縁として当町に伝承されたのが「夜高あんどん祭り」。
はるか津沢で灯されたあんどんの灯は、沼田町民の心にも赤々と火を灯しつつ続けております。
 
 
午後5時近くに街につきましたが、祭りは午後1時から始まっていて、会場付近の駐車場は満車。警備員に聞いてやっと公共機関の臨時駐車場の空きスペースに駐車。会場に向かいます。既にあんどんの引き廻しが行われています。
 

薄暮の中、沼田中学校のあんどんが通って行きます。
 
 

同じく沼田中学校のあんどん。続々続いてやって来ます。
 
 

太鼓の連打+夜高節の歌声に合わせ、前列の手持ちあんどんが振り回されます。
 
 
次々と町内団体のあんどんが観客の前で、見得を切ります。
 
 

台車の前の数人が、音頭を取って適宜夜高節を披露します。
 
 
 

観客の拍手にこたえるようにマイクで夜高節を歌い、両隣が拍子木、太鼓で音頭をとります。
 
 

次第に興奮して来ると台上でマイクを握り、拍子木を打ち鳴らして踊りまわります。
 
 

さて時間も経過、午後7時45分、ぶつけ合いのC会場に、二基のあんどんがやって来ます。
 
 

役場のあんどんが入って来ました。後方は自衛隊沼田基地のあんどん、第1回目のぶつけ合いはこの2基で行われます。
 
 

手前が役場の行燈、左が自衛隊の行灯。大きく持ち上げられた台車の先端が、自衛隊の行灯の前部分をぐしゃり。
 
 

すかさず、自衛隊のあんどんは壊れた前部分を取り換え、新しいあんどん(亀甲模様)に付け替えました。二回目のぶつけ合いが行われます。蒸気を吐いて気勢をあげます。
 
 

役場のあんどんの前部分のあんどんがぐしゃり、潰れ具合の良しあしで、今年の米の作況がわかるとか…
 
 
あんどんのぶつけ合いは、3会場(A、B、C)で時間差を置いて交互に行われます。1回目のC会場でのぶつけ合いが終わった時点で、午後8時を過ぎていました。残りの2会場のぶつけ合いも気になりますが、帰宅が遅くなるので会場をあとにしました。
 
なお、昨年もこのあんどんぶつけ合いを見て(撮って)おります。沼田町のホロシン温泉で雨竜町中学校の同期会がおこなわれ、この行事の見学が組み込まれたのです。そしてその時撮った写真が、今年の『交通総合文化展2016年写真部門』に入選が内定したようです(順位等の結果は後日確定)。
 
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アニメのキャラたちが小樽の街を闊歩する

2016-09-01 06:00:00 | 祭り・イベント



                       <アニメのキャラたちが小樽の商店街を闊歩する> 

 

8月27~28日の土日に、第3回「小樽アニメパーティ」が行われました。あいにく、沼田町の「夜高喧嘩行灯祭り」と、土曜の27日は重なり、行けませんでしたが、28日(日)に見てきました。前回のアニメパーティを取り上げたブログでも書きましたが、今一つ開催の趣旨、範囲等が呑み込めません。趣旨はアニメで小樽の街の活性化を図るというものですが、一般市民をどう巻き込むのか?

当日のイベントスケジュール表を貰おうと、本部席の設置されているサンモール一番街ニュー三幸(ここがメイン会場)前のテントで、チラシを下さいというと、パスポート(有料)購入者に限ると、つれない返事。要は金を払わない一般市民には、どこで何が行われているのかわからないということです。近くの立て看板を見ると(下記)、会場が、梁川商店街、都通り商店街、サンモール一番街・ニュー三幸(レストラン)、花銀商店街と、去年の三会場から四会場に増えたようです。梁川商店街、都通り商店街では痛車の展示が行われていますが…

 


実行委員会のHPを覗いたところ、イベントの殆どは本部会場 ニュー三幸の3F4Fで行われているようです。ガンプラやフィギュアー展示、北乃カムイのトークショー等、前年まで一般公開されていたものが、有料公開になったということか。

 


ホテルオーセント前の交差点、市民に交じってコスプレやーが行きかう。右の覆面・超ミニは男か?振り返ってみると見事なTバック(あえて写真は載せません、オェッ!)

 


どういうアニメの主人公たちかわかりませんが、中央の女性は平安朝の衣装のようです。

 


見事なデザインの痛車。八坂加奈子とは…「東方風神録」に出てくるキャラ。

 


遠く道東の釧路から参加した痛車。描かれているのは「初音ミク」

 


ピンクに統一された初音ミク車。覗きこむのは初音ミクに扮したコスプレヤー。

 


シンプルな図柄の痛車。メーテルは銀河鉄道999の主人公の1人。

 


初音ミクが描かれたバイクも登場。

 


こちらは初音ミクが描かれた競技用の自転車。飲み物のボトルも初音ミク。

 

さらに商店街をふらふらしていると色んなアニメの主人公たちに出会います。


ん?どこかで見かけたような?サングラスをしたネズミ小僧?いえいえ、ポケモンGo!のスリーパーです。

 


デズニーアニメに登場するロボット・ベイマックス

 


銀河鉄道のキャラですか?いえちがいます…教えて頂きましたが忘れました。ごめんなさいね。

 

サンモール一番街には協賛展示として、小樽市の消防車、国土交通省管轄下の国道除雪車、自衛隊の装甲車等も展示されてています。前年と同様です。
さてサンモール一番街からさらに南小樽寄りの花銀商店街から音楽とどよめきが聞こえますので、足を向けてみました。新倉屋菓子店の前に仮設のステージが設けられ、舞台上で歌とダンスが披露され、追っかけ隊らしき若者グループがリズムに合わせさかんに踊りをまねています。

 


アイドルグループの追っかけ隊が手を振り飛び跳ねています。

 


こんな張りぼてをかぶったキャラも…

 


会場前を通りかかった通行人のお婆さんはビックリ。えええ、これはなんですか?理解できないような顔つきをしていました。

 


観客もアニメのキャラがあちこちにいましたが…こんなエンゼルが夢に出てきそうで怖~い。一気に疲れが出てきちゃった。

 


ということで、最後は可愛いキャラで締めくくり。「なると」に扮しているのは、世界的なコスプレーヤでもある「コノミ アキラ」さん。カメラを向けると、愉快な仕草をしてくれました。この格好で家に帰ったら、「どちら様ですか?」って、親に言われましたとか。愉快で茶目っ気たっぷりな彼女でした。

 


 

コメント
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